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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784101290218
みんなの感想まとめ
平易な言葉で表現されながらも、深い感情と複雑なテーマを内包した詩が魅力的です。中原中也の作品には、生と死、喜びと悲しみが巧みに交錯しており、時には人間の邪悪さが顔を出すことで、読者をどぎまぎさせる瞬間...
感想・レビュー・書評
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宇宙戦艦ヤマト2199で、古代守が真田さんに借りていた中也の詩集を返すシーンがあった、200年後も中也の文庫本が読まれているのかな、、、
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中原中也の詩は平易な言葉でなんとはなしに書かれているのですが、ちょっと一筋縄ではいかない魅力に溢れています。素直で朴訥としていながら、ふと人間の邪悪なものが顔を出して、どぎまぎしてしまう、しかもその言葉の彼岸には汲むことのできない闇が広がっていて呆然とするのです。
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「ホラホラ、これが僕の骨だ
生きていた時の苦労にみちた
あのけがらわしい肉を破って
しらじらと雨に洗われ、
ヌックと出た、骨の尖(さき)。
……生きていた時に
これが食堂の雑踏の中に、
座っていたこともある、
みつばのおしたしを食っていたこともある、
と思えばなんとも可笑しい。
ホラホラ、これが僕の骨――
見ているのは僕? 可笑しなことだ。
霊魂はあとに残って、
また骨の処にやってきて、
見ているのかしら?」 (「骨」――『ありし日の歌』)
「……僕は人間が笑ふということは、
人間が憎悪を貯めているからだと知った。
人間が口を開(あ)くと、
蝦茶色の憎悪がわあッと跳び出して来る。
みんな貯まっている憎悪のために、
色々な喜劇を演ずるのだ。
ただその喜劇を喜劇と感ずる人と、
極く当然の事と感ずる馬鹿者との差異があるだけだ」 (「悲しい歌」――未刊)
彼の作品のここかしこに死(と生)が横たわっていて、まるで親しい友人のようにしっくり馴染んでいます。彼が8歳のころに夭逝した弟や失った愛児への尽きない喪失感が影響しているのかもしれません。悲しみはある一線を越えてしまうと、人は治ゆしがたいなにものかを損なってしまう。でもだからといって暗いだけの作品ではないところが素晴らしい。
あちらの世界とこちらの世界を行きつ戻りつしている詩人に、必然的にそなわる諦念や可笑しみのようなものを秘めているところが最大の魅力です。
ゆあーん ゆよーん 行きつ戻りつするサーカスの空中ブランコのように、彼の魂が、けだるく揺れているよう。ときには詩人ランボーのように躍り上がる感情やこの世の不条理を秘めながら、それでもどこか幻想的で不気味な静寂が広がっています。
とても不思議な詩人です。これからも繰り返し読んでみたい♪ -
私が読んだものとは違うけれど一番内容が似ていたので登録させてもらった。やはり「サーカス」はいい。「ゆよーんゆやーんゆよゆやん」がとてもいい。空中ブランコの揺れている感じがとても良く伝わる。あと「臨終」の「この魂はいかにとなるか?うすらぎて空となるか?」を読んだときの感動がすごかった。そこまでこの詩は有名でない(あまり「サーカス」とかよりメジャーではない?)けれど、これを読んだとき泣きそうになった。頭の中に魂が煙草の煙の様に空に消えていく様子が浮かんできた。その他にも亡き子文也を歎く詩に感動した。たくさんあるけれどどれも子を亡くした親の気持ちがよく伝わってくると思う。「詩」というものは昔から意味がわからないから嫌いだった。でもこれらの詩を読んで、詩の素晴らしさに気づくことができた。私は、私なりに詩を解釈していける様にしたい。好きな作品「サーカス」「臨終」「骨」「汚れつちまつた悲しみに」
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ほとんどの詩が綺麗な言葉の連なりというより慟哭に近い力強さと危うさをはらんでいて作者のことが心配になった。相当に繊細な人物であり、言葉に対して鋭敏な感覚を持っていたのだろう。例えばツイッターでもnoteでもエッセーでもなんでもいいのだけど、同じ内容のことが書かれていても、その人の言い回しによって妙に引き付けられる文章というものがある。それが言葉の選び方によるものなのか、言葉の置き方によるものなのか、それともそれ以外の何らかの理由によるものなのか、私にはわからないのだけど、中原中也の詩には強烈に引き寄せられる引力みたいなものがある気がした。自分も真似してみたくなるような、自分の中にもその感覚や技術を溶け込ませたくなるような。そういう唯一無二性。
太宰治なんかと近い自分を道化とする態度。自尊心。根底にある深い悲しみ。ある詩では中原の心の清さが現れているかと思えば、またある詩では異様なほどの失意と邪悪さが感じられ、これだけ感性が鋭敏だとやっぱり相当生きづらかっただろうなと凡人の私なんかは読んでいて思う。きっと、これだけ違う言葉を、違う感覚を、違う空白を持っていたのなら、見える景色さえ違っていたんじゃないだろうか。詩集を読むことで、その視線の一端を知ることができてよかった。
というところまで書いて思い出したのだけど、私むかーしむかしに中原中也の詩集読んだことありました。その時に「在りし日の歌」の「骨」を読んで妙に気に入ったんだった。自分の骨を見ている死んだ自分、という彼岸よりの視点で詠われた詩を。どうして忘れてたんだろう。 -
教科書で「サーカス」に触れて以来、一推しの詩人である中原中也。
声に出して読みたくなる詩が多いのもひとつの魅力だなと思います。 -
自分のこと、身近にある風景、季節の移り変わり、世の中のことなどを、すごく繊細に感じ取って、嘆いたり、お道化たり、嘲笑したり…
いたるところに郷愁が漂っていて、その独特な言い回しに、共感してしまった。
悩み多き若者の詩なんだなぁと思う。
書いても書いても書ききれないというもどかしさを感じます。 -
一夜分の歴史
夏が来た
断片昏睡
冷酷の歌
蜻蛉に寄す
春宵感懐
幸福
盲目の秋
当たり前の事に気がつくのにどれ程の歳月を要するのかと思う。
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郷里の詩人中原中也、抒情豊かな多くの詩は荒地派の詩人達にも負けない。
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私はその日人生に、
椅子を失くした。
港市の秋の一節。
なんて重たく、拠り所を失ったような言葉なんだ。 -
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詩
音を通して歌詞を通して体験することが多かったが、言葉のみで世界観を感じるのは新鮮だった。
詩を声に出して読む時に独特のリズム、語感を感じれたとは思う。情景がありありとは浮かばないが、中原中也の世界観(孤独、悲しみ)はひしひしと伝わってきた。
もう少し詩を勉強したい。
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一篇の詩、一つの言葉に
心打たれるものがある
こんなに優しくて、愛情深い人がいるのか -
冬の夜に薄っぺらな毛布を引っ掛けてほの暗い部屋の隅で読む。
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死に関連した死が多い。「月の光」がよかった。若くして語彙が豊富。2025.10.25
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なかなか詩のこころを理解できないわたし
あとがきの解説を読んだらそういうね...?ということはわかったけど、詩ってそういうものなのか?理想をもちすぎてるのかもしれない
いっぺんいっぺん書き出してこれはこういうこと?という投げかけをして考えるのならば面白いかもしれないけど、そんな時間、ない。
骨だとかお道化うたは面白いとおもったがそれは詩人がこんなこといいだすんだという意味わからないものからの理解しやすい文がきたからでは?と延々と詩というものは理解が難しいと思ったことに変わりはなかった。 -
なんか、全体的にほの暗い。暗い、静か、悲しげだった。
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自分の陰鬱と日常を結びつけたことで悲しみから逃げられなくなってしまった感じ、神聖視しすぎてより苦しみが増すような恋愛観。
僕も似た感じの感覚あるからか、詩とかまだ読みなれてないけど、とても感情が伝わってきた。 -
『山羊の歌』と『在りし日の歌』がまるごと収録されているので、中原中也の考え方や感情の変化を読み比べて楽しめる。未刊詩篇のチョイスも良い。
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ゆきてかへりぬを読んでからだったので、長谷川泰子さんのこと歌ってるんだろうなと思われる詩がちらほらあって感動してしまった。萩原朔太郎の詩は、読んで(声に出して)魅力が分かると思ったけど、中原中也の詩は、目で追うだけで心情が伝わる気がした。「サーカス」「黄昏」「盲目の秋」「雪の宵」が特に気に入りました!
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NHKの子供番組で中原中也の「サーカス」の詩に曲をつけていたのを気になったのがキッカケで購入。詩集は金子みすゞしか読んだことがなく、中原中也の世界へ入って行くのが少し苦労しました。中也の経歴や人となりを頭に入れてから読み始めると多少スムーズになった気がします。
中也の詩のイメージは繊細さ、心の揺れ。ですが気に入った「湖上」という詩は優しい女性的な詩で驚きました。その他、「骨」や「一つのメルヘン」も印象的でした。
ずっと手元に置き、気が向いた時にまた読み返したいと思います。
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著者プロフィール
中原中也の作品
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感想 :

なんと タイムリー
昨日、坂口安吾読んでいて……
嬉しすぎます… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
やば...
なんと タイムリー
昨日、坂口安吾読んでいて……
嬉しすぎます… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
やばいでしょ
友達が、太宰治の事が好きやからこそ出る台詞よなって言ってましたけど。
命がけ!文ストのイケメン化は凄いですが、...
友達が、太宰治の事が好きやからこそ出る台詞よなって言ってましたけど。
命がけ!文ストのイケメン化は凄いですが、やっぱり京極さんのイケオジ化に度肝を抜きましたね…
小声だけど…
小声だけど…