おめでとう (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 240
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101292328

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃から食べ物の描写が巧い作品に弱い。
    川上弘美の作品はさほど読んでいないが、その中で一番印象に残っているのは彼女の代表作「センセイの鞄」。作品そのものの雰囲気も勿論だが、何よりの理由は「おいしそうだから」だった。
    今作も、冒頭の作品に出てくる「生蛸をむつむつと噛む」という表現に感心してしまった。「むつむつ」。こう書かれてしまうと、あの蛸の食感は「むつむつ」としか表現しようがなくなってしまう。この言葉が頭から離れなくなり、翌日うっかり生蛸の刺身を買ってしまったほどだ。

    何だか「むつむつ」のことばかり書いてしまったが、作品自体も好みのものが多かった。文章が綺麗なので読んでいて心地いい。
    気に入ったのは「夜の子供」と「冬一日」。

  • 色んな気持ちの短編集

    川上さんの小説には[ピンキリ]みたいな揺れ幅がなく、突飛な流れも怒りも悲しみも仕方なさも緩やかに描かれているために物足りなさを覚える方もいるかもしれないけれど
    私は好き

    <冷たいのが好き…から引用>

    (心に)こちんとくる=

    「カチン、みたいに、陰性の雰囲気はないの。ただ、当たるだけ。
    当たって、やな感じになるときもあるし、いい感じになるときもあるから」

    …川上弘美作品のこういう感性が、たまらない

  • 短編集。

  • 12話

  • 幸せの永遠を願っても、悲しみの収束を願っても、生き続ける限り、ゆく川の流れは絶えずして……なのであることよ。
    動じずにいたいものだけど、うまくいかないなぁ。

  • 独特の世界観。
    やわらかな感じがする。
    嫌いな感じではなかったのだけど
    途中で飽きてしまった。
    読む時期が悪かったかも。
    もう少し余裕のあるときに
    ゆったり読めば良かった。

  • 途中で飽きてしまった。

  • いい年した女の人の話達。
    普通なんだか非日常なんだか。
    でもどれものほほんとした感じでした。

  • 川上さんの短編は唐突に終わる。今回は断片的すぎて物足りなかったかも。。私は結構長編のが好きかもしれません。

  • 2013 1/1

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著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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