どこから行っても遠い町 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1867
レビュー : 210
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101292410

感想・レビュー・書評

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  • 知人に勧められて読んだけれども、私にはいまひとつだった。
    それぞれ別の短編集のようで、その主人公たちがなんとなく繋がっている。そんな設定。
    私にはその主人公たちがそれほど魅力的ではなかった。

    川上弘美さんのこと、別の人も推していたからもう一冊読んでみようか悩むところ。

  • 都心から電車で20分ほどの場所にある商店街のある街。
    そこに関わる様々な人のストーリーを短編集で物語っていく。

    下町のような風景描写があり、でも下町らしいストーリーがあるわけでもないため、様子を頭に思い浮かべることができず、すっと自分の中に入ってこなかった。

  • なんというか、いつも川上さんの本には期待しすぎてしまう気がする。
    なんというか、思ったよりなにも起こらないし、淡々としていて、まるでフランス映画のような読後感にいつも物足りない気持ちになる。

    このものたりなさこそ川上さんなのかも。

  • 小さな町の商店街を中心に、その町で暮らす人々の心の内を綴った連作集だった。

    これと言って心を打たれるものもなく
    これと言って心に残る作品もなく・・・。

    なんかスッキリしない、靄がかかったような読後感だった。作者はこの作品で何を伝えたかったのか・・・・。
    私には読み取ることが出来なかった。

  • ぼんやり。だらだら。淡々。平ら。すかすか。
    こんな印象。悪くはないけど、なんだかなあ、という。ぼけーっと読んで終わる感じが求めているものとは違う気がしてきた。この作家の本は2冊目だけどもう次はないかな。

    登場人物が実年齢より若く見える。言動が稚拙というか、子供も大人も全員おんなじ歳って感じ。

    『小屋のある屋上』
    「〜かしらん。」という言い回しに鳥肌が立った。一番合わない主人公。

    『長い夜の紅茶』
    嫁と姑。旦那より姑の方に先に心を動かされて好意を持ってるのがおもしろかった。
    自分がない人とズケズケ物を言う人との相性は良い。

    『濡れたおんなの慕情』
    「坂田って、家庭内セックスが好き?」「森園あけみ」「おまえ、おれの恋人なんだって」「ああ、もう」
    森園あけみの問いが実現しそうだな。
    結局金を持ち逃げされていやまあわかってたけどねとやれやれエンドじゃなくてよかった。
    東大中退する人って実際いるんだろうけど、意地でもしがみつく側の人種からするとそれでいいのかといいたくなる。

    『貝殻のある飾り窓』
    「長い夜の〜」もそうだけど、おばあさんとおばさんのやり取りと距離間がいい感じだ。
    一緒に暮らせばよかったのにと思ったが、一緒に暮らすにしろ別れるにしろ違う自分になれる点は変わらず、別れた方が自立できる。

    『どこから行っても遠い町』
    表題作だから期待したら無気力不倫男がぼお…っとしてるだけだった。『誰もおれを罰してくれない。おれがおれを罰することしかできない』罰するも何もこいつの罪と言えば不倫だろうけど、特に波風立ててないし、そんな大層な罪なんてないのに何を浸ってるんだ。

    何作か読み飛ばしたけど、上記は一応読んだ。

  • 11話から成る短編集。
    最終話が一番川上弘美っぽさが出た文章で、ふわふわして読みづらい(誉め言葉)。それまでの話は最終話の死生感を書くための長い前振りだったとわかる。前振りがあって初めて成り立つんだけど、まー長かった。退屈な話が延々と続いて、苦行だった。後書きにも書いてあるとおり、読了してからもう一度読みたくなる構成なんだけど、ちょっとその気力はないわ。
    全体的に湿っぽい。

  • 一貫して同じような話だから微妙かなー

  • うまくまとまっているだけ。話自体に惹かれるものはなかった。

  • とある商店街を舞台にした連作短編集。ありふれた下町の人々のそれぞれの日常。あの人もこの人も、みんなそれぞれ色んな人生を送ってる。そんな感じの印象の本です。

  • 人にあげてもいいかな

著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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