読み解かれるD クロニクル・アラウンド・ザ・クロック III (新潮文庫)
- 新潮社 (2014年1月29日発売)
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感想 : 15件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784101292748
みんなの感想まとめ
音楽とミステリーが巧みに絡み合う物語が展開され、特にロックバンド「爛漫」の成長と活動がリアルに描かれています。作者の音楽への深い愛情と知識が反映されており、まるで実在のバンドを見ているかのような感覚を...
感想・レビュー・書評
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暫くの時間が空いての書き下ろし音楽小説の最終巻。
かなり待ち遠しかった作品。
あらすじを云々はアレなので割愛しますが、今作の
音楽パートのメインとなる、ロックバンド「爛漫」の
活動が描かれる様は、売れかけたバンドとしては
割とありきたりな道筋を辿っていくのですが、
作者の音楽への愛情と知識が付け焼き刃や、薄っぺらい
イメージで書いたものでは無いため、非常にリアル。
本当に存在しているバンドが辿っていく道筋を見てるような
錯覚に陥ります。
自分がこの「爛漫」が紡ぐロックを好きかどうかは分からないですが、
何となく実際のバンドに置き換えると...うーんジャックス辺りを
イメージしますねw。
もう一方のミステリパートはオープンDなる人物のしっぽを
淡々と追いつめる展開。個人的にはロックパートが面白過ぎて
ミステリとの融合はなくても十二分に楽しめた作品なので
ミステリ部分については...正直真相などあまり重要ではないw。
人気やセールス的には名作「ブラバン」の方が分かり易いのかもしれませんが
ここまで自分が読んできたロック小説の中で一番面白く時間が過ぎた、
津原氏の代表作と言っていいシリーズだったのではないでしょうか。
ラストの解説は・・・まさかの「村下孝蔵」!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロックバンド「爛漫」がいよいよ復活!?そばにいたひとがどんどんいなくなってしまうことに呆然としながらも、自分のできることを探していく主人公……だけど、変わらないところは変わらないですね(^^;そこがいいんですけど。音楽+ミステリですが、今回はややミステリの方が強めかな。この自意識過剰なところとエキセントリックがありつつも、すきすぎない雰囲気が絶妙で好きだなあ、この雰囲気。
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くれないは老成していたのではなく突っ張っていたのだ。
それが成長を経ることで事後的にわかってきたのが感慨深い。
血縁を重要なファクターにするのはやや作品としては寂しいものがあるが、
青春を描くのにはいいのだろうね。 -
勝手に「大仕掛け」を期待していたので、あれ?という感じ。津原作品なのだからして一筋縄ではいかないだろうと身構えていて、また第一作のあとがきが思わせぶりだったんだよねえ。これは「少女小説作家津原やすみ」と「ベーシスト津原泰水」のファンに向けて津原泰水さんがサービス精神を発揮したもの、と考えた方がいいのだろう。
あれこれ気を回さずに一作目から読み返している途中なのだが、いやあ、これってキュートな恋愛ものなのね。やっとわかりました。 -
面白かった。どんな結末になるのか、本当にハラハラしたのは久しぶり。この著者の初期作品、少女小説時代を彷彿とさせる文体や展開も良かったです。赤羽根菊子とか岡村五月とか懐かしい名前。。
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爛漫たる爛漫
バンドもの、ということもあって目に止まった一巻を購入
最後を読んだときに続編がありそうだなと思ってそのまま放置していたのだが、本屋にて二、三巻を発見し、購入
最初読んだ時、ボーカリストの死って言うのがフジファブリックと被ってしまって(全く作品と関係ないが)イメージとしてはそれで読んでました。
最後、曖昧に終わった箇所もあって少し不満ですね -
「クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」3部作、最終巻。
ロックパートは並々ならぬ愛着を感じるストーリー展開、並行するミステリパート、うーん素っ気無すぎて消化不良。ページがもっとあれば。もっと読みたかったということなのね、ということでスピンオフに期待。 -
2月16日読了。図書館。
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ようやく三部作の完結編。1作目と2作目が個人的にはそこまではまらなかったので、逆に完結のこの3作目で、どんでん返しでどんなカタルシスを用意してくれているかと期待していたのですけども。意外と淡々と終わってしまった印象。
ミステリの王道ともいうべき、最後に真犯人が刑事や事件の関係者を前に滔々と事件の経緯や動機を語り、すべてが腑に落ちた、すっきり!!という展開を求めていたわけれはないけれど、え?これで終わっちゃうんだ?というあっけなさ。
真犯人もなんとなく判明したものの追い詰めるでもなく放置したままで、最後の重大なアクションはテレビのニュースや伝聞のみなので、ああやっと解決した!という爽快感は一切なし。ラノベっぽいのは文体だけで、ある意味渋いというか、大人むけというか。
「ミステリ史に残る感動のラストシーン!」的な大仰な帯の煽りも個人的には逆効果でした(期待しすぎたので)。ヒロインのくれないが、あまり自分の好きなタイプではないから感情移入しきれなかったのも大きいかも。
余談ですが前作で唐突に登場したので勝手に怪しいと思っていた岡村五月は、単に作者の少女小説時代からの古いキャラクターだったようで、思わせぶりで怪しいと思ったセリフも、単に昔の読者へのファンサービスだったようです。知らない読者にとってはただまぎらわしいだけでした(苦笑)。 -
青春ロックミステリー小説
3作よりなる『クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII』シリーズの第3作、完結篇『『読み解かれるD』!
人気ロックバンド爛漫(らんまん)のボーカルのニッチこと新渡戸利夫の急遽から始まる『爛漫たる爛漫』が第一作。
事件が事件を呼び、バンドの変遷や個人の成長、そして、犯人追跡/真犯人登場、事件の真相へと突き進む。
犯人と主人公の背景が明らかになる中、二人の駆け引きがなされる。
正直いうと、もう少し精密であってもよいかと思った(このキャラクタ達にもっと付き合いたいという、良い意味で)。
作者はスピンアウトの構想も練っているようなので、この三部作からさらにまた物語が派生することを期待したい!
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【内容(「BOOK」データベースより)】
レオが、アルコール依存症に陥っていることが発覚した。ギタリストを失った“爛漫”は、新たな形態を取り、存続することに。そのような中、岩倉理が、向田くれないの出生について、語り始めた―。それぞれの音楽を求め、彼らはもがき続ける。そして、真犯人“オープンD”が遂にその全貌を現す。ロックバンドよ、永遠なれ!エンターテインメントに新たな地平を拓く年代記。完結篇。
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【目次】
A
B
Coda
あとがき
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クロニック・アラウンド・ザ・クロック完結編。
IIのラストはどんなだったか……と思いながら読み始めたが、読んでいるうちに思い出して来た。
ラストは割とあっさりした印象で、少女小説を書いていた『津原やすみ』時代はこんな感じだったのかな、と思わせる。 -
とりあえず一気読み。三部作最終章。すっきりという終わりではないけれどこの後の日常を想像しやすいラストでした。くれないも鋭夫くんもかわいいー
著者プロフィール
津原泰水の作品
