クレオパトラ (上) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2002年5月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784101293141

感想・レビュー・書評

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  • 生々しく人間臭い宮尾登美子版「クレオパトラ」
    悪女、強い女王としてでなく、女として描かれていて昔観たリズ主演のハリウッド映画よりは幼い感じがした。
    下巻へと読み進めたい。

  • 時代が古すぎて、当時の慣習に引くところもありますが、歴史に大きな影響を与えた絶世の美女の人生、面白いです。上巻ではカエサルとラブラブですが、下巻はアントニーに移るということで、続きが楽しみです。

  • 宮尾登美子の平成の作品
    (1993年連載開始、文庫の刊行は2002年)

    クレオパトラの宮殿逃亡から始まり、内戦の終結、女王戴冠、ローマ将軍たちとの駆け引き・恋愛、の上巻。


    クレオパトラとシーザーが結びつくことをまったく忘れていて驚いた。
    創作かと勘ぐってしまうほど、エジプト・ローマ史って面白い。
    覚えるのは超大変だったが。

    クレオパトラが思ったより才覚を発揮する感じではないのが残念だけれど(「篤姫」比)、そのぶんとても身近に感じられる。
    また 絶世の美女と想像するだけで画が映えるから、読みがいがある。
    しかし戦争がメインの時代では いかなクレオパトラでも、神に祈りを捧げ、家を守り、子を産むのが主な役目になってしまうんだな。
    やっぱりそれが自然なんだな。

    舟や砂漠、神殿、図書館、諸外国との絶え間ない戦、活発な貿易などなど、古代エジプトは日本の古代とは似ても似つかないスケールの大きさで、この雰囲気を味わえるだけでも読んでよかった。
    何より日本語の小説として読めること(しかも宮尾登美子著!)が幸せだ。
    クレオパトラもシーザーも、現代日本人に通ずるふつうの感情をもった生身の人間だったことを実感できるのが、伝記にない小説の良さ。

  • 上巻 読了。
    クレオパトラ、好きになります。

    絶世の美女。悪女名高きクレオパトラ。
    どんなに恐ろしい女性かと思いきや、いやいや、とんでもない。読み進めるうちに、純粋で知的で正義感の強い少女がそこにいました。
    宮尾登美子さんの読みやすい文体にも引き込まれます。

    下巻は、愛と戦乱、政争の渦にますます巻き込まれていくのでしょう。楽しみです。。。
    

  • 紀元前1世紀のエジプトに君臨した女王クレオパトラの一生を描く。
    世界史に疎い私は、恥ずかしながら彼女がここまで大国エジプトの唯一無二の存在として君臨していたとは知らなかった。そしてローマの将軍ジュリアス・シーザーや、その部下でシーザー亡き後ローマ軍を率いたアントニーとの関係も知らなかったので、この本を読んでようやくあの「クレオパトラの鼻があと○センチ低かったら歴史は変わっていただろう」(だったかな?)という言葉の意味を理解した。古代の女王として伝説化し、輪郭のぼやけがちなクレオパトラを、ここまで鮮明に生身の女として読者にイメージさせるとは、さすがである。常に死と隣り合わせの人生は嫌だけど、アポロドロスのような男性に傅かれる気分を味わってみたいものだ。

  • クレオパトラの時代を題材にしたフィクション要素を含むレポートという課題が出され、参考にしたいと思って軽い気持ちで取り寄せたのだけど、とても面白くて課題そっちのけでのめり込んで読んだ。
    文章を読むだけでエジプトの富と美の煌びやかさが鮮やかに目に浮かぶ。
    解釈の違いによってクレオパトラ像はこんなに変わるんだなあ。

  • 久しぶりに一気読みしたよね。

    2017_006-007【読了メモ】(170408 22:30) 宮尾登美子『クレオパトラ』(上下)/新潮文庫

  • 先日女王と女神展に行ったので、なんとなく思い立って読んでみた。
    読めば読むほどほとんど名前しか知らないんだなと思い知った。もっと偉業を成し遂げた人なのだと勝手に思っていた。まだ上巻なのでこれから?しかし読み終えるまでもなく相当若くしてこの世を去ることはわかっていて、上巻の時点で既に成人して子供もいるので、下巻はどうなるのか気になる。
    他の兄弟がことごとく統治者としては不適格な人間として描かれる中、教育係に恵まれて素直で聡明に育ったクレオパトラが、どんな統治者になるのかと思いきや、シーザーとの恋愛にかまけ中というところで終わっていて、エジプト国民じゃないけど大丈夫かと不安になってしまう。

  • 作者・宮尾登美子さんが好きで、
    この本を手に取りました。
    天障院篤姫 が良かったので、
    同じ女性をテーマにした作品ということで
    期待して読み始めましたが・・・こちらも良かった!

    王家に生まれた少女の
    王女になるまでの心の変化が丁寧に書かれており
    容易に物語に入り込むことができました。

    恥ずかしいことに、
    クレオパトラについては世界三大美女としか
    知らなかったので史実にも単純に驚きました。

    シーザリオンの出生など、
    話の盛り上がりの途中で「~だったのかもしれない」というような一文がところどころにあり、物語に入り込みすぎてフィクションととらえてしまいそうになるのを助けられた。

  • 初めて宮尾登美子の作品を読んだ。

    よく読むある文章が、彼女の文体ととてもよく似ていて、ああ、宮尾登美子に影響を受けたんだな、と思った。むしろ、真似ってほど、そっくり。

  • 4101293147  447p 2002・6・1 ?

  • @2009/11/15
    アポロドロスの一途な恋に泣ける・・・
    絶対に叶わない主従の恋だから余計切ないんだなぁ・・・

  • こういうクレオパトラもありなのか。
    私の勝手な想像ではもっと情熱的で、しかも悧巧な女なのだけど。
    情熱的なのと感情的なのは違うと思うんだが。
    けれど本来、戦なんていうのは私利私欲の感情だけで生じるものであり、
    勝者が後から大義をくっつけるものなのかも。

  • 面白いってば。乙女。

  • 2008/3/16

  • ただ生きることと、生き抜くことの違いかな。

  • ただ今本屋さんに注文中です。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮尾登美子の作品

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