銀のみち一条 下 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101296203

感想・レビュー・書評

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  • 2018年5月5日、読み始め。
    2018年5月20日、読了。

    著者の作品を読むのは、初めてである。
    この作品を読んで、まず思ったのは、文学的というか、詩的というか、表現の美しさが際立っている。
    適当にめくってみても、詩的な表現にあたる位、各所に美しい表現が見られる。
    例えば、408頁。
    「言葉は鉱石のように冷えていく」と。

  • 明治そして大正時代初期が時代設定になっているとはいえ、世間の無責任な言動や噂話、絶えることのない好奇心は現代においてもまた同じことか。登場人物である三人の女性たちに降りかかる無情ともいえる試練・不幸。こうした難局の中で、彼女たちはそれぞれ、どうのような「一条のみち」を見い出し、進んでいくのか。生野銀山の痕跡に足を運んでみたくなった。

  • ああ読み終わってしまったというのが、一番最初の感想。もう少し、この物語の中にいたかった。芳野最期を見たかった。「惻隠の情」を胸に、最期は何を想うのだろうか。自らに誇り高く生き切るのかなぁ。雷太みたいな男への憧れももちろんあるけれど、芳野みたいな生き方にも憧れてしまう。うーむ、やはり前世は女なのか、自分。

  • 3人の女性を中心に描かれた小説で 生野銀山を舞台に様々な人生模様を織りなす 壮大な物語であった

  • 後半の方が面白かった

  • 時代や状況に振り回される中、それぞれが「直利」を通して再生していく姿が清々しい。「何をするために産まれてきたのか」なんだか後半は胸にグサグサくる言葉ばかりでした。

  • 女として虐げられた不自由な時代に、閉鎖された社会の中でそれでも自分らしい生き方を見出そうとして必死に生きる3人の女性たち。玉岡かおるの描く女性の強さ、たくましさにはいつも脱帽させられる思いです。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『姫君の賦 千姫流流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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