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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784101296210
作品紹介・あらすじ
明治半ば、播州(兵庫県南部)小野藩最後の藩主の娘として生まれた一柳満喜子。封建的な家で育った満喜子だが、平民の通う女学校に進んで、アメリカ人教師から英語やキリスト教の精神を教えられ、神戸女学院では音楽を学ぶ。乳兄弟の佑之進との恋は実らず、傷心の彼女はアメリカに留学することに……。運命に翻弄されながらも、自らの人生を切り開いていった女の姿を描く感動の大作。
みんなの感想まとめ
運命に翻弄されながら自らの人生を切り開こうと奮闘する女性の姿が描かれた作品です。主人公の満喜子は、封建的な家に生まれながらも、平民の学校で学び、英語やキリスト教に触れることで新たな視野を得ます。彼女の...
感想・レビュー・書評
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ゴールデンウィークに滋賀旅行で近江八幡にも訪れると話したら友人がヴォーリズ建築を見てきてと、この本を貸してくれました。華族の満喜子は平民の通う学校に通い英語にも堪能で、日本の身分制度に嫌気がさしていた。同じ身分の者としか結婚できないが、乳兄弟の祐之進への想いもある。封建的な父親の庇護から逃れるため、人生を切り開こうともがく日々が描かれます。ヴォーリズとはまだ出逢いませんが、自分の立場を憎みつつも何もできないもどかしさに苦しむ姿が、まだ100年ほど前のことだと思うと、先人の中のこのような女性が今に繋がっているのかと感嘆しました。
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2016/5/8読了
一気に読みました。
廣岡浅子・津田梅子も、少なからず主人公に影響を及ぼし、自分の力で考え生き抜いた明治の女性ががえがかれています。 -
明治から昭和を駆け抜けた夫婦の大河小説。
ハラハラドキドキはないけど、この時代を生き抜いて様々な大切なものを今の時代に残してくれた偉人に感謝。
元華族の満喜子もすごいけど、天皇=『国民の象徴』説を最初に唱えたのが外国人であるヴォーリズであったというのが一番の驚き。
2015/02 -
母の書棚にあった文庫本で、表紙絵もタイトルもまったく興味を示さなかったのだが、書棚の本を全部読み尽くすという目標だったので消化作業がてらに読んでみてびっくりした。
大名がのちの子爵となった一柳末徳の娘満喜子とアメリカからの宣教師ウィリアム・メレル・ヴォーリズとの史実の物語で、ちょうどこの本の前に『秘色の契り』『大盗禅師』と江戸末期の話を読んだ後なので実に偶然にもその後の日本の話に繋がりすっと当時の時代に馴染めた。藩主の娘、すなわち姫然として育てられすべてに型通りに生かせようとする父に反発するもその才能を活かせずいじいじと社会にも恋路にも二の足を踏んでばかりで前に進めない”跪座”の状態の主人公の、当時の女性特有の気苦労にやるせなくなってしまう。何度ものちの”運命の人”とのすれ違いがあり、期待させては肩透かしにあいながら、上巻は佑之進との恋が破れ小心のまま夢見たアメリカの大地へと旅立つ。恋や人生のライバル、また親元を離れた主人公の生活の面倒を見守る大阪商人のおかみさんからの「負けんとき」が、そのままタイトルとなり、その言葉が日本の女性の人権と社会進出を後押しすることになり、消化のつもりで読み始めた本がこれほど熱い物語だったとは反省するしかない。勢いそのまま下巻へ続く。 -
たまに主語がわからなかったり、意味が理解できない文があったりして、そこで躓いて2・3回読むもやっぱりわからない、という箇所がたまにあったり、主人公満喜子の目が大きいことをそんなに何回も書かなくても、て気になる箇所はあるけど、話が本当に面白い。
あと初めの方の父の暴挙…実在の人なのでそこまで書かなくても、と嫌悪感を抱いたが、少し読み進めると、それに耐えた母の偉大さがより伝わり、その後につながっていく描写だったのだと納得。
広岡浅子が出てくることは想像できていたけど、なんと津田梅子や山川捨松まで出てくるとは!これで序盤から気持ちも盛り上がり。
広岡浅子の活躍も読めれば、と思っていたら、登場シーンも多くて嬉しい限り。
満喜子がお嬢様がゆえに言いたいことやしたいことがあっても堪えたりすることが多いけど、それに対してもどかしさを感じないのは、将来の活躍を知っているからか、それともその時に必要な行動を取ることのできる強さを感じるからか。
初恋の相手とはうまくいかないことはこれもわかっていたことだけど、単に身分の差で悲恋に終わったと思いきや、そうきたか…。史実なんだろうか、でも話の展開がうまいし、失意の中アメリカ留学に向かうところで上巻が終わるのもとてもよい。 -
ネタバレ/下有劇情
【8.5/10】
為了看重源×快慶的傑作設計淨土寺阿彌陀三尊,兩年前曾經去了一趟小野。印象中的田園風景與私鐵的鐵道橋,還有大量存在的溜池,和盛夏七月底炎熱無比好像沒有盡頭的田間小路,然後是陰暗的阿彌陀堂中透過無數溜池反射而來,偶然的雲間縫隙中投射在三尊像上那道堅決而慈愛的光芒,讓漫長疫情期間曾一度絕望地認為可能沒有去小野參拜的機會的自己,那一瞬間被救贖了。那趟遠道的旅行,在那個午後,偶然在參觀完鄉土博物館後看了一下附近的石碑,上面記載著曾經的歷史一柳藩,當時讀完說明也無特別留意,然而小野,就在這本書中登場了,讓那個午後的風光突然變得特別鮮明。
在曾看了好幾間ヴォーリズ建築之後,才在近江八幡才認識了這個ヴォーリズ名字。前陣子正好參觀ヴォーリズ的東華菜館跟駒井宅、神戶女學院大學,發現居然有以ヴォーリズ的主角的小說,正準備借來看,之前在今津的ヴォーリズ資料館中看到這本小說以太太也是主角的樣子,決定優先借這本來看,實際上也是一部蠻好的作品。果然是女性作家,剛對男性作家筆下呆版的美女感到不耐時,換成讀這部對女性心理的描寫地絲絲入扣,感到甚為滿意,也因為是女性作家才能從這個角度描寫這段故事吧。
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主人公一柳滿喜子,父親是一萬石無城大名(小野藩)一柳末德,是從綾部藩九鬼家(關原之戰屬西軍所以戰後堂堂水軍被丟到山中去)來當養子。生為華族而且為武家,非常不自由,陰暗沉鬱的家風,父親為絕對獨裁的存在,並且可以任意染指周圍的女性,而女人只能是遵從的存在沒有自我。滿喜子幼年照顧她的ねえや(ナツ)就被強暴納為側室,目擊這件事在她心中留下陰影,自己母親榮子對於必須與丈夫的妻妾、子女同居也感到痛苦。年幼時母親就過世,因此她對於母親榮子是怎麼樣的人記憶並不深,是姊姊、學校的師長日後告訴她,母親對於女人悲慘的境遇感到非常痛苦而寄情宗教,也認為女性一定要受教育因此親自選擇女兒的學校,甚至還曾經與神戶女學院矢島院長一起抵死上建白書要求一夫一妻制。成長過程中滿喜子漸漸了解到母親的心情,看自己的姊姊喜久子嫁給森家(姊姊說不是只有動手動腳才叫暴力,這段話真可怕)但是依然是妻妾同居造成她精神崩潰背離緣,滿喜子對於女人之後只能有婚姻一途、而且一定是家長自己決定,再加上華族的婚姻必須宮內省認可,對這個前途感到非常不安,但又沒有抗拒的行動力。
末德決定要從東京搬回關西休養,小野當地的豪商斯波與七郎替他們安排住在明石。滿喜子也只能跟著父親一起從東京搬離,舉家遷回關西的路上在加島屋逗留。淺子是當時女性們的偶像,開明且自由的家風跟武家這種沉鬱閉鎖的生活大相逕庭、淺子和信五郎之間的平等關係也讓滿喜子大受刺激。正好二哥惠三到加島屋廣岡家當信五郎、淺子的養子,而滿喜子已經沒有女學校可以讓她當作逃婚的藉口,因此滿喜子就找藉口說要當二哥小孩的女教師,在加島屋住下。
滿喜子的乳兄弟斯波佑之進(姊姊就是被強納為側室的ナツ)在養父的支援下要渡美去念建築,兩人相處一直視滿喜子為上佑之進為下,但漸漸地兩人心中開始有著淡淡的戀情,佑之進也鼓勵不知前途應何去何從的滿喜子,現在是跪座的狀態,總有一天可以起立(獨立),可以像陀螺一樣旋轉。滿喜子考慮之後,認為自己擅長音樂,就再去神戶女學院讀新成立的音樂學科,也可以暫時擺脫父親威壓的逼婚。畢業之後,淺子幫她找了日本女子大學校的教職(因為身分只能當助手,而且當時華族女性去工作本身是相當離經叛道引人耳目的),滿喜子也期待著佑之進回國可否結成良緣,收到佑之進從美國寫來的英文信,呼び捨て與對等的口吻讓她心頭小鹿亂撞。末德雖然不斷受斯波家大大小小的金援,在此時卻翻臉不認人認為這種家世(與七郎的武士株是用買的)沒有資格娶豪族的女兒,斷然拒絕,而造成父女大吵一架,父親倒下而滿喜子只好放棄。
ヴォーリズ青年在大學聽到義和團暴亂下教會的事蹟,決定從建築轉哲學科立志將來要前往亞洲佈道,被派到近江八幡當英語教師。然而他雖然很受學生歡迎但家長擔憂他的傳教毒素,因此兩年就被解雇,跑到京都成立建築事務所自立。佑之進回國後經人介紹,帶著ヴォーリズ體驗祇園祭順便參觀三井家別莊,偶然遇到被兄嫂かめ子(母親淺子是三井家出身)帶來玩的滿喜子,這是滿喜子與ヴォーリズ的第一次見面。當時滿喜子滿心期待佑之進之後的消息,沒想到斯波家(河合屋)破產,結婚當然也化為泡影,而始終充滿行動力的女學校同窗絹代也緊跟佑之進身邊看來始終無力的自己已然出局。悲傷的滿喜子的情緒讓她無法繼續東京的教職,此時兄長惠三運作父親答應讓她去美國遊學,始終想把這個包袱趕快出清掉的父親在這個節骨眼上點頭答應。
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沒有想到這部作品是從這個角度來撰寫。上卷可以說都是對當時女性地位低落,不被當一個人平等對待所發出的沉痛指摘,因此其實寫的是女人們的故事:冒死提出一夫一妻建白書的母親榮子、嫁到同為大名出身的森家當正室但被妻妾同室與言語暴力生繼承人的壓力所壓垮的姐姐喜久子、逃出酒亂婚姻暴力決定自活但始終被時人指責的矢島院長、高學歷回到日本發現職場幾乎沒有女人容身之處的津田梅子、生命只能跟幽靈沒兩樣住在御殿、一輩子唯一的驕傲就是一柳家血緣的てる子、接受家中媒妁安排卻意外獲得良緣並且大展身手的廣岡淺子、不想結婚離家出走卻發現沒有女書生這個工作差點流落街頭的絹代、接著是從小被灌輸必須無限順從,卻對自己那威權的父親感到無法尊敬,然而又沒有足夠行動力,只能軟性抵制各種緣談的滿喜子。
滿喜子出身高貴的前大名家是子爵家的大小姐,已經比當時絕大多數的女性過著更好的日子,但所謂的門當戶對(結婚要宮內廳准許)嫁到其他的華族家,必須包容丈夫的其他妻妾與異腹子女,她的母親與姊姊都是在這種不健康的環境下崩潰的。男人威權總被是為理所當然,當時沒有人會認為這是言語或性暴力,但女人非木石,有太多女性在這個所謂的女人皆應走上的「正常」體制中默默地被輾碎。女人從來不被容許自己做決定,只能永遠是絲蘿非獨生,"應"託喬木的狀態,不是依附於父親就是依附於丈夫,滿喜子多半也只能隨波逐流畢竟沒有自力手段。幸好遇到淺子改變了她的人生,離家之後也比較有底氣敢去頂撞父親提出要讀書、工作等等的要求,甚至在悲傷的谷底父兄准許了美國之行。滿喜子並非很強勢具有行動力的個性,然而生命給了她接連不斷的各種意外的選擇權,這也是非常有趣的,今後故事的發展如何饒富興味。 -
今まで玉岡かおるさんの著書を読んでこなかったのが悔やめれるくらいの傑作。激動の時代を誇りを持って生きた女性の姿にただただ感動しました。
朝ドラでドラマ化してほしいです。 -
下巻で‼︎
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一気読みした。自分に言い聞かせたいような、自分の人生に活かしたいような言葉がたくさん出てきて、大切な1冊になった。
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藩主の娘として生まれた満喜子。明治の世では華族令嬢としてその身分に縛られ、父の支配する陰気な家で孤独に育った。
そんな少女時代の支えとなったのは乳兄弟の佑之進と、生涯の友となる女高師の学友絹代と余那子であった。
彼らに刺激を受けながらも、自らの進むべき道を探しあぐねる満喜子は果たして答えを見つけられるのか…。
一柳満喜子という実在の人物の生涯を描いた大作。
これほどの偉業を成し遂げた人だというのに全く存在を知らなかった。彼女がその人生で出会い関わった人々もそうそうたる顔ぶれだ。
生来の勤勉さに加え、華族出身ながらも常に謙虚で人との出会いを大事にしてきた満喜子だからこそ、数々の困難を乗り越えることができたのだろう。
終盤はそんな人々との別れが胸に迫った。 -
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女性が本来の姿で生きられなかった時代。その中で生きた人々の苦悩や姿勢にのめり込むようにして読み終えた。
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時々現れるト書き(?)から、そして何より副題から、二人が結ばれることはないと分かっていたけど。。。
一柳家、そして時代の暗さに飲み込まれることなく一歩前へ女性の自立をめざし(本人が自覚しようとしてまいと)進む姿に、力づけられる。
今の時代であんのんと生きる自分がちょっと恥ずかしくなるくらい。。。 -
近江兄弟社を作った夫婦の物語。
歴史のダイナミックさが、人間ドラマに勝っている。 -
朝の連ドラを全く見ないので知らなかったけど、秋から広岡浅子さんが主人公のドラマになるらしい。本屋でふと手にした「土佐堀川」。パラパラっと立ち読みすると見たことのある名前「広岡浅子」があちこちに…??
残念ながら、パラパラの中には兄の恵三さんの名前は見えたけど、おマキさんも一柳家も見かけなかった…
浅子さんにも大いに興味があるけれど、満喜子さん、絹代さん、それに梅子さんも、今からの話が楽しみな先駆者たちの名前が続々出てきて、下巻突入! -
満喜子の恋。水軍の血。
次のページをめくらずにはいられない! -
あいかわらず玉岡かおるは読ませてくれる。ぐいぐい引き込まれた。日本女子大とか出てきてビックリ!幼馴染の佑さんとのことは、まぁ世の中そんなに上手くいかないってことよね。
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明治時代、華族令嬢として生を受けた満喜子の生涯を描く小説。上巻は、彼女の渡米まで。
女性が自由に生きるのが、今よりずっと難しかった時代、したたかに、強く、歩き出そうとする姿には、やはり励まされます。
あの時代だからの悩みと、今でも共通する悩みと、やはり胸にしみます。
あの時代にがんばった人がいたから、今があるのでしょうね。これは、広い意味で。 -
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期待を裏切らない玉岡かおるさんの作品。
明治を生きるたくましい女性がたくさん出てきて、
元気がもらえる。
おマキさんの今後が楽しみ。
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