シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 181
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101299921

作品紹介・あらすじ

「シロクマのことだけは考えるな」、この心理学の著名な実験があなたの悩みを解決してくれるかもしれません。いますぐ忘れたい辛い恋、成果のない合コン、ギクシャクする上司との関係、どんなに頑張っても幸福感のない日常-あらゆるシチュエーションで私たちがぶつかる問題を気鋭の心理学者が分析、ベストの対処法を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • シロクマにいったいどんな秘密が・・・!?と思ったら、シロクマはあまり関係なかったようで。。

    「○○のことは考えるな。忘れろ。」と言われたら、却って○○のことを忘れられなくなるのが脳の仕組み。
    イヤなことほど、「塩ぬり療法」で自虐的にアウトプットするべきなのだそうです。毎日毎日、嫌気がさすまで考える。そうすると、カタルシス(自浄効果)で「飽きて」早く忘れられる。

    落ち込んでいるときは無理に明るい曲を聴くより、悲しい曲を。
    アガったりパニックになったときは、ひとり実況中継を。
    合コンのあとの反省会はひとりで。
    ケンカしたときは、グッとこらえて「言葉にしないで」一晩寝かせる。
    まずはデキる人からマネぶ。
    集団で行う会議は進行役など役割分担をする。
    「アメとムチ」ではなく「アメと無視」。
    さらに間欠強化でときどきアメ抜きで。
    話し合いをするなら、座席の位置に気を遣う。
    人は他人だけが知っている自己を指摘されたがる。
    好きだから貢ぐのではなく、貢ぐから好きになる。

    などなど、、、わかりやすく、処世術を教えてくれる心理学入門的な一冊。
    「貢がせる」ってマイナスイメージしかなかったけど、そこまでいかなくとも「奢る」「奢ってもらう」でも同じことが言えるのかもなぁ。そもそも動物なんて、餌を受け取ってもらえないと交尾にいたれないわけだし。

  • おかしな題名に興味をそそられ、ついパラパラと。
    「シロクマ」とは、心の傷のことだそうで、それと早くサヨナラする裏技は、詳細に日記につけたり、人に自虐的に話すべきだと。
    心理学の立場から、「頭がよくなる」「人をコントロールする」「人をトリコにする」、それぞれの心理術が述べられている。

  • タイトルだけ見たら、シロクマ=環境問題の話???と思ったけど、なかなか興味深い内容の心理学の本でした。
    心理学の実験というのは、色々あって面白いなぁ。
    印象的だったのは、座席の話。
    ・向かい合った人同志は、相手の発言に反論しやすい。
    ・隣に座った人同志は、同調しやすい。
    ・真っ向勝負になる真正面には同じ意見の「味方」を配置。
    ・意見の異なる相手は、その隣に座って同調ポジションを。
    ・理想的な相談ポジションは「90度の位置」
    心に留めておくとしよう。

  • ・パニクったら自分の状態を自分で実況する
    今汗が出て、ドキドキしてきました〜

    ・うつ病患者は判断力が高い
    宝くじを自分が買ったほうが当たるかも…とか思わない

    ・ライバルの話には耳が閉じがちだが、よーく話を聞くことができればワンランクアップ

    ・あえてモワッとしておく 言語化しないで記憶する(ソムリエの話)

    ・モデリングする先輩を探す

    ・あらかじめ意見を持ち寄って会議する

    ・あめとむし、むちは逆効果

    ・二面性を指摘する
    〜だけど〜だね

    ・横並びは同調、向かい合わせは反論しやすいので敵は横、味方は向かいに座らせる。相談の時は90度の角度に座る

  • 読みやすさも、内容も申し分なし。
    元々の知識が強化されました

  • 心理学の本を初めて読んだが、内容も重すぎず、初心者としても速読で読み終えることが出来た。冒頭の「イヤな事を忘れようとして余計に忘れられないあるある」の話題から心理学的解説が始まり、一気に引き込まれた。勉強になったし、日常生活上でも実践出来ることが多々あると思うので挑戦してみたい。

  • このブクログで紹介されていたレビューを見て購入。
    ”ホンマでっかTV”は毎週欠かさず見ているのだが、植木先生の本を読んだのは初めて。
    タイトルだけでは何を意図しているのか正直わからなかったが、実際に読み進めると予想以上に面白くて、ためになる本。
    問題提起と実験結果に基づく理論が、非常にわかりやすく解説されている。特に人間の記憶がいかに心理的要素に起因しているかという実験には驚いた。自分の心をそして人をコントロールする心理術も役に立ちそうだ。

  • ホンマでっか⁈TVに出演されている専門家の中でも植木先生はレギュラーと言っても過言ではないほどの信頼を得ている。
    物事を客観的に見つめて、ありのままに受け止める、という尊敬に値する人としてのあり方が心理学的に本人にもプラスに働いているとは驚いた。
    日常で誰もが経験したことのありそうな場面と心理学を織り交ぜた内容はとてもわかりやすい。
    誰にでも実践できそうな知識が心理学を勉強している大学生と同じほどのレベルだとは得をした気分だ。
    見た目にはページ数が少なく、細身のシロクマなのだが、中身はギッシリ詰まっていた。
    (このレビューは本書のテクニックをマネて書いてみた。)

  • 心理学の本としてはさほど真新しい訳ではないが、読みやすくわかりやすい。
    モテるテクニックとか人気を維持するスキルなどは自分にはあまり関係ないものの面白かった。
    心とロジックの関係に言及した項目が多く、「思った感情を直ぐに言語化してしまうと、心の深い所にある真の感情はわからない」というくだりは納得させられた。
    だからカッとなって交わした口喧嘩はむしろ本心ではなく、その場のムードが言わせてしまったもの。SNSのイジメなどはこういった口喧嘩に近いのだが、タチが悪い事にいつまでも残ってしまう。

  • 面白かったのでメモ。下記は正確な引用ではないです。自分用。

    ┌元気になる心理術
    │ ├忘れ方:脳のメーターが振りきれるまで考える
    │ │ ├考えまいとすればするほど考えてしまう
    │ │ └塩ぬり療法。詳細に自虐的に日記。人に話す
    │ ├緊張を完全否定すること-回避的コントロール
    │ │ ├「平常心」とつぶやくことが逆効果
    │ │ ├回避策は、ひとり実況中継(苦しみから逃げず堪能する)
    │ │ ├パニックという出来事そのものではなく、その状況に対する考え方を変える
    │ │ │ └→落ち着きを取り戻す「結果」を得られる
    │ │ └逆に詳しく言語化する
    │ ├悲しいときには、あらゆる楽しい系イベントは逆効果
    │ └普段から自分の中に、たくさんのペルソナを準備しておくこと
    ├頭がよくなる心理術
    │ ├ケチ脳。ひとつのことを掘り下げる
    │ └自分の考えを変えたくない、自己を肯定したい
    │ ├ライバル意識をあおられると厳しい目になり、あら探しをする
    │ └自分の感情をすぐに言語化してしまうと、心の深いところにある真の感情がわからなくなる
    │ ├メモを取る時は、客観的事実を、できるだけドライに、簡潔に
    │ ├言語化して却って感覚が鈍くなったり、真の感情がわからなくなる現象を「言語的隠蔽」という
    │ ├ワインへの賛辞は、言語化して定着するよりも、モワっとしたまま放置する
    │ ├口喧嘩は「負けたくない」ために言語化しているのと同じ
    │ └喧嘩のときほどぐっとこらえて、「言葉にしないで」一晩寝かす
    ├人をコントロールする心理術
    │ └叱る、起こるは短いスパンでは有効。
    │ ├ただ、轟音にびっくりしてフリーズしたようなもの。
    │ ├相手に本当に成長してほしいならば、叱るのはあまり有効ではない
    │ ├あえてじっと見守り、できたらほめる
    │ └毎回アメではなく、あえて時々抜く。5回に1回がベスト
    └人をトリコにする心理術
    ├心理的リアクタンス(やめろと言われるとやりたくなる)
    ├自己効力感 自分のことは自分で律したいという本能
    └コントロール・イリュージョン せっかく苦労して手に入れたものは、価値があると思いたい
    ├ストーカーは、待ちぶせするから好きになる
    └殴られるほど離れられない思いが強くなる

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著者プロフィール

1975年大分県生まれ。お茶の水女子大卒。東京大学大学院教育心理学科修了後、文科省特別研究員に。日本教育心理学界において城戸奨励賞、優秀論文賞を史上最年少で受賞。今最も注目される気鋭の心理学者である

「2016年 『図解 使える心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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