精霊の守り人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.19
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本棚登録 : 8071
レビュー : 1079
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302720

作品紹介・あらすじ

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 久々に小説を読みました。
    旅の途中で立ち寄った古本屋で購入。
    行きの車中で読破。
    幸福な読書でした。

    詳しい感想は、コチラ。↓
    http://blue-shine.jugem.jp/?eid=156

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      上橋菜穂子が国際アンデルセン賞を受賞。さもありなんですが、このシリーズも途中までしか読んでいない。早く終えて、「獣の奏者」に移りたい。。。
      上橋菜穂子が国際アンデルセン賞を受賞。さもありなんですが、このシリーズも途中までしか読んでいない。早く終えて、「獣の奏者」に移りたい。。。
      2014/04/18
    • アセロラさん
      nyancomaruさんへ
      わたしも未だに続刊は手に取っていないです(汗)
      続きは気になるんですが…。
      nyancomaruさんへ
      わたしも未だに続刊は手に取っていないです(汗)
      続きは気になるんですが…。
      2014/04/22
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「続きは気になるんですが…。」
      私も半分くらいで、足踏み中。サラッと読めると思うと後回しになってしまって。。。
      「続きは気になるんですが…。」
      私も半分くらいで、足踏み中。サラッと読めると思うと後回しになってしまって。。。
      2014/04/28
  • 念願の守り人シリーズを大人買いしました。

    主人公バルサがチャグム皇子に偶然出会い命を救うところから物語は始まりますが、まずバルサの年齢が30歳というのが意外でした。
    そしてチャグムの口調や好奇心旺盛なところが可愛くて、すぐにのめりこみました。
    ああ、これからあと9冊はこの世界に浸れるのかと思うと...もうそれだけで星5つつけたいくらいですが、思った以上に展開が早くて。もっと読みたかったというのが正直な感想。まあシリーズものとしてはこのぐらいがちょうどいいのかな?

    サグとナユグというふたつの世界というのが私には想像もつかなかったし、ニュンガロイムとニュンガロチャガが入り乱れてる場面は、え?これほんとに児童文学なの??と思うくらい。世界観がしっかりできているので、今後の展開にも超期待です。

  • 老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

  • 2014.4.29 am4:07 読了。徹夜。面白すぎる。のめりこんであっという間に読んでしまった。想像以上。著者が文化人類学者であるからか、随所で現実の出来事をモデルにしたと思われる描写が見られる。ヤクーはアボリジニを連想した。サグとナユグという世界観もどこかで見た気がする。現実を投影して物語を構築し、物語を通して人々に現実世界の本性を伝える。双方向の関係。目の前のことだけに目がくらんで、性急になりがちな現代。このような、世界の枠を、自分自身が認識している世界の大きさを知らせてくれるような物語は不可欠だと思う。恩田陸の解説における「生きていくということは、この世界についての自分の地図をつくること」という言葉や、M.エンデと似たような考えを述べていたことが印象的だった。これは全巻揃えるべきか…!次巻にも期待。

  • 不覚。。次作の感動の予感だけで泣いてしまった。アダルトでもジェンダーフリーで読める。著者の文章力はもとより、別世界の空想話しにも関わらず、登場人物に読者が自身を投影しやすい細かい描写が惹きつけられる。図民は読むべし!詳しくはWikiで。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E3%82%8A%E4%BA%BA%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

  • 2016/3/17読了。
    ドラゴンクエストやファイナルファンタジーやスタジオジブリを想像力の立脚点としない、まっとうな一次創作であり、ハイファンタジーであり、児童文学だった。
    ファンタジー耐性のない人がこの作品の世界にすんなり入り込めるとしたら、それはこの作品の想像力の立脚点がアジアの古い社会にあるからではないか。ガジェットや用語を少し変えれば、東アジアから環太平洋域のどこの民話にも翻案できそうな懐かしい普遍性がある。
    加えて、設定に淫していないところも、幅広く読まれる理由となるだろう。この作品の世界の設定は、この作品の世界を描くためだけのヴァーチャルな閉じたものではなく、私たちが生きるこの現実の世界の摂理を照らすためにある。
    ハイファンタジーとはそういうファンタジーだと僕は理解している。だからこの作品をハイファンタジーと評している人が多いことにも肯ける。

  • 日本人作家が、カタカナの人物名の物語を書くとことに違和感、嫌悪感(日本のCMなのに外国人ファミリーが出てくると、そんなに外国人に憧れてるのかよと思ってしまうのと似てる)を持っていたので、その手のファンタジーは敬遠していたが、評価が高かったので読んでみた。

    まず感じたのは、名前は外国っぽいけど、意外に和風だなということ。自然が舞台になっているせいだと思った。

    アクションシーンは、バルサが短槍使いということもありあまりバリエーションはないが、まあ、時代劇のチャンバラシーンを見ていても飽きないのでいいかなと。

    精霊の守り人などにナンタラカンタラという少し長いカタカナ名が付いているが、結局覚えられず適当に読み流した。(子供だとすぐに覚えるだろうから、それが物語に没頭できるか出来ないかの差かなと思った)

    バルサが助けるチャグムという子や、幼なじみのタンダなどはキャラが上手く描けていたと思うし、謎をとくための古い文献や妖術使いなどのお約束グッズ/キャラが出てくるのも良かった。

    心理描写が長い恩田陸さんと上橋菜穂子を足して二で割ったような作者が書いたらもっとのめり込めたかな?と思っていたら、なんと、本の最後の解説を恩田陸さんが書いていた^^;

    この本を借りた後、綾瀬はるか主演でドラマ化されると聞いて、いいタイミングで読むことが出来たなと思った。

    おっさんなので、そんなに没頭できなかったけど、若かったらこの世界観が好きになっただろうと思えるので星4つとなりました。

  • こういうファンタジーを読むには大人になりすぎたかなー、と読む前は思ったけど、全然そんなことはなかった。
    文化人類学者でもある作者ならではの知見が各所に見えて素晴らしく面白かった。

    結局大人が面白いと思えるようなすごいファンタジーを描ける人ってこの世界のことをむちゃくちゃ理解した上で再構築してるんだよね。ピカソみたいに。

  • 日本人作家によるファンタジー作品の代表作だと思う!!ファンタジー好きなら絶対に読むことをオススメする!カタカナの人名と地名を覚えるのが大の苦手なのだけれど、割とすんなり頭に入ってくる読みやすさ。冒険する女主人公バルサがかっこよすぎて、憧れるし惚れる!!

  • バルサは今年三十。―p14より
    とあったけど、三十歳の女の人が主人公の話って珍しくない!?ファンタジーの主人公にしては、おばさんすぎる!

    「十一、二の子ってのは、いちばん命の力が強い時期だって、ヤクーは信じていたんだ。七つより幼い子ってのは、まだ魂がこの世にしっかりととどまっていなくて死にやすい。十四、五になると、つぎの命を産みだすために身体が準備をはじめて、そちらに力をとられてしまうってね。」―p336より
    ともあった。チャグムは十一、二歳の男の子。

    設定から引き込まれる話だった。面白かった! 解説にあったように、アイテムやキャラクターが多いだけの、すぐにゲーム化されそうな異世界ファンタジーではない。守り人・旅人シリーズ、1作目。これは最後(10作目)まで読まなくっちゃ♪

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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