精霊の守り人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.20
  • (1658)
  • (1205)
  • (781)
  • (42)
  • (12)
本棚登録 : 9204
レビュー : 1133
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302720

作品紹介・あらすじ

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 精霊の守り人シリーズが前から読みたくて
    まとめ買いしてしまった…
    バルサがチャグムを母親のように守っていく姿に感動した

  • NHKのドラマやアニメをみて、原作を読んで見たくなりました。原作のほうが好きになりました。ワクワク、ドキドキを久しぶりに感じました。冒険ものはこうでなくっちゃ!!っと思う作品です。

    バルサの生い立ち、チャグムとの出会い、タンダとの関係、そして自然やさまざまな民族が生きる世界がとても美しく描かれていると思いました。こんなに強く生きる主人公はなかなかいないと思います。またチャグムの成長がバルサの心優しい部分を雰囲気を引き立たせているように感じました。

    シリーズになっているので、できれば読破したいです。

  •  「わたしはね、骨の髄から、戦うことが好きなんだよ。」(p.242)これは、主人公で女用心棒であるバルサのセリフです。この主人公バルサはある国の妃から皇子を守ってほしいと頼まれます。この皇子はチャグムという男の子なのですが、いろいろな事情があって、父である帝や異界の魔物に命を狙われてしまいます。そんなチャグムを守るためにバルサが体を張って戦い続けるというストーリーになっています。
     この本は、児童文学に分類されているのですが、大人が読んでもおもしろいです。むしろ、大人になってから読んだほうが気づけることが多いかもしれません。
     この物語の中での主人公はバルサなのですが、メインに書かれているのはチャグムがどのように成長していくかということで、バルサはチャグムを支えるという立場にいます。チャグムが皇子という立場を離れて、バルサと旅に出る間、チャグムは自分の人生をこれからどうしていくかという選択をする場面がたくさんあるのですが、これに対してバルサはああしろとかこうしろとはいいません。ただ少しずつ支えてあげることで、チャグムを正しい方向に導いていこうとするという姿が描かれています。このように影で支えてあげられたり、導いてあげたられたりするバルサのすてきさは大人になってからしか気づけないことかもしれません。

    所蔵 蔵本2階中央閲覧室 913.6||Ue

    PN 810

    • tokudaidokusho2さん
      この本は読み進めるにつれて、チャグムがどのように成長していくのか、わくわくしながら追っていけるだろうなと思いました。また、この本を読むことで...
      この本は読み進めるにつれて、チャグムがどのように成長していくのか、わくわくしながら追っていけるだろうなと思いました。また、この本を読むことで、人をささえる上で大切なことが学べるのではないかと思いました。「大人になってからしか気づけないこと」の内容がとても気になるので読んでみたい思いました。児童文学の中でも得られるものが多い1冊なのかなと思いました。

      PN: ryuushinn
      2020/11/23
  • 世界にどんどん引き込まれていく。
    登場人物はもう自分のすぐ近くにいるような感覚。
    一緒に冒険をしているようなハラハラ感。
    抗うことのできない運命を受け入れて、大きく成長するチャグム。
    そのチャグムを守る立場であるバルサもまた、自分の人生に向き合おうと成長していく。
    人が一生懸命に何かに立ち向かう姿や、自分と向き合おうとする様を、実に力強く描いているなあと思った。

  • バルサかっこいいいいいい!!
    チャグムの成長も逞しい!
    頭のいい人というか、1を聞いて10を知れる人がたくさん出てくる。

    上橋菜穂子さんのファンタジーはどこか現実味があって大好き

  • 急に読みたくなり再読しました。
    精霊の卵を宿した皇子チャグムを守るため、身体を張って戦い続けるバルサの物語。

  • かなり世界観が創り込まれているファンタジーだから、先祖の伝説とかを丁寧に読んだり基礎知識を入れるのはけっこう大変だった。でも一回その世界観を理解してしまえばすらすら読めておもしろい〜
    続きがたくさんあるのを知ってたから、覚悟して読んだけど1巻としてお話がまとまっててよかったー
    バルサがチャグムと出会い、卵を守りきるとこで終了。これからどうやって物語が展開していくのかたのしみ!!

  • NHKのドラマを以前見てずっと読まずにいた本。
    今時間に余裕が出来たので読み始めました。

    ドラマだとサラーっと深く考えず映像の素晴らしさに魅入ってしまったが、原作を読んでサグとユナグの世界や精霊の守り人、水の守り手についてしっかり把握出来ました。

    読むうちにどんどん引き込まれ、戦闘シーンは特に止まらなくなります。

    最後の、チャグムの決断は大人だなと感じました。

  • 小学生ぶりに読んだ。
    当時はハードカバーで、その異国情緒の感じられる装丁と丹念に作り込まれた設定に、「大人っぽい本を読んでいる!」と高揚していた。
    そういう思い出は久しぶりに実物に触れると実は大したことなかったというのが世の常だが、これは違った。
    あれから10年以上経った今も夢中になって読んだ。

    あとがきを読むと、本当に上橋菜穂子さんは指輪物語のように大人にも楽しまれる物語をと書いていたらしい。
    ありがとうございます…。

  • はっきり言ってストーリー展開は結構一本調子で単純でした。
    が、物語の設定は好きですね。
    続編を読むかは微妙。

全1133件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上橋菜穂子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦しをん
あさの あつこ
有効な右矢印 無効な右矢印

精霊の守り人 (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×