夢の守り人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.95
  • (625)
  • (766)
  • (644)
  • (35)
  • (3)
本棚登録 : 4995
レビュー : 468
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302744

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ハードカバーだと分厚く感じたが、文庫本だとこんなもんなのか、と驚き。
    1つの題材に4冊位あると勘違いしていた。

    文庫本の作者後書きと解説が面白い。
    今後、読み返す時は文庫本にしよう。。。
    養老 孟司氏、解剖学者。ファンタジーについて語る。
    マンガミュージアム館長だった人なのか。。。

    作者後書き冒頭の『眠って見る夢と、憧れとして追い求める者を、なぜ人は、同じ言葉で表現してきたのでしょうね。』にヤラれた。
    実現不可能なものを夢 として持論を展開しているのだが
    ナルホド、こういった考えから、本作を読み解くヒントになると思う。

    バトルシーン、よりは心について、願い、思いについて触れるシーンが多かったので
    深いな、と。
    シンプルに生きていたと思っていた、この時代の少女は、逆に将来が見えすぎていて、辛いと現実逃避してしまう。
    ないものねだりで、どの時代でももちろん悩みはあるのだろう。

  • 守り人シリーズを、順番通りに読んでいる。
    本冊は三冊目。
    タンダやトロガイ師が中心となる。

    主人公は変わらないし、チャグムやシュガら、これまで出てきた人々が登場するにも関わらず、全く違うストーリー展開、違う世界。
    すごい、の一言しかない。

    心の優しいタンダが、「花」の力で鬼と化すのだが、身体を乗っ取られ、自分の身体が傷むのにも何の痛痒も感じず暴れまわる姿には、背筋が寒くなった。

    トロガイ師が、呪術師になる前、トムカという娘だった頃のことも説き起こされる巻。
    強い魂を持つ、偉大な呪術師とされることに納得。

  • 【再読】

    今までの巻よりフィールドが狭い分、深さが増していた印象。重いというよりは掴みどころのない話だった。このシリーズは独特の世界観で展開していくのに、読んでいるうちにスッとその世界に入り込めるというのが好きなところなんだけど、今回はいつにも増して概念的なふわふわとした話が多くて、いまいち理解しきれなかったように思う。
    でも、その代わりにメインの登場人物達の想いがよく見えていた。お気に入りの登場人物であるシュガの発見も気になるところ。今後シリーズを読み進めていくのがまた楽しみになった。

  • 面白かった。
    バルサ、チャグム他の主要メンバーそれぞれが活躍して、楽しめた。

    若かりし頃のトロガイ、チャグムの夢の中と現実での立ち回り、バルサとの再会などなど。

    シュガとバルサが初対面だったとは、意外だった。

  • シリーズ三作目は、これまでで最もファンタジー、幻想に寄ってたかもしれない。それは主題が「夢」だったからか。故に、前作前々作でその完成度に感嘆した「この世」の世界観の構築という部分は控えめになったが、その分「あちらの世」が存在感を増した。‬

    現実を拒絶して夢の世界に浸る。古今東西の物語で語られてきたお話しの種だが、それが、重なり合う別世界が前提の守り人の世界だとこうなるのだな、と考える。そこに、これまでの登場人物たちの人生と生き様とが絡み、いつもの上等な冒険譚として楽しめた。‬

  • 精霊、闇、夢の中では夢が一番好きだ。
    ぐっとくる、自分に。
    夢に逃げたい自分、それでいいのか自分。
    誰でも思う、そんな心の揺れを美しく壮大に描くとこんな話になるのかな。

  • 面白かったけど、1巻2巻程ではないかな。歌い手があまり好きになれなかったのと、設定が入り組んでて理解するのに時間がかかった。

  • 必殺の続き物の途中から読むになってしまった。しかもファンタジーなのにおっさんとおばさんが微妙に恋心を抱き続けるという、中高生がこれを読むのかー、と思うとなんだかむずむずする。そしてイマイチすかっと終わらないところもむずむすする。このむずむずが明日へのエネルギーになるんだよね、きっと。

  • 再読。守り人シリーズ3作目は他と少しトーンが異なり、なんとも切ない思いを感じさせる。作者があとがきで曰く鬼子的作品。個人的にはシリーズの中では好きな作品の一つ。NHK大河ドラマでは省かれたのが残念。

  • 守り人シリーズ 第3弾 
    今回のストーリーは 呪術師 トロガイの若かりし頃の不思議な体験と恋 そして その弟子タンダの優しさ。

    やっと バルサが故郷から帰ってきて、会いたかったタンダが、花守りになって体を操られてる。
    それも 襲いに来るなんて・・・。

    一ノ妃の悲しさは分かるのだけど、何故 花に魅かれ 夢を見ていたはずなのに 花番に成り代わって支配をしていたのだろう・・・う~ん
    ちょっと文章から頭の中に映像を作るのが難しい話でした。

    でも 久々にバルサがチャグムに会えて 良かった。

全468件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

夢の守り人 (新潮文庫)のその他の作品

上橋菜穂子の作品

ツイートする