バルサの食卓 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302782

作品紹介・あらすじ

バルサとチャグムが熱々をかきこんだ"ノギ屋の鳥飯"、タンダが腕によりをかけた"山菜鍋"、寒い夜に小夜と小春丸が食べた"胡桃餅"、エリンが母と最後に食べた猪肉料理…上橋作品に登場する料理は、どれもメチャクチャおいしそうです。いずれも達人の「チーム北海道」が、手近な食材と人一倍の熱意をもって、物語の味の再現を試みました。夢のレシピを、さあ、どうぞ召し上がれ。

感想・レビュー・書評

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  • 守り人シリーズに登場する食べ物を実現 させようというプロジェクト…!!その勇気と漢気に… 拍手!

    でも、再現に当たっては…自分でつくるんじゃなくて、タンダに作ってもらいたいなぁ~

    • あやたろさん
      確かに!
      タンダが作ってくれるなら何でも美味しそうだ。
      確かに!
      タンダが作ってくれるなら何でも美味しそうだ。
      2023/12/27
    • workmaさん
      あやたろさん
      コメントありがとうございます(^^)

       バルサが危険な用心棒をやっていけるのも、タンダあってこそ。薬草に詳しく料理もうまいな...
      あやたろさん
      コメントありがとうございます(^^)

       バルサが危険な用心棒をやっていけるのも、タンダあってこそ。薬草に詳しく料理もうまいなんて…最高♪
      2023/12/27
    • あやたろさん
      この話のバルサとタンダの関係、好きです。お互いが相手を大切に思っているけど、近づきすぎない微妙な距離感。。
      この話のバルサとタンダの関係、好きです。お互いが相手を大切に思っているけど、近づきすぎない微妙な距離感。。
      2023/12/27
  • 読んだというよりは、パラパラと楽しんだ程度だけれど、架空の料理を今の日本で手に入る材料でなんとか作り出す、なんて、その発想と努力がすごいと思った。
    どの食べ物も物語の雰囲気は壊さず、美味しそうな写真とともにレシピが掲載されていて、思った以上に楽しめた。
    やはり、読んだことのあるシーンでその食べ物の記憶が残っているレシピは興味深く見てしまう。「あぁ、あの時の、あの美味しそうなアレ・・・!」と。
    ・ノギ屋の弁当風鳥飯
    ・タンダの山菜鍋
    ・ロッソ
    ・胡桃餅
    などなど。

    レシピやその料理が出てくるシーンの抜粋とともに、上橋さんのエッセイ風の文章(フィールドワークの話やスイス・アーミー・ナイフを常備している話)があって、それがまた面白かった。

    上橋ワールド好きにはおすすめです!

  • 上橋さんの作品に出てくる料理を題材にした料理エッセイ。ファンタジー世界の食べ物の再現を試みる、という発想が凄い。
    料理は不得手のため「作ってみよう!」とまではいかなかったが、面白く読めた。

  • 2年位、ズート持ち歩いた一冊です。
    電車に乗るたびに開いては、ワープしてバルサの世界へ、パスポート?
    匂いまで嗅げるような本です。

  • 小説とのコラボ。
    なんで上橋の小説は、
    食べ物のシーンがこうも魅力的なのでしょうか。
    それを再現した料理人に感謝!
    ナギ屋の弁当、美味しそうですよ~。
    登場した料理が視覚で捉えられる・・・眼福です♪

  • 守り人シリーズは、ご飯が本当においしそうですよね。
    その世界観はそのままにこだわりの料理たちが並ぶこんな素晴らしい本、買わないわけにはいかない。
    作品への並々ならぬ愛を感じます。

    こうやって並べてみると改めて、食べ物たちが作品の風景を鮮やかにしているのがわかります。
    筆者の様々な場所での体験が反映されているのがわかり、それでこんなに実感の伴った書き方ができるのかと納得。

    ああああ、おいしそうううう…!と悶えながら読みました。
    私はまずはノギ屋の弁当から。うまうま。

  • うまそー。
    自分で作る気ないけど笑

    その料理の小説内登場シーン→上橋さんコメント→料理写真→作り方レシピ、の構成で26品?かな。

  • レシピ全部が美味しそうで食べてみたい。。(自分で作るのはめんどうなので)
    エッセイ部分もどういった地域や体験から出てきた料理なのか解説されていて、大変面白かったです。上橋さんの物語が地に足のついた感じがするのも、上橋さんの体験があって、その"現実"が反映されているからなんだと感じ入りました。

  • 食べてみた~い、飲んでみた~いの連続でした

  • 本書は守人シリーズ、獣の奏者シリーズ、狐笛のかなたに登場する料理を南極料理人で有名な西村さんを含むチーム北海道で再現したもの。
    上橋さんの作品は獣の奏者と狐笛のかなたを読んでいるがいつも食べ物の描写がとても美味しそうで強く印象に残る。
    個人的には獣の奏者でエリンのお母さんが作る猪肉の葉包み焼きと狐笛のかなたで小夜が小春丸と食べていたくるみ餅のシーンが大好きなのだがそれらも勿論収録されている。流石です…。
    登場する作品が国内外問わず食べたものを元にされており、それぞれにエピソードがある。それがにおいや味の想像を掻き立てられる描写に繋がっているのかなと思った。
    見た中で汁かけ飯が食べたくなった。あとはチーム北海道の面々のいう「上品なザンギ」こと宮廷風鳥の唐揚げが気になる(ザンギが上品というのが気になった)。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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