天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302812

感想・レビュー・書評

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  • カンバル王説得のためチャグムがとった行動。
    小泉首相が米国大統領にした有名なエピソード思い出す。
    民を救うためなら、王は自分のプライドは捨てる。

  • 2017/03読了。タルシュの脅威とナユグの影響からくる天災の予兆。バルサの前では子どもらしい一面を見せるチャグムが愛しい。

  • 守り人シリーズ最終章三部作第2巻。
    一縷の望みを掛けてチャグムはバルサとともにロタからカンバルへ。
    道中に出会う盗賊との攻防と、カンバル王との対面での心理戦が、こうも描写として重なるとは思わず唸ります。後者は、チャグムにとって、新ヨゴ皇国の皇太子としての立場と、カンバル王の心を動かすために起こした行動の狭間の葛藤が痛いほど伝わってくるだけに印象的なシーンです。
    戦の最前線に駆り出されたタンダの運命も見逃せません。タンダが<ナユグ>の異変に気づき、決死の思いでトロガイへ伝えようとする描写は2人の互いを思いやる師弟関係にぐっときます。
    イーサン王弟の助けもありチャグムはいよいよ自国・新ヨゴ皇国へ赴き、バルサはタンダの身を案じ戦場へ。気付けばバルサの背を越えたくましい青年となったチャグム。彼の成長が眩しくもあり、この先重い決断を迫られる未来も垣間見え悩ましい気持ちにもなります。カンバルの神々しい光がバルサ達を守りますように。
    いよいよ次巻が最終巻。10巻目にも関わらず、まだまだ読み足りないと思ってしまいます。。

  • 絶望的でしかなかった未来に、少しだけ光が見えてきたかも…?
    魅力的な人がたくさん出てきてわくわくします。
    市井の人々が幸せなれるミライが訪れますように。

    順番間違えてまだ闇の守り人を読んでいないのがとても悔しいので、未読の人は『闇の守り人』を先に読む方がいいのかも。

  • 2016年6月5日購入。
    2016年8月22日読了。

  • チャグムとバルサの旅がはじまりました^ ^
    カンバルに着いてカームやラダール王がタルシュ帝国側についていた時はショックで…
    でも分かり合えて良かった。

    アラム・ライ・ラ

  • 2016/12/20

  •  チャグム皇太子編最終章第3弾。

     バルサが再び出会ったチャグムは、もはや少年のそれではなく、未来と他者とを想う青年に成長していた。
     そして、目指すはバルサの故郷カンバル。新ヨゴ皇国に、平和と安心をもたらすため。

     危機を乗り越えたと思えば、出会うのは新たな危機と予想外の状況。冒険小説はこうあらねばということが響いてくる逸品。

  • カッサ、再登場!やったー!!と思ったら、怪我して終わり・・・!?

    『精霊の守り人』ぶりに、チャグムとバルサが一緒にいる。新ヨゴ皇国からカンバル王国へと舞台をかえて。この巻も面白いなー。

    アラム・ライ・ラ。
    ヨンサ方言のカンバル語で、山が頬を染めているという意味。母なるユサの山々は、お日さまに恋をしている。「タンダが撫でたら、バルサも頬を染めるの?」p98より
    とあるように、太陽が男性、山が女性という設定。

    一般的には、山は男性、海が女性を表すことが多いと思う。チャグムが卵を抱いたり、バルサが用心棒だったり・・・、やはり性の逆転が多い話だ。

  • ◆消息を絶っていたチャグムを、ようやくのことで見つけたバルサ。数年ぶりに会うチャグムは負傷していたものの、見違えるような若者になっていた。
     タルシュ帝国からナヨロ半島を守るべく、ロタ王国、カンバル王国、そして新ヨゴ皇国の同盟を成立させようと奔走するチャグム。だが、タルシュ帝国の密偵たちは、すでにカンバルに近づいており、側近には意外な内通者がいた!
     その頃、新ヨゴ皇国ではタルシュ軍による侵略が始まり、タンダは草兵として軍隊へ駆りだされてしまう。
     しかし、新ヨゴ皇国を襲おうとしているのはタルシュ帝国ばかりではなかった。北の大陸には〈ナユグの春〉が訪れており、それは、気候を温暖にし豊作をもたらす一方、天変地異も引き起こすものだった!
     『精霊の守り人』以来となる、バルサとチャグムの旅路が胸に迫る最終章三部作の二冊目。「守り人シリーズ」第九巻。


    (^^)<Comment

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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