- 新潮社 (2017年9月28日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (624ページ) / ISBN・EAN: 9784101305271
作品紹介・あらすじ
秀吉軍15万VS籠城方3千。戦国最大の「奥州仕置き」に迫る歴史長編。小田原の北条氏を滅ぼし、天下統一の総仕上げとして奥州北端の九戸城を囲んだ秀吉軍。その兵力はなんと15万。わずか 3 千の城兵を相手に何故かほどの大軍を擁するのか。その真意に気づいた城主九戸政実は、秀吉軍の謀略を逆手に取り罠をしかける。あとは雪深い冬を待つのみ――。跳梁する間者、飛び交う密書、疑心暗鬼、そして裏切り。戦国最後にして最大の謀略「奥州仕置き」を描く歴史長編。
みんなの感想まとめ
歴史の深淵に迫るこの作品は、戦国時代の九戸政実を中心に描かれた壮大な物語です。豊臣秀吉が派遣した15万の軍勢に対抗するわずか3千の城兵の奮闘を通じて、東北地方の歴史的背景や価値観が丹念に描かれ、読者は...
感想・レビュー・書評
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史実の九戸政実の乱を中心に神話と推理要素もある内容で読み応えがありました。日本史における東北の不遇さを理解させることで、政実が豊臣と戦う理由に共感が得られやすくなっています。後半からは読みやすく感じました。そして石田三成は主人公との関係具合によって小説での描かれ方が全く異なると改めて思いました。笑
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九戸城の戦い、BSの放送で見て興味があった。九戸氏の物語初めて読んだけど、背景など理解できた。更に違った側面からのものがあれば読んで見たい。
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主な舞台は今の岩手になるだろうか。
豊臣秀吉の最後の国内戦。
たった3,000の相手に10万以上の軍を派遣し制圧せんとする。
前半まで東北の暮らしや価値観が丹念に描かれる。そして中央と内通している味方の誰か。ミステリ要素もふんだんに散りばめられ、物語は続く。
あの極寒の冬になれば、豊臣軍は退く。そうしてまたいつもの暮らしを、自分たちの普通の暮らしができる。誰もがそう思っていた。だからこそ冬を待つ城というタイトルなのかな。
だが、そこには豊臣側の野望も含まれていた…見据える先には何が…という話。
実際の事実は別にして、歴史小説としてとても面白いし、読みやすいものでもある。職場の人たちに勧めたこともある小説のひとつだ。 -
東北武士の意地が中央勢力に反発する。武力の差に敗けは明らかな中、人々の生活を守るために奮闘する。様々な戦争、国と国との争いの根本にある欲望の醜悪さ、儚さを感じる。2018.1.3
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豊臣政権に楯突ついた九戸城の攻防。
最初、タイトルだけ見た時は「戊辰戦争の鶴ヶ城?」と一瞬思いました。
雪が降る地域の城は冬に攻める事は難しいですよね。
搾取され続ける奥州(東北)…うん、そうだよね。
で、やっぱり石田三成は作品によってかなり変わるなーと再認識。 -
安部龍太郎さんの作品を読んだのは初めてでしたが、楽しめました。
東北の古い歴史とも繋がる壮大で武士の熱さ溢れるいい作品でした。
九戸政実の乱を描いているので南部、津軽、秋田、松前、大崎、葛西、伊達、蒲生などの大名に興味のある方や九戸政実、実親の生き様にも興味があればおすすめ出来ます。
1人1人が生き生きと描かれている良作だと感じました。
次は「等伯」か「神々に告ぐ」を読んでみようと思う。
2021/8 文庫本 -
戦国時代の事柄の中で自分が知らなかった戦いを扱っていてとても興味を持った。
九戸兄弟の四男、政則の視点から描かれておりストーリー展開もテンポ良く引き込まれていく。
様々な出来事に対して九戸の長男、政実の思慮深く緻密な策略を建て挑んでいく姿は凄いと思わされる。
多少神秘的な箇所があまりしっくりこない感じがしたので、もう少し工夫があればと思う事と、言葉や表現が歴史小説特有な物になると重みが増すと感じた。
著者プロフィール
安部龍太郎の作品
