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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784101305714
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みんなの感想まとめ
精神疾患やその対策に関する深い考察が展開されており、特に日本の精神医療の現状や制度の課題が浮き彫りにされています。著者は、過去の事例やイギリスの改善策を引用しながら、地域移行の難しさや触法精神障害者へ...
感想・レビュー・書評
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約10年前の著作。事例を用いた持論展開は良。精神科患者施策の歴史的な背景と制度などの構造的な課題提起、イギリスの例示等による改善策の提示。人口当たりの精神科病床数が減らない日本。精神疾患を抱える方々にはまだまだ地域移行の壁が高く重く立ちはだかっている...。触法精神障害者の対策、と言っている段階では排除の論理にならざるを得ない状況にあるのだろう。
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書かれている内容は大変興味深い。
にも関わらず読みにくさを感じるのは、著者の文章力に難があるからだと思う。話題が飛びに飛び、脱線に脱線を重ねてから「そんな訳で冒頭に出てきたこの人は〜」などと話を巻き戻されると首を傾げながら章の冒頭に戻ることになる。
ただ、現代社会への問題提起や医療現場の実情はよく描かれているので、興味がある人は一気に読み進められると思う。 -
娘が大学の講師から借りてきたとのことで、
机の上に置いてあったもの。
何となくタイトルに惹かれて読んでみた。
(もちろん娘に断わりを得て、
汚さぬようにと最新の注意を払って読んだ。)
あけてびっくりしたのは松沢病院のことが書いてあったこと。
春頃にちょっとこの病院のことを調べてた。
あの『逆噴射』で大事故を起こした機長が入院しているとか、
財界の有名人など、コネが無いと入院できないとも聞いていた。
しかしこの本を読んで、東京都のお寒い精神科救急医療体制が、
かいまみれた気がした。
(書いた当時とは微妙にタイムラグがあるだろうが。
→娘も所沢にもいい病院ができたよと言っていたしね。)
警察官が付き添う緊急措置入院はここの病院しか、
ほぼ受け付けないらしい。
中には受付に患者を置いて帰ってしまう警察もあったようで、
ところどころにうらみがましい文面もあった。
精神病を持つ患者を引き受ける一般病院は、
まずないと言うことも怖く感じた。
(精神疾患患者の内科、外科などの病気は
診てもらえないと言うこと。)
ただ、著者は精神科医であって、
作家ではないためか、何となく論点が定まらず、
最後の方は尻切れトンボのようで読後感があまり良くなかった。
忙しい仕事の合間に書きためた、そんな感じを受けた。
同い年というところが何とも言えない。
精神関連は、とても難しいと言うことなのだろうな。。
※ 岩波明(いわなみ あきら)
1959年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業。
精神科医。医学博士。
都立松沢病院、昭和大学病院精神科、東大病院精神科など
精神科臨床業務に従事。
現在、埼玉医科大学精神医学教室准教授。
○ 娘大学講師所蔵 -
東京某所に現存する重度の精神病患者の収容施設で勤務していた著者のレポート。狂気とあるが、淡々と各症状ごとに行動パターン、思考をレポートしている。題名と内容が結構かけ離れてるのが残念。
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精神科医が書いた精神病患者、そして起こした事件のこと。統合失調症について書かれていること多し。いくら精神疾患を持っていても事件を起こしたら実名報道するべきという意見には激しく同意。そして精神疾患が治っていない犯罪者を病院から出してはダメだとも思う。ただ、薬を服用しても症状が収まらない人もたくさんいるようで治療の難しさを知る。
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2019/1/2〜6/21
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2007-02-00
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主に前半に書かれている精神病に対する歴史的背景や松沢病院の成り立ち等は面白く読めたが、後半の個別事例は読んでてあんまり惹き込まれなかった。
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犯罪者が精神病だった時の取り扱いは触法障害者に対する扱いよりも更に寛大であり、事実上処分は無く医療機関に丸投げされている事実を再確認し驚き。五体満足で屈強であったとしても障害者が犯罪を犯した場合よりも処罰が甘い、というか事実上無処罰な事に大きな矛盾を感じる。単純に普段知らない世界を垣間見れるという点だけでも興味深い一冊。スキゾフレニック。幼い頃に周囲の音や声が強迫的に聞こえて物凄くイライラする事がたまにあって、当時それを周囲の大人に説明できなかった。あれもスキゾフレニックな現象だったのかなと思う?もう30年も無いけどあれが続いたり悪化したらヤバかった気がしている。
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こうタブー視されている(と、わたしが感じている)ことについて、もっと知りたい欲求がある。
まぁ、だがしかし、よくわからない。 -
宮崎勤に関しては多重人格の精神鑑定が世間を騒がせたが、著者はそれはばっさり否定。統合失調症の鑑定を支持し、本書で詳しく考察している。犯行時点での責任能力までは言及せず、死刑判決に否定も肯定もない。ただ精神病が考慮されなかったことは問題と考えているようだ。
触法精神障害者に関しては後に優れた新書を著している(『精神障害者をどう裁くか』)。 -
精神病について大学で習ったけど、よくつかめなかった。
患者を見ても理解できない部分も多い
少しでも何かつかめればと思って読んでみた
松沢病院のことも書いてある
患者との日常のやりとりも
エピソードをもとに症状・病名・対応が書いてあってわかりやすい文章
統合失調症で殺人を起こした患者の面接内容もあったが、やっぱり精神病の心はわからない、もっと知ろうとしないでわからないと言ってしまうのも申し訳ないけど。わからないから怖いと思ってしまう、ぞっとする内容の患者の話を丁寧にきく鑑定士のようには耐えられない
でも今までよりちがった視点で見れると思う、悪化へのサインを見つけるのは難しいけど、なんか変という違和感がちょっとでもついたらいいと思う -
精神医療の歴史と現状、触法精神障害者に対する医療と司法システムの実態について。
難しい問題ですね。 -
9784101305714 265p 2007・2・1 ?
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<人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた精神医療の世界を現役の医師がその問題点とともに報告する。>長年厳しい環境で先生をしてきた方が精神病についてい多くのエピソードを使って語りかけてくるかんじ。自分の医者としての姿勢についてはあまり多くを語らないかんじだったけれど、「思いやり」とか「やさしさ」とかそうゆうものが感じられるところがよかったと思う。
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書いてある事の方向性がばらばらでまとまりがないと感じる。イギリスのような…いや、それ以上に整備された保安病院は必要だろうなとは思う。数は少なくていい。
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最近のマスコミの報道をみてて思うけど、報道される対象の人や事柄をちゃんと理解したうえで語る人の話を聞かなくちゃだめだなぁ。
この人の著作はもう少し読んでみたい気がする。 -
淡々と、しかしこれでもかこれでもかとばかりにベールがはがされてゆく「精神病院」という世界。
まったく知らないよ、ということならばともかく、なまじ多少は知っているつもりだったことなだけに、自分の価値観ごと足元をすくわれたかのような読後…
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