私たちが好きだったこと (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307121

感想・レビュー・書評

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  • 令和5年10月23日
    息子の迎えに行くついでに図書館により、宮本さんの本で読んだことなかったやつ発見。

    ひょんなことから同居を始めた男2人女2人の2年間の生活物語。

    あいこ〰︎
    読んでる時はふーんって感じだったけど、自分が主人公だったらと考えると切ない。
    なんで自分を好きでいてくれないんだ!って怒ると思う、けど、怒ったところで気持ちが移った後に戻すのは無理ですよね。より、気持ちが冷めていくだけ、、
    主人公みたいにかっよくただ去っていく、、理想ですね。

    ようこも何やってんだよー
    ロバがいるのに、、、

    ロバ 好きだから許そうとする。静かにしのげると思う。
    苦しいけど、、分かる。好きなんだもん。
    でも、苦しい。

    はー切ない。もっと軽い話持ってきてー

    これ?映画でやったんだ。
    どっかにあったら見てみよー。

  • 男女が同居し、恋愛に発展したり
    困ってる人をみんなで助けたり
    内容的には面白かったけど
    ハッピーエンドにはならなかったのが
    ちょっとね

  • 人生のある時期、一緒に過ごした男女4人。
    自分たちを、その人のためになるなら、何でも許してしまう病気だと思う若い男女。
    彼らのそのひとときの出来事を淡々と描く。
    宮本輝というよりは、村上春樹のテイストを感じさせる小説だった。
    結局何が言いたかったのかが分からないのも村上春樹的。

  • 流転の海シリーズを読んだあとなので、どうにもリアリティのなさが気になる。
    いきなり酔った勢いで初対面の女性たちと同居を決めるかね。
    新築のマンションに。
    さっさと荷物を搬入するなんて、怪しさしかない。

    そして、借金をしてまで行う善行というのは、どこか違うと思う。
    そりゃあ医者になれればいいだろうけれど、本人は無職で勉強だけして、生活費や学費のすべてを同居の3人が借金してまかなうというのは、いかにも無理。
    結局いろいろ破綻するし。

    親の生命保険を解約してまでお金を要してもらった挙句、彼女からお金を返してもらおうとは思わないって、バカなの?
    彼女だって大人なんだから、借りた金はきちんと返してこそ、次に進めるってもんじゃないの?

    それから、好きな人ができた後も、結婚するまではベッドを共にする。
    それが誠意って、誰に対しても誠実じゃないじゃん。

    10代の若いカップルの行動は、若いからなあ…と納得もできるけど、主たる4人の行動が最初から最後まで納得できませんでした。

  • 文章がライトで非常に読みやすかった。
    自分と向き合う時間、作ってみようかな。
    恋愛タイプは愛子だから感情移入、してしまった〜〜
    別れるあたりは涙が滲んでた。
    公衆電話あたりで号泣。
    2人がくっついてハッピーエンドもちょっと期待
    してたけど、切なさの余韻もまた良し。

  • 気配。

    今回の刺さった言葉 は

    気配。

  • 常に昔の思い出の中にいるような不思議な気分になる本でした。ちょっとありえないでしょって思える点も、若い頃はには近い事があったような、その感覚を今は忘れてるだけかもと思わされた。

  • 男目線での女だなぁーって感じ。そこがメインじゃないけど女ってひどいなみたいな描かれ方。

  • 物語のスピードがはやい。間に挟む文がないからであろう。
    非現実的で、物語として楽しめる。
    すごくひどいこと言ってるのに、言われた方はあまり苦に感じていなかったりする。自分の感覚と、著者の感覚が合わないところがあった。
    テンポよく読める。内容は面白いと思う。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    工業デザイナーを目ざす私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマンションで暮らすことになった四人は、共に夢を語り、励ましあい、二組の愛が生まれる。しかし、互いの幸せを願う優しい心根が苦しさの種をまき、エゴを捨てて得た究極の愛が貌を変えていく…。無償の青春を描く長編小説。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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