レンアイケッコン (新潮文庫)

  • 新潮社 (2010年6月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784101309743

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛三部作、ついに完結。
    主人公の雪香は、留学中のアメリカで、お気に入りのベンチ———『夢見るベンチ』に座っていた『黒柳さん』に出会う。
    恋に落ちた2人だったが、悲劇の運命が待ち受けていて———
    とにかく伏線回収がうまい。その一言に尽きます。
    絶対に読んで欲しい一冊です。

  • 久しぶりの文学作品。
    2回くらいストーリーの展開で
    気持ちをぎゅっと掴まれた…
    途中途中のメール文だけでの展開とかとても好き。

  • あったかくて、せつなくて、ほっこりするお話

  • レンアイ三部作の三作目
    小手鞠るいさん、恋愛部門

    出逢い
    恋愛
    運命の人
    アメリカニューヨーク州ウッドストック
    英語
    絵本
    エンキョリレンアイ
    メール
    ふたりめ

    雪香のことば
    「恋愛は、まず自分の人生の土台がしっかりしてから、地にちゃんと足がついた上体で、するもの。なぜなら恋愛というのは、足もとをすくわれるようなものだから。でも、自分の人生や生活や目標がしっかり定まってさえいれば、「足もとをすくわれるような恋」でも、それを楽しむことができる。」

  • カタカナ恋愛三部作のラスト作品。

    この作者さんは、どれを読んでも脳内映像変換が容易く出来る文章。文字を目で追っているのに、絵本のような美しい色彩が想像できるのが凄い。
    解説でやなせたかし氏が、るいさんの作品は「詩」のような文章だと比喩していたけれど、まさにその通りだと思う。
    三部作の中では一番平凡なようでいて、でも将来のハッピーエンドがちょっとだけ垣間見れて私は好き。
    オチは先に感じてしまったんだけど、ちゃんとるいさんの文章でまとめて〆てくれているので、納得です。(笑)

    この三部作、オムニバスドラマとかにならないかなぁ~。

  • 『エンキョリレンアイ』をきっかけにファンになった、小手鞠るいさんの恋愛小説三部作・第三弾。
    ついに三部作完結、そして感動のフィナーレへ…!

    巻頭のモノローグ、誰のものか分からないけど素敵だな~と思っていたら、これって作中にも登場した実在の絵本『僕への小さな旅』(著・伊藤正道,ポプラ社,2006年)から引用したエピグラフなんだとか。
    まずはこの言葉から作品に引き込まれていって…

    とても胸に沁みた。(ˇωˇ)
    3作品読んでみて、小手鞠さんが書く手紙(メール)のやりとりは、本当に詩的で美しいなあと思った。
    内容そのものだけでなく、きっと言葉の選び方・使い方の一つひとつに、読解力のない私でも思わず感じ入ってしまうような何かがあるんだろうな~って思う。
    そして、手紙をやりとりする二人の距離感の描き方も丁寧でいいなと思う*

    でも正直、奇跡でもベタでも何でもいいから、雪香ちゃんの“一生にたったひとつだけの恋と結婚”を叶えてあげてほしかったなぁ~と。(≧ヘ≦、)
    私は“黒やぎさん”よりも“クロヤギさん”の方に惹かれたから、勝手に肩入れしてしまって、そう思うのかもしれないけれど。

    人生は悩み苦しみと無縁ではいられない。
    悲しみを避けて生きることはできず、その出来事を乗り越えるために忘れようとしてみたりもするけれど、本当はそういう辛い気持ちも全部、私という1本の樹を育てるために必要な養分で…。
    だから今はそっと胸にしまっておいて、だけど時々はそれと向き合って、そうしていつか自分の栄養になってくれたら…と願わずにはいられない。
    何だかそんなようなことを教えてくれた作品だった。

  • シロヤギさん
    クロヤギさん

    泣いた泣いた
    良本


    読了日 不明

  • エンキョリレンアイの続編?。
    温かくて切ない。

  • 言葉の言い回しが素敵で、惚れ惚れしてしまいます。読むのが楽しかった

  • エンキョリレンアイ、サンカクカンケイ、最後はレンアイケッコン、最後の旧クロヤギさんとの別れの理由を知り不覚にも泣いてしまいました。

    新クロヤギさんとのメールのやり取りは、だいたい話が読めましたが、最後あの二人はどうなるんでしょうか?幸せになってもらいたい。

    サンカクカンケイのあかねが少し絡んでて、2人がうまくいってるのが、うれしかった。

    三部作とも、話の流れも綺麗で、サクッと読め良かったです。

  • 『エンキョリレンアイ』『サンカクカンケイ』に続く恋愛三部作最後の一冊。それぞれのお話がゆるくリンクしています。

    解説でやなせたかしさんがおっしゃる通り、“メルヘン”で“詩のような”お話だと私も思います。さらさらと読みやすい文章で描かれた、きれいでできすぎた物語のような、でも、どこかで「こんな恋してみたい」と期待しているそのままのようなお話。
    黒やぎさんと白やぎさん、お互いを呼びあうこの呼称が好き。

  • 一つ一つの言葉や文章が、とても綺麗だった。
    悪い人が出てこない、辛いこともあるけど、前向きに進もうと思わせてくれる人が周りにいる、私もこうありたいと思わせてくれる本だった。

  • 彼の描いた空を眺めていると、その空に浮かぶ、白い雲になれそうだと思った。
    彼の描いた海を眺めていると、海原に舞う、一羽のかもめになれそうだと思った。
    彼のそばで暮らせるならばー
    ふたりで一緒に歩いていけるならー
    わたしは草原を渡る風のように、野山に咲く花のように、いつでも自由で幸せでいられると思った。
    彼はーわたしが生まれて初めて、結婚したいと思った人だった。



    エンキョリレンアイ、サンカクカンケイに続き小手鞠るいさんの恋愛作品3部作の3作品目。
    すごくすごくきれいな作品。
    純度の高い恋愛作品だからこそ、どこか夢物語な感じだけれども、こういう恋愛したいなあって素直に思いました。
    たくさんお話ししないと、その人の真ん中の部分ってわからないものなんだね。
    シロヤギさんとクロヤギさんのメールがとても可愛くて、読んでいると無意識に顔がほころんでしまいます。
    クロヤギさんが誰なのか、途中でわかってしまったけれど、それでも最後まで手を止めることなく読み終えてしまいました。
    そしてそのあと、表紙のお姉さんを見て、なんだか嬉しい気分になりました。

  • シロヤギさんとクロヤギさんのお話。

  • 「エンキョリレンアイ」「サンカクカンケイ」と合わせて恋愛3部作とされる一冊。
    翻訳家を目指しての留学中、八木雪香はニューヨークの公園で画家で美術講師の黒柳(くろやぎ)和道と出会う。子どもの頃から“シロヤギ”とあだ名で呼ばれていた自分と“クロヤギ”である彼と。その出会いに運命を感じる雪香。“恋は、一生にたったひとつだけ”“そしてその人と結婚する”と決めていた自分の、彼こそがレンアイケッコンの相手と信じて…。
    完璧なまでの純愛と先が見えるストーリー。物足りなさが残る。解説でやなせたかしが“ほとんどメルヘン”と言っている通りだ。でも同じくやなせたかしが言うように“詩のような”小説だと捉えるなら確かにその言葉の連なりを味わうような読み方もアリかもしれない。

  • とても読みやすく一日で読み終わった。
    途中まではありきたりな恋愛ものか?と若干うんざりとした感じであったがきれいな伏線の回収の仕方であり、よい終わり方であったので☆4つ
    機会があればエンキョリレンアイ、サンカクカンケイも読んでみたい。

  • 恋愛三部作とは気づかず読んだ。
    アメリカで出会い片想いをしていた相手を思い続け、日本に戻る主人公。母や祖母が失敗した「レンアイケッコン」という甘い響きは、主人公の生活をどう創っていくのか。
    悩みは繰り返し、新たな出会いを求める。

    最後のどんでん返し&どんでん返しは小手鞠さんお得意の方法で、今回もだまされちゃったな。

  • 三部作とは知らずに古本屋さんで手にとったレンアイケッコン
    出会いと別れ、そしてまた運命の出会いですよね。
    しろやぎさんとくろやぎさんのメールのやりとりがなんだかジーンときました。
    それにしても、実際会う時毎回遅れてくる波多野さん…
    メールと印象が違いすぎっ(笑)

  • 三部作読了。「エンキョリレンアイ」が一番すきかなァ。小手鞠さんの作品は読みやすいです。

  • 何というか、クロヤギさんって、あぁ、そこに行くの…みたいな。

    三部作読みおわりましたが、何か…私にはあんまり合わなかったかなー。
    女の子女の子した文章で、全体的に可愛らしい感じでした。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。
詩とメルヘン賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化
賞などを受賞。松倉香子さんとのコラボ作として『お菓子の本の旅』
『少女は森からやってきた』『未来地図』『晴れ、ときどき雪』『泣くほど
の恋じゃない』『瞳のなかの幸福』(以上、カバー装画)『ようせいじて
ん 星座のようせい』『うさぎタウンのおむすびやさん』『うさぎタウンの
パン屋さん』『ゆみちゃん』(以上、挿画と装画)。本作は、松倉香子さ
んとの初のコラボ絵本となる。

「2025年 『まほうの絵本屋さん 月夜のチョッコラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小手鞠るいの作品

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