レンアイケッコン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.64
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本棚登録 : 294
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101309743

作品紹介・あらすじ

恋と結婚は一度きり、そして二つはつながっている。自分の未来をそう占う八木雪香は、N.Y.ブライアント・パークの「夢見るベンチ」で、運命のひと黒柳と出会う。これが最初で最後の恋!?でも、幸福な日々は思わぬ出来事で一変。失意の雪香は偶然に見つけた「黒やぎ絵本館」にメールを送るのだが-。いま、幸せのファンファーレ響きわたる未来へ。感涙の恋愛3部作最終編。

感想・レビュー・書評

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  • 「サンカクカンケイ」が好き過ぎただけに…ちょっと残念な
    展開だけど…びっくりしました!

    メール交換のやり取りは「エンキョリレンアイ」を思い出したし
    童謡の「やぎさんゆうびん」の歌詞を思うと
    かなり切なくて。。。静かな洋画みたいな展開でした。

    「クロヤギさんたら読まずに…」で、シロヤギさんは来ない返事を
    ずっと待ち続けるあたりのパターンは
    やはり「エンキョリレンアイ」に似ている。

    でも波多野さんがまさか絡んでくるとは思っていなかったので
    衝撃で「えぇー」と一人でつぶやいてしまいました。

    これが運命の赤い糸なの?

    でも結婚に対する母親や伯母たちの意見が、みんなどれも
    的確で納得しながら読みました。

    恋愛結婚でも見合い結婚でも、やはりお互いに繋がれる
    共通項みたいなものが重要だよね。

  • カタカナ恋愛三部作のラスト作品。

    この作者さんは、どれを読んでも脳内映像変換が容易く出来る文章。文字を目で追っているのに、絵本のような美しい色彩が想像できるのが凄い。
    解説でやなせたかし氏が、るいさんの作品は「詩」のような文章だと比喩していたけれど、まさにその通りだと思う。
    三部作の中では一番平凡なようでいて、でも将来のハッピーエンドがちょっとだけ垣間見れて私は好き。
    オチは先に感じてしまったんだけど、ちゃんとるいさんの文章でまとめて〆てくれているので、納得です。(笑)

    この三部作、オムニバスドラマとかにならないかなぁ~。

  • 『エンキョリレンアイ』をきっかけにファンになった、小手鞠るいさんの恋愛小説三部作・第三弾。
    ついに三部作完結、そして感動のフィナーレへ…!

    巻頭のモノローグ、誰のものか分からないけど素敵だな~と思っていたら、これって作中にも登場した実在の絵本『僕への小さな旅』(著・伊藤正道,ポプラ社,2006年)から引用したエピグラフなんだとか。
    まずはこの言葉から作品に引き込まれていって…

    とても胸に沁みた。(ˇωˇ)
    3作品読んでみて、小手鞠さんが書く手紙(メール)のやりとりは、本当に詩的で美しいなあと思った。
    内容そのものだけでなく、きっと言葉の選び方・使い方の一つひとつに、読解力のない私でも思わず感じ入ってしまうような何かがあるんだろうな~って思う。
    そして、手紙をやりとりする二人の距離感の描き方も丁寧でいいなと思う*

    でも正直、奇跡でもベタでも何でもいいから、雪香ちゃんの“一生にたったひとつだけの恋と結婚”を叶えてあげてほしかったなぁ~と。(≧ヘ≦、)
    私は“黒やぎさん”よりも“クロヤギさん”の方に惹かれたから、勝手に肩入れしてしまって、そう思うのかもしれないけれど。

    人生は悩み苦しみと無縁ではいられない。
    悲しみを避けて生きることはできず、その出来事を乗り越えるために忘れようとしてみたりもするけれど、本当はそういう辛い気持ちも全部、私という1本の樹を育てるために必要な養分で…。
    だから今はそっと胸にしまっておいて、だけど時々はそれと向き合って、そうしていつか自分の栄養になってくれたら…と願わずにはいられない。
    何だかそんなようなことを教えてくれた作品だった。

  • シロヤギさん
    クロヤギさん

    泣いた泣いた
    良本


    読了日 不明

  • エンキョリレンアイの続編?。
    温かくて切ない。

  • 言葉の言い回しが素敵で、惚れ惚れしてしまいます。読むのが楽しかった

  • エンキョリレンアイ、サンカクカンケイ、最後はレンアイケッコン、最後の旧クロヤギさんとの別れの理由を知り不覚にも泣いてしまいました。

    新クロヤギさんとのメールのやり取りは、だいたい話が読めましたが、最後あの二人はどうなるんでしょうか?幸せになってもらいたい。

    サンカクカンケイのあかねが少し絡んでて、2人がうまくいってるのが、うれしかった。

    三部作とも、話の流れも綺麗で、サクッと読め良かったです。

  • 2014.07.17.

  • 『エンキョリレンアイ』『サンカクカンケイ』に続く恋愛三部作最後の一冊。それぞれのお話がゆるくリンクしています。

    解説でやなせたかしさんがおっしゃる通り、“メルヘン”で“詩のような”お話だと私も思います。さらさらと読みやすい文章で描かれた、きれいでできすぎた物語のような、でも、どこかで「こんな恋してみたい」と期待しているそのままのようなお話。
    黒やぎさんと白やぎさん、お互いを呼びあうこの呼称が好き。

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著者プロフィール

小手鞠るい/小説家、詩人、児童文学作家。
岡山県生れ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に、『きょうから飛べるよ』(岩崎書店)が平成27年長野県課題図書に、『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)が第48回岩手県課題図書に『きつね音楽室のゆうれい』が二八年度埼玉県課題図書に選ばれる。その他『ねこの町のリリアのパン』『うさぎのマリーのフルーツパーラー』『お菓子の本の旅』『美しい心臓』『アップルソング』『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』『炎の来歴』など著書多数。

「2019年 『スポーツのおはなし リレー 空に向かって走れ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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