別れのあと (新潮文庫)

  • 新潮社 (2011年12月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784101309767

感想・レビュー・書評

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  • 切ない話が多かった
    別れのあとというタイトルなだけに喪失感を感じさせる甘酸っぱい物語が多かった
    でも、その後には何故か爽やかな読後感があった
    こういう話はただただ幸せな恋愛を綴る話よりも心に残るものだなと思った

  • 愛し愛されてる幸せの中で、ふと感じる別れの予感。どんなに愛していても儘ならないのが人の気持ち。読んでて胸がちりちりするけど、「大丈夫だよ。この先もっと良いことも待っているよ。」と優しく包み込んでくれるような素敵な短編集でした。

  • 別れの話

  • 恋愛真っ只中な話ではなく、
    すべてが終わってしまった過去の恋愛話。
    「振り返ってみると、私、真剣に恋してたわ」
    という感じの短編集なんですが、
    作者は、結婚も不倫もひっくるめて、
    そのすべてを『恋』として描いてる。
    頭の中にすぅ~と入ってくる文章は、
    切なさも喜びも主人公たちと一緒に体感できる様。

  • 生々しく血を流した傷が
    乾いたかさぶたになる頃、
    苦しみ抜いたあの頃の自分を
    撫でてあげられる。
    そんな作品。

  • 男らしい人と優しい人。
    好きな人の使ったものほしくなるのだけは、わーーかーーるーーー!!!ってなった。あとは女の人がなぁ

  • 「静かな湖畔の森の影」「婚約指輪」が良かった

  • 各短編とも出てくるのが、どうにもめんどくさい女の人なのだ。もう勝手にしてよ、という感じがしちゃうのだけど、そこがいいのかも。

  • 軽い気持ちでてにとったけど、
    今の自分にたくさん重なる気持ちがあって、読んでて苦しくなったり共感したりの本でした。

    この作家の作品は他を読む気になれないけど、これよかった。

  • 読み始めてから、
    随分と時間がかかって読み終えた。

    03年くらい前に出会った小手鞠さんの小説は
    使ってある言葉や、情景がとても好き。

    今回の作品は、タイトル通り
    悲しくなるような作品ばかりだったけれど
    それでも背中を押してくれるような言葉があって
    やっぱり好きな作家さんだなーって思った。

    中でも、「静かな湖畔の森の影」は
    少し楽しくなるような作品だったし
    「婚約指輪」はちょうどバスの中で読んでいて
    少し泣いてしまった作品だったし
    「はなむけの言葉」は
    私の10年後は、どうなってるんだろうって
    考えらせられる作品だったし、、

    他にもたくさんある小手鞠さんの作品、
    読みたいな。

  • 表題作のほか5編を収める短編集。
    新たなパートナーを得て、もしくは一人で、幸せな人生を送っている主人公たちが、様々な恋や結婚で経験した忘れられない別れを回想する。
    すでに思い出に昇華したそれらの別れがやや美し過ぎてリアリティにかける気はしたが…どうだろう。同じようにひとつの恋愛や結婚の破局を迎えたタイミングの人が読めば励まされたり明るい気持ちになったりするのかも。
    悪くはないけどすごくいいわけでもない。そんな感じ。

  • 様々な立場の様々な別れを書いた本。切ない

  • 小手鞠さんの作品は初めて手に取りました。
    女性が主人公になっているのですが、
    女性でも恋人、婚約者、妻、不倫などとそれぞれの立場での視点から描かれています。
    女性の会話を読んでいるとなんとなくキュートで、
    男性を凄く愛しているなというのが伝わりました。

    タイトル通り「別れのあと」なのでそれぞれの別れのパターンが書かれていますが、
    ドロドロとしたものはなく、爽やかで新しい一歩を踏み出すということで
    ストーリーのわりには清清しさがありました。

    作品の中で、世の中の多くの人がなぜ結婚をするのか、恋愛だけではなぜ満足できないのか。
    それは結婚によって人は安心と安定を得るのだ。
    安らぎ、くつろぎ、凪、帰る港の見えている漂流。
    これは納得してしまいました。
    男性も同じようにこう思って結婚すると思うのですが、
    一緒に暮らしていくうちに、何処からかボタンの掛け違いで歯車が狂ってしまい、離婚に至ったり、それ以前までに至ってしまうのかもしれないです。

    悲しみにはひとつとして同じものはなく、
    形も変えずその人にしか分からない悲しみく永遠に続くものなので、
    触れてはいけないものだと。
    けれど悲しみも苦しみも他人でも夫婦でも、
    一緒に分かち合えば少しは心が癒されるかと思いました。
    そうやって育んでいくのが夫婦なのかもしれないとも思います。

    六編の中で一番良かったのは「はなむけの言葉」でした。
    少し切ない始まりですが、結婚というものは幸福と絶望がシールのように
    ぴったりと貼りついているという言葉が印象的でした。
    今に満足していなくても、ゆっくりと回り道をしても歩いて、
    十年後の自分が幸せだったら良いなとつくづく思わされました。
    果たして十年後の自分は幸せなのだろうか?

    短編小説なのでとても読みやすく、女性だったらこの作品の中の
    どの女性に当てはまるのかと思いながら楽しむのも良いかと思います。
    男性にも女性の心情を知ってもらうのにも良い作品だと思います。

  • 年齢的に、ぐさっときたり将来を考えることがいっぱい‥軽く恋愛小説を読むつもりなだけやったけど、意外とまた読み返したいと思った。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。
詩とメルヘン賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化
賞などを受賞。松倉香子さんとのコラボ作として『お菓子の本の旅』
『少女は森からやってきた』『未来地図』『晴れ、ときどき雪』『泣くほど
の恋じゃない』『瞳のなかの幸福』(以上、カバー装画)『ようせいじて
ん 星座のようせい』『うさぎタウンのおむすびやさん』『うさぎタウンの
パン屋さん』『ゆみちゃん』(以上、挿画と装画)。本作は、松倉香子さ
んとの初のコラボ絵本となる。

「2025年 『まほうの絵本屋さん 月夜のチョッコラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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