ロリヰタ。 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101310718

感想・レビュー・書評

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  • 付き合う相手は、対等でありたいと思える人、側から見たらくだらないことでも自分にとって尊敬できるところがある人。
    確かに、そう思えることって大事だなと思った。

  • 2009.3.28
    拙い言葉でもいい、誤解を受ける言葉でもいい、伝えようとする必死さこそが想いを運んでくれるのです…。ロリータ・ファッションを愛する作家の「僕」が出会った美少女モデル。二人のピュアな恋は激しいスキャンダルとして世間から糾弾される。携帯メールを取り入れたアバンギャルドな手法と、事実かフィクションかという謎が論争を呼んだ、乙女のカリスマが放つ「純愛小説」の進化形。

  • 成人男性と小学生の女の子の恋なので、
    ピュア(プラトニック)ではあるものの、
    あたしにはすこし幼い気がしてものたりなかった。

    女の子がやはり幼すぎる。

    本の中のメールのやり取りも子どもっぽくて
    なんだか携帯小説みたいで、
    あたしはあんまり好きじゃなかったです。

    やっぱ、あたしは生々しすぎるような野ばら様の性描写、「僕は我慢できずにペニスをあなたのヴァギナに挿入しました」みたいなやつのほうが好きです(笑)

    大好きな野ばらさんのお洋服の描写も今回は
    子供服・エンジェルブルーの物が多くて
    少しがっかりでした。

    しかし、序盤のロリータとロリコン、ギャルとロリータとの相違点などを訥々と述べている部分はすごく良かったです。

    読みながら、そうそう!可愛いに共通しているのはロリータもギャルも一緒なのよ!!!と膝バシバシ叩いちゃいました。

    あたしもあの辺りについて語り出すと、小論文くらいなら書けるかもしれません。

    もう一個のお話、ハネはすごく好きでした。
    美しいお洋服、美しい信念、野ばらワールド全開で
    あのかたくなさにすごく励まされました。

  • ロリヰタ、そしてハネの2作品。

    ファッション、特にロリィタファッションやその精神の描写は
    やっぱり流石だなと思うのですが、全体的に文章が稚拙ですよね…。
    という印象が拭えない作家さんです。
    ライトノベルとか、携帯小説とかそんな感じな印象があります。

    誰よりも美を愛して尊んでいるのに、異端として社会に弾かれる人たち。
    それでも異端として生きていく覚悟が、こういう人たちには必要なのですね。
    理解を求める位なら、理解して貰える自分にならなければいけなくて、
    其の為に自分の矜持を曲げるなら、私は異端で構わない…という強さ。
    私はそういうものをずっと持ち続けて生きていたいな。
    だって人生は1度きりですもの!

  • 最初は作者の自伝かと思った
    ハネ。は読みやすかったけど、
    感情移入がなかなかできない話だった

    好き嫌いははっきりわかれると思う

  • 私にはわからない。

  • 9歳を20歳の子と勘違いするだろうか。

    私小説みたいだけど?

    世界観が狭すぎやしないか。

  • 試しに読んでみた。ロリータ・ファッションについてのちょっとした勉強になった気がする。が、(内容・文章が)好みではない。

著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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