河童の手のうち幕の内 (新潮文庫 せ 4-4)

著者 : 妹尾河童

• 新潮社 (1995年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

"覗きの名手・河童"の秘密と覗きのコツを大公開。なぜ旅を3倍楽しくできるのか、なぜ「河童」が本名なのか、なぜ生きながら蝋人形にされてしまったのか、なぜライターを飲み込んでしまったのか、ユニークな"河童流俯瞰図"はどうやって描くのか。ビックリする話、ナルホドと頷く話、危険な話、ほのぼのとした話。細密イラスト満載の"幕の内弁当"仕立ての珍味傑作本。

感想・レビュー・書評

[chapさんの感想 · 2014年2月8日]

藤原義江の話と俯瞰図の描き方が面白かった。読んだことのある話もあり。

[pelicanさんの感想 · 2005年5月1日]

出雲に旅行に行く前に、この本の「ザ山陰」の稿を、もう一度読み返してみました。やはり、人間、大事なのは好奇心であると実感できます。

著者プロフィール

妹尾河童
１９３０年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、１９５４年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルと幅広く活躍し、「紀伊國屋演劇賞」「サントリー音楽賞」など多数受賞する。また、エッセイストとしても、『河童が覗いたヨーロッパ』『河童が覗いたインド』などの大人気シリーズで知られている。著書多数。『少年Ｈ』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である。

「2013年 『少年H（下巻）　（新装版）』 で使われていた紹介文から引用しています。」