それでも建てたい家 (新潮文庫 み 23-2)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101312125

感想・レビュー・書評

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  • 住宅、建築において知らなかった そもそも を面白く知ることができた。
    女性にとって大切なキッチンについてはダイニングキッチン→システムキッチン→オープンキッチンと時とともに進化していく様がおもしろい。
    男性がつい夢見る書斎について物置、物入れと化すのが落ちとなるこのスペース、どうしてもの場合は男性専用の椅子を買う事を薦めている。男にとって椅子は地位の象徴だそうな?先日私も使っていない椅子(マッサージチェアー)を根城にくつろいで
    いるとなるほどと思う。

  • 建築家の著者が「家を建てる」際の色々を綴ったもの。

    設計するプロとして、「高い買い物なんだから雰囲気で選ぶな」と終始声を大にしている。「綺麗なリビングを作りさえすれば、絵に描いたような団らんが完成すると思ってませんか?」等々、なるほど~と思うあれこれが、軽妙な語り口で綴られている。「あ~あ」と頭を抱える著者が見えるようで、面白い。

    91年前後の話だろうけど、たぶん、今でもそれほど状況は変わってないんじゃないだろうか。建てたことないのでわかりませんが。

  • たのしい文章です。堅苦しい建築論ではなく。日常の暮らしの中から湧き出てくる、雑多な思いを軽妙に記してある。住宅の本質はそんなことと切り離すことができないのだと思った。

  • 宮脇 檀 / 新潮社 (1995/05)

  • 住宅を建てるとき、施主さんには是非読んでいただきたい本です。
    日本の住宅を見つめてきた建築家が語る、住宅設計のキモ。
    建築家に依頼するのではなく、建売住宅を買うという際にも非常に参考になります。
    建築家が書いた本なので、エラソーですが(笑)。

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著者プロフィール

1936-1998。建築家・エッセイスト。モダニズムのデザインに風土性・生活感を重視した住宅設計を追求した。第31回日本建築学会賞作品賞受賞。

「2013年 『日曜日の住居学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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