- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101315515
感想・レビュー・書評
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ひとつの、ある意味でロマンがあった時代が終わったんだな、と、実感しました。アジア貧乏旅行に、スリルと不便さと不条理さとひきかえの特別の何かがあった時代は去りました。そのことをわざわざ確かめに行った様な旅ですね。
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日本からトルコまでバスを取り次いでアジアを横断した際の旅行記。旅行記なので当たり前といえば当たり前なのだが、事実が淡々と書かれ読み物としての面白みに欠けていると思った。
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名所・旧跡、一切なし。ただひたすら、アジアハイウェイをバスで走る。「5万4千円」は純粋にバス代だけ。宿泊費を含めると、とてもこの金額でのアジア横断は無理だな。
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日本からトルコまで(もちろん北朝鮮などの入国が難しい国を除き)、アジアハイウェイを通るバスを使ってアジアを横断してみよう、という企画の本である。5万4千円は、そのバス代の合計額。以前は、こういうバックパッカーの旅行記をよく読んだし、この本の作者の下川氏の本も何冊かは読んだことがある。でも、最近はほとんど読まなくなった。単純に面白くないから。ここで、あそこ行きのバスに乗って、いくらかかって、どうしたこうした、という話が延々と続くわけで、実際にそういう旅行をしてみようと思っていたり、そういう旅のスタイルが好きな人には面白い本なのだろうが、私はそうではないから興味がわかないのである。