隠蔽捜査 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年1月29日発売)
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感想 : 664
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  • 本 ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101321530

感想・レビュー・書評

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  • ひまわりめろんさんの本棚によく今野敏さんが登場するのだが、

    まぁ、相変わらず事件の中身はね
    うんまぁどうってことないですよ
    竜崎がなんか喋ってるだけでいいんです
    ファンてそういうことですから!

    というひまわりめろんさんの感想を読んで、気づいたら今野敏の隠蔽捜査を購入していた。

    もうね、このひまわりめろんさんの感想そのまんまでしたわ( ̄▽ ̄)

    事件の中身は、うんまぁどうってことなかったですわ。
    竜崎が喋ってるのが面白かった( ̄∇ ̄)


    無能な上司は、何か問題が起きたときに、それが誰の所為か追及したがる。有能な上司は、対処法を指示し、また何かのアイデアを部下に求める。


    かっけー。
    私の上司は、前者だな(笑)

    それはまきちゃんが、そうやったもんで、そうなったじゃん!

    他人の所為にしかしない( ̄▽ ̄)


    こりゃなかなか面白い。
    続きも読もうo(^▽^)o

    • 1Q84O1さん
      bmakiさん
      よく考え直した方いいですよ…
      ひまわりワールドは来るもの拒まず去るもの逃さずですから!
      一度、入り込んだらやばいですよ!
      や...
      bmakiさん
      よく考え直した方いいですよ…
      ひまわりワールドは来るもの拒まず去るもの逃さずですから!
      一度、入り込んだらやばいですよ!
      やばい輩ばっかりですよ!
      2024/03/04
    • bmakiさん
      1Qさん

      はい、確かにやばそうですよね。
      やばそうな人には、やばそうな人が集まりますものね( ̄▽ ̄)

      きっと私もやばい奴なんで...
      1Qさん

      はい、確かにやばそうですよね。
      やばそうな人には、やばそうな人が集まりますものね( ̄▽ ̄)

      きっと私もやばい奴なんでしょうね(笑)
      2024/03/04
    • 1Q84O1さん
      bmakiさん、やばい奴なんですね!
      でしたら、大歓迎致します(≧∇≦)/
      って、お前が言うなよってね!w
      bmakiさん、やばい奴なんですね!
      でしたら、大歓迎致します(≧∇≦)/
      って、お前が言うなよってね!w
      2024/03/04
  • 一休さんに勧められ、積んでたけど、おびのりさんに追いつこうと山掘り起こして、見つけて来ました!
    今野さんは、任侠シリーズは、好きで読んでるけど、他はあんまり読んでなかったなぁ…

    警察小説やな。

    官僚か…
    なんか、しんどそう…
    出世、出世で、処世術に長けてる。
    そんなイメージしかない。
    まぁ、私が、そんな世界におらんからの嫉妬かもね。

    主人公 警察官僚 竜崎さん凄い!
    正論を堂々と通していく。自分、理想としてるものがハッキリしてて、ブレない。
    ブレブレの私には、想像すら出来ない生き方や〜!w
    しかし、ここまで、貫き通すと清々しい。
    変人と言われながらも、自分の思った道を生きていくのは凄いし、結果、その背中を見て、部下にも認められてる。
    家族の危機も何とか。
    やっぱり、隠蔽はあかん!
    警察官が犯人でも!
    息子が悪さしても!

    まぁ、左遷という代償はあっても、自身が納得できてたら、いいんとちゃうかな。

    今後も続くようなので、楽しみ!



    「まったく、官僚がみんなあなたほど潔癖ならば、日本はもう少しよくなるだろうな」
    「私は別に潔癖なわけではありません。馴れ合いが嫌いなだけです」


    ***********

    ハイ!土曜日は、映画館へ
     「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
    観て来た〜!w

    南北戦争の近未来版になるんやろうけど、
    アメリカの内戦を戦場カメラマンの視点から描いてる。

    戦闘シーンは凄いけど、あんな間近で写真撮ってたら、死んでまうで!
    もう麻痺してるんやろな。何か、闘う人らに多大な迷惑かけてそう…

    何故に、内戦になったのか?
    背景の説明がほぼゼロ…(−_−;)
    ゼロという事は、説明要らんって事?

    もしかして!!!
    現在進行形の大統領選で、暗殺されかかったおじいちゃんが、大統領になって独裁しだして、国が分断するのを暗に示してるのか?

    ヤバいやん!
    ヤバい!!!!!

    • おびのりさん
      はーい、私も3.5巻とかに
      惑ってます
      一応順番通り読めば良いのかな?
      面白いですよね
      はーい、私も3.5巻とかに
      惑ってます
      一応順番通り読めば良いのかな?
      面白いですよね
      2024/10/07
    • ultraman719さん
      面白いです!
      3.5も買います!
      で、順番通り読むつもりです。
      面白いです!
      3.5も買います!
      で、順番通り読むつもりです。
      2024/10/07
    • ひまわりめろんさん
      数字の順番通りでOKだよ
      .5は短編集となっております
      この短編がまた面白いのよ
      むしろ短編の方が竜崎をよく知れます

      『ボルテスV』もちろ...
      数字の順番通りでOKだよ
      .5は短編集となっております
      この短編がまた面白いのよ
      むしろ短編の方が竜崎をよく知れます

      『ボルテスV』もちろん知ってるがな!
      でもわいは『コンバトラーV』の方が好きやったな〜
      2024/10/08
  • 2006年第27回吉川英治文学新人賞受賞作
    および ひまわり師匠文学賞新人賞受賞

    竜崎は東大卒警察官僚なのである
    日々、国家を守る為にその心身を捧げている
    使命感の堅物、怪傑

    家族の事も守りたい
    だけど時間が足りないので妻に任せている
    そう、愛はあるけど暇がない

    おそらく警察小説なのに何の事件だったか
    ほとんど覚えていない
    竜崎の変人に近い堅実ぶりと
    その美学は理解した
    そして道理を通す事はやはり正義なのであーる

    そして、このシリーズは、
    続いていくのですね

    新人賞かなり遅め?職歴見ていろいろびっくり
    多才な方のようです

    • おびのりさん
      ultraさん
      なんか主人公の竜崎警視長の行末が気になるんですよ
      山崩してください
      ultraさん
      なんか主人公の竜崎警視長の行末が気になるんですよ
      山崩してください
      2024/09/28
    • 1Q84O1さん
      ultramanさんも間もなくいらっしゃいですね!
      ultramanさんも間もなくいらっしゃいですね!
      2024/09/28
    • ひまわりめろんさん
      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      2024/09/28
  • 7から読み始めて面白かったので、最初から読もうとシリーズを集めました。
    最初から読むと、周囲が言うように「変人」というしか無い。強烈なエリート意識、常に相手をキャリアかノンキャリアで見る。長男にも東大に行くことを求めて、私大を辞めさせて浪人させる。娘には政略結婚を勧める。それでいて家庭のことは妻任せ。これだけだと嫌な人になってしまうが、行動は原理原則通り。ブレが無い。自分が間違っていると分かれば躊躇なく修正する。それが明確なので読んでいてスッキリする。
    この本でも迷いは確かに有ったが、最後は正しい方向に邁進している。降格人事となってしまったが、次の大森署長での舞台が楽しみになる。

  • お勧めいただいて借りた本。
    まず、この本についてひと言。
    図書館の「貸出し可」で検索した本は上下巻に分かれていました。
    ところが、勧めてくださった方からそれは不思議とコメントあり。
    手に取ってみて納得でした。
    それは「大活字本」という特別な本だったのです。
    500部限定、一冊3,000円。
    大活字のため、上下に分かれていたのです。
    発行所は新潮文庫ではなく、社会福祉法人・埼玉福祉会。
    高齢者や弱視者の目の疲労軽減のために特別に印刷されたものでした。
    読みやすかった!
    ブクログ登録が困難だったため、文庫本で登録しました。

    今野敏さんの作品、初めてでした。
    吉川英治文学新人賞を受賞したのが20年くらい前。
    ブクログって、素敵な出会いの場ですね。

    妥協やごまかし、忖度とは無縁の男、竜崎伸也。
    ピュアな高校生のように、社会正義のため、正論に従って行動する。
    それゆえ、変人と揶揄される。
    そんな竜崎が、上意下達の警察組織でどうやって生き延びるのか。
    事件解決が主ではない警察小説。
    これは面白かった!

    心に残ったのは竜崎の妻・冴子。
    息子の不祥事の際に竜崎がとった行動に かけた言葉。
    「父親らしいことをやったのよ」
    そして、あたふたする竜崎に 自分に任せろと言う。
    「国のために働きなさい」
    「主婦を舐めないでね」
    カッコよすぎる!

    続編の『果断』も借りてきました。
    大活字本では無かったけど。
    積読本と折り合いを付けながら、これからも竜崎を追い続けます。
    やまさん、お勧めありがとうございます。

    • bmakiさん
      竜崎、最初はいけ好かない男だなぁって思っちゃったんですけど、だんだんハマってきますよね(笑)

      シリーズを重ねるとそのブレなさ加減が魅力...
      竜崎、最初はいけ好かない男だなぁって思っちゃったんですけど、だんだんハマってきますよね(笑)

      シリーズを重ねるとそのブレなさ加減が魅力的すぎて!!o(^▽^)o
      2024/08/26
    • yyさん
      一休さん、楽しみなコメントありがとうございます !(´▽`)
      出版後少し時が経っているので、図書館で借りやすいのは ラッキー ٩(。•ω...
      一休さん、楽しみなコメントありがとうございます !(´▽`)
      出版後少し時が経っているので、図書館で借りやすいのは ラッキー ٩(。•ω•。)و
      2024/08/26
    • yyさん
      マキさんも、ワクワクの予告編、ありがとうありがとうございます
      (*´︶`*)♡
      そうなの。
      「 上巻」を終えた時は、"いけ好かないおっちゃ...
      マキさんも、ワクワクの予告編、ありがとうありがとうございます
      (*´︶`*)♡
      そうなの。
      「 上巻」を終えた時は、"いけ好かないおっちゃん" だって思ってました。ところが「下巻」に入ったら、なんか 良い奴じゃない ⋆。˚✩
      さらに魅力的になっちゃうわけですね。
      楽しみ♬.*゚
      2024/08/26
  • 今野敏のことはひまわりめろんに聞け!
    隠蔽捜査を読みなさい!とのカリスマからの指令で初今野敏は隠蔽捜査です!
    ありがとうメロリン!ありがとう今野敏!

    イヤなヤツ竜崎と思わせといてからのデキる男・竜崎はドストライクです\(//∇//)\
    ついて行きます竜崎♡
    おまえもついて行け伊丹!!

    さぁ次読まなくてわε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
    とうぶん楽しめます♪

  • 今野敏(1955~)の作品、ブクログ登録は2冊目。

    本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、衝撃の真相に気づいた。そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知るーー。保身に走る上層部、上からの命令に苦慮する現場指揮官、混乱する捜査本部。孤立無援の男は、組織の威信を守ることができるのか? 吉川英治文学新人賞受賞の新・警察小説。

    ---引用終了


    本作は、吉川英治文学新人賞受賞作になりますので、当時の受賞作品を見ておきます。

    第26回/2005年 「夜のピクニック」 恩田 陸
    第26回/2005年 「幸福な食卓」 瀬尾まいこ
    第27回/2006年 「隠蔽捜査」 今野 敏
    第28回/2007年 「一瞬の風になれ」全3巻 佐藤多佳子
    第29回/2008年 「ミノタウロス」 佐藤亜紀

  • 隠蔽捜査は、9冊連載されている。ほとんど読んだが、初版がよい。主人公は「出世よりも官僚としての役割を果たしているかどうかの方が重要」と考えている。昨今の官僚はもう一度役割を自問して欲しい。

    • ダイちゃんさん
      なおなおさん、今晩は。コメントして頂き、有難うございます。そして、“フォロー” と いつも “いいね” を頂き、感謝してます。励みになります...
      なおなおさん、今晩は。コメントして頂き、有難うございます。そして、“フォロー” と いつも “いいね” を頂き、感謝してます。励みになります。さて、本棚に上げた、「隠蔽捜査 続編」のレビューに書きましたようにに、主人公は “原理原則” に忠実に生きる人で、少し羨ましく思います。私は、今年、愛犬を亡くし、ブクログ始めました。これからも、楽しく読書したいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
      2021/10/03
    • なおなおさん
      ダイちゃんさん、こちらこそ「フォロー」と「いいね」をいつもありがとうございます。
      私はブクログのおかげで知らなかった作家さんや本を知り、読書...
      ダイちゃんさん、こちらこそ「フォロー」と「いいね」をいつもありがとうございます。
      私はブクログのおかげで知らなかった作家さんや本を知り、読書が楽しくなってきました。
      そして何よりも、ブクログ利用者さんオススメの本が非常に参考になり、読みたい本であふれております(いつ読めるやら…^_^;)
      ダイちゃんさん推し⁉の山崎豊子さんの本もその一つです。
      これからもよろしくお願いします。
      お返事をありがとうございました。
      なおなお
      2021/10/03
    • ダイちゃんさん
      返信コメント有難うございました。
      返信コメント有難うございました。
      2021/10/03
  • 初めての今野敏さん作品。
    読みやすくて2日間の通勤で読了してしまった。

    読み始めた当初は主人公:竜崎に対して、エリートで仕事はできるけれど自分の考えを曲げない頑固な人だなと感じていたが、物語が進むにつれて不器用なだけで仕事に対する信念や一途な行動がカッコイイと感じるように気持ちが変化した。同期や部下、家族が竜崎を信頼しているのも今までの竜崎の想いからくる行動が正しい結果を生んできたからなんだろうなと思った。

    同期の伊丹と竜崎の掛け合いがなんか良くて、伊丹の危機を救う竜崎の迫真の気概と行動力には感動もした。
    性格も性質も異なる2人だからこそ良い相棒になれるのかな。

    また、事件と並行して竜崎家でも問題が発生。
    今まで仕事一筋で家庭のことは妻に任せきりだった竜崎も今回ばかりは決断を迫られる。迷いながらも最終的に取った決断は父親としての役目をしっかり果たしていて、反抗的だった子供たちとの絆も深まるきっかけになったと思う。

    警察という巨大な組織の中で自分の信念を貫き通すのは相当な意思が必要だろうに、それをブレることなく決断できる竜崎はやっぱり一目置かれる存在だ。
    自分に不利なことでも受け入れて前に進む姿勢は容易ではないけれど見習いたい。

  • 今野敏といえば警察小説というイメージだが、随分前に一作読んだことがあるのみだった。
    先日読んだ堂場瞬一がガッカリだったので、何か警察小説で良いのがないかと思って読んでみた。

    まず、この作者は難しい言葉、漢字などは一切使わず、読みやすい文章に好感が持てた。
    ストーリーとしては、警察官僚(キャリア)である主人公・竜崎伸也が、連続殺人事件と息子の件を絡めながら同時進行で描かれる。
    竜崎は、小さい頃から勉強に励み、東大を経て国家公務員試験に合格し、警察官僚となる。
    多くの小説では、叩き上げの警部が主人公で、その
    邪魔をする存在として描かれることが多い「キャリア」だが、本書ではそのキャリア視点から描かれているのがとてもユニークと感じた。
    私の大好きな、ウィングフィールド作品に登場するフロスト警部が、まさに現場叩き上げタイプだ。上司である署長の言うことなど聞かず、やりたいように捜査を進めてしまう、その破天荒さがたまらなく楽しい。
    普通だと、竜崎のような人間だと感情移入しづらく面白くないのではないかと思うのだが、とんでもない。
    とにかく、この真面目で原則を重要視し融通の効かない仕事ぶり、いや生き方に逆に爽快感さえ感じて応援してしまうのだ。
    おそらく、自分自身で考えてみると、今までの人生で何事にもつい妥協し、仕事でもある程度適当?に誤魔化して過ごしてしまう自分自身の情けなさといったものを実は感じているからだろうか。
    単なる優越感、ブライドではなく、竜崎の警察官僚としての使命、矜持というようなもので突き進んでいく姿に感動し憧れてしまうのだ。
    終盤に、部下の谷岡との会話では、思わず涙が止まらなかった。それまでは、ひたすらキャリアとしての仕事を遂行することだけが重要で、他人や同僚との個人的な関係は不要と考えている竜崎だが、谷岡からの言葉は嬉しかっただろうと思う。

    「隠蔽捜査」はシリーズ物のようだ。
    竜崎のこれからの活躍が、まだ何巻も味わえると思うと楽しみで仕方ない。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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