転迷 隠蔽捜査4 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 115
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101321592

作品紹介・あらすじ

大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が隣接署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練――闘う警察官僚竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。

感想・レビュー・書評

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  • どんな相手でも怯まず自分のスタイルを通す竜崎が今回も炸裂。
    本当、無駄な事が多い中竜崎みたいな人がいれば仕事時間って短縮できるんだろうけど、ややこしい人が多いのもとっても解るし、同じ職場に居て欲しいと思える竜崎。相変わらずややこしい相手が沢山出てくるけど、どう解決するのかと一気に読んだ!

  • 様々な難題が、竜崎署長を襲う第4弾。

    大森署管内で、悪質なひき逃げ事件が発生する。
    更に、生活安全課の署員が覚醒剤の売人を検挙したところ、厚生労働省の麻薬取締官が激怒し、クレームを付けてきた。

    更に、近隣署管内での外務省職員の他殺体の発見や、連続放火事件など難題が立て続けに起こる。

    更に更に、娘の交際相手が載っていた飛行機が墜落した、との報せが入る。
    公私ともに多難な問題に翻弄される竜崎署長。

    やがて、バラバラの事案が一つの絵にまとまり始める。
    最後は、見事な解決に向けて、敢然と立ち向かう。
    引き続き、一気読み必至の良書です。

  • 竜崎、伊丹がかっこいいのは相変わらずだが、サブキャラも、いい仕事してます。今野さんの作品は、犯人以外憎むべき人間がでてこないんだよなあ。

  • 長男の不祥事で所轄に左遷された警察キャリアで朴念仁の主人公。
    外務職員の他殺体、覚醒剤捜査等様々な難題に持ち前の頭脳と決断力を武器に、毅然と立向かいます。

    この作品は、主人公は相手が誰であろうと原則論を曲げずに自分の考えを曲げずに物言う姿が格別です。
    部下からは過去作品より信頼関係が築かれ、同期の伊丹刑事部長は主人公依存症気味なのもニヤニヤしてしまいます。

    本シリーズのファンなら引き続きお勧めの作品です。

  • 原理原則に基づいて全ての行動を決める変人シリーズ第4弾。今回は色んな部署と事件が絡まりひとつにまとまるお話。いつもの伊丹さんに加え、麻取りの苦情をも黙らせる竜崎さんはすっきりして読んでいて楽しいです。
    上の仕事を全部やり遂げてしまう竜崎さんはもうどんなところにいってもやっていけそうですね。でも大森署のひとたちの日常が楽しいのでこのままでいてほしいです。まだ続きを出しているようなので読むのが楽しみです。

  • シリーズ第四弾。間にスピンオフ作品があるので、正確にはシリーズ五作目と言った方が良いだろうか。

    今回も竜崎伸也の四角四面の真っ直ぐな性格が幸いする。外務省職員の殺害事件、悪質な轢き逃げ事件、麻薬取締官との軋轢と大森署署長・竜崎の周辺が俄かに慌しくなり…次々と起こる難局、難題を乗り越える竜崎と竜崎に協力する伊丹が非常に魅力的である。

  • 今野敏の隠蔽捜査シリーズ第4弾
    所轄内、近隣署で同時多発した事件に、娘の恋人絡みの外務省官僚、果ては麻薬取締官まで複雑に関係した事案を、いつもの「国家公務員として成すべき事」最優先のスタンスで少しづつ解決していくキャリア官僚で所轄署長:竜崎伸也の活躍を描いています。
    今回も痛快無比!的な感覚で一気読みでした(^_^;)
    このままシリーズ読破か??

  • おもしろいんですが3.5かな〜
    今回は3つの事件が絡むのでそれぞれのキーパーソンがいるのですが、竜崎に対する周りの反応が通り一遍等だな〜と思うようになってきました…
    物語の大筋はおもしろい!私は伊丹が好きだ

  • 今回も判子押したねー。麻取りの矢島さんも「あんたは、いつも判を押しているんだな」と言うくらいだし、自分でも 土曜日に判押ししなくてもいいとなると、けっこう退屈するものだ。って!言っちゃてる。

    ひき逃げ 殺人、麻薬と放火…いろんな事件が、何故かいろんな人を巻き込んで竜崎さんがまとめなければならなくなる。
    外務省の内山さん 麻取りの矢島さん 公安の折口さん 竜崎さんを不思議な人だと思いながらも好意を持ってくれそうですね

    「本気ですか」
    「私は本音しか言いません」
    「そうでしょうね あなたは、やはり面白い方だ」
    「別に面白くはないと思いますよ」
    (^O^)

  • 警察もの
    しつこいくらいハンコを押している署長さんが主人公
    海外弁護士ドラマのように複数の事件が走って・・・
    読み始めたら面白かった

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著者プロフィール

今野敏(こんの びん)
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、東芝EMI入社。ディレクターと宣伝を勤める。主な担当は、TMネットワークの前進バンド『スピードウエイ』。宣伝では、オフコース、甲斐バンド、チューリップなどニューミュージックを担当。1981年、同社を退社、作家に専念。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で、第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。
2018年は「作家生活40年」のメモリアルイヤーで多くの特集が組まれている。主な企画作品に、2018年7月、任侠シリーズ最新刊『任侠浴場』刊行。新シリーズとして同年10月『継続捜査ゼミ』を刊行した。

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