- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101321615
作品紹介・あらすじ
副署長、女性キャリアから、くせ者刑事まで。原理原則を貫く警察官僚・竜崎伸也が、さまざまな困難に直面した七人の警察官を救う!
畠山警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた(「訓練」)。関本刑事課長は部下戸高の発砲をめぐり苦悩した。そこで竜崎の発した一言とは(表題作)。貝沼副署長、久米地域課長、伊丹刑事部長。彼らが危機の際に頼りにするのは、信念の警察官僚、大森署署長竜崎伸也だった――。七人の警察官の視点で描く最強スピン・オフ短篇集。
感想・レビュー・書評
-
長編での竜崎の辣腕と采配そして事件解決。
その脇を固める大森署の面々。
さて部下達は竜崎をどう受け止めているのか?
本心を知ることができるこの番外編♪
非常に面白いです〜‹‹\(´ω` )/››
シリーズが進むと大森署をはじめ、竜崎周りの登場人物に好きなキャラも出来てきますし…
何作かに一冊のサービス本みたいで良いですね♪
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったです。
大森警察署竜崎署長を取り巻く、さまざまな警察官の心の内が聞こえてきますね。 -
隠蔽捜査シリーズ
スピンオフ作品第2弾
今作は、これまでのシリーズに登場した7人がそれぞれ主人公となる短編集となっている。
大森署副所長、貝沼悦郎
警視庁警備部警備第一課、畠山美奈子
警視庁第二方面本部管理官、野間崎正嗣
大森署刑事課長、関本良治
大森署地域課長、久米政男
大森署強行犯係長、小松茂
警視庁刑事部長、伊丹俊太郎
仕事をする上で迷いや悩みを持った時、彼らが考えるのは、
竜崎ならどうするだろう?
竜崎ならなんと言うだろう?
ということだ。
そして悩んだ末に竜崎に相談し、まるで魔法のように悩みや迷いが解消する。
竜崎自身はいつも通り合理的に対処しているだけで、なにも特別なことはしていないと思っているのだが、そこが一番かっこいいところ。
登場人物たちも皆、竜崎に惚れ込んでしまうのだ。
竜崎のような上司がいてくれたら、これほど頼もしいことはないだろうな。 -
2017年(発出2014年) 321ページ
(2月読書……6258ページ 洋書117ページ)
竜崎伸也を取り巻く人たちの7編のスピンオフ作品集です。
『漏洩』……まるでホテルマンのような大森署の貝沼副署長。捜査情報を新聞にすっぱ抜かれ、朝から何やら工作を⁉︎
『訓練』……竜崎伸也が恋した女性キャリア、畠山美奈子がスカイマーシャルの訓練に参加することに
『人事』……新たに第二方面本部にやってきた弓削本部長。野間崎管理官が弓削本部長にレクチャーした内容とは
『自覚』……管内で発生した強盗殺人事件。関本刑事課長が臨場する。警視庁本部捜査一課も現場へやってきた。そして捜査員たちが大森署へ引き上げようとしている時に、どこからか発砲音が
『実地』……警察学校の卒業配置で地域課に配属された研修中の新人警察官が、職質した窃盗犯を取り逃がす。久米地域課長は新人警察官を守るため、怒鳴り込んできた関本刑事課長と対立する
『検挙』……検挙数・検挙率のアップを求める警察庁からの通達。小松強行犯係長は部下の係員たちに上からの指示を伝達した結果は
『送検』……おなじみ、伊丹刑事部長の登場
全部面白い。最高です。 -
【隠蔽捜査シリーズ5.5】スピンオフ7話短篇集。
主人公たちは、竜崎伸也を取り巻く警察官。
それぞれが、苦悩や壁に阻まれる。
迷った末に竜崎に相談したり、進言を求めたり。すると、明確に道が開け、なんで悩んでいたのか?不思議になるくらい霧がはれるのだ!
竜崎が以前、恋に落ちた畠山美奈子が、電話で相談するシーンでは、竜崎の心境まで想像してしまった。大森署の面々のキャラもはっきり見れて面白かった。 -
今野敏『自覚 隠蔽捜査5.5』新潮文庫。
文庫化されたので再読。
シリーズ第7弾。スピンオフ短編7編を収録。前回のスピンオフでは伊丹が主役であったが、今回は竜崎を主役にしたスピンオフである。全ての短編に竜崎の魅力と人間性を感じるエピソードが凝縮されており、非常に面白い。
『漏洩』。誤認逮捕にマスコミへの捜査情報の漏洩。この危機に竜崎はどうするのか…変人と呼ばれる竜崎の行動が一番まともに見える。
『訓練』。かつて竜崎とアメリカ大統領の警護を行なった美貌のキャリア、畠山美奈子はスカイマーシャルの訓練に送り込まれる。竜崎に弱音を吐いた美奈子は竜崎からサジェスチョンを受けるが…
『人事』。かつて、竜崎と揉めた野間崎の上司に弓削篤郎が赴任する。竜崎に興味を抱いた弓削は大森署に向い、竜崎との面談を求めるが…
『自覚』。住宅街で発生した強盗殺人事件。大森署の戸高刑事は人質を取った容疑者に向けて発砲するが…撃てない警察という世の風潮の中、竜崎の判断は…
『実地』。大森署に卒配された警察官が職務質問した大物窃盗犯を取り逃がす。この失態に罪をなすり付け合い、責任転嫁で揉める大森署内。この事態に竜崎は…
『検挙』。検挙数と検挙率のアップの通達に問題児の戸高が果敢に挑み、大森署は大パニック。竜崎はこのパニックをどう収めるのか。
『送検』。強姦殺人事件の被疑者逮捕を指示した伊丹は誤認逮捕の危機に陥る。伊丹を助ける竜崎は… -
竜崎を取り巻く七人の警察官目線で語られる短編集
あいかわらずすきっと爽快!
そしてますます竜崎署長のとりこに
今野敏さんは短編もおもろい! -
-
こんばんは!あらら、盛大なネタバレちゃったかしらん?
小声でお願いします。○○○県警です。
戸高の大ファンなんです。出てこなかったらどう...こんばんは!あらら、盛大なネタバレちゃったかしらん?
小声でお願いします。○○○県警です。
戸高の大ファンなんです。出てこなかったらどうしようと思いつつ、出ないはずないよな、と謎の自信があります。次巻が待ち遠しいですね!
2018/06/04 -
コメントありがとです。
ネタバレ、まったく気にしません♪
戸高くんは、自分も初登場時から好きなキャラ・・・。是非ともまた活躍してほし...コメントありがとです。
ネタバレ、まったく気にしません♪
戸高くんは、自分も初登場時から好きなキャラ・・・。是非ともまた活躍してほしいですね。2018/06/05
-
-
やった!シリーズ5.5
嬉しくて最後の方は読み終わるのが寂しくてゆっくり読んでました。
どの話でも竜崎さんがかっこよく、なんでもっと早く相談しないのよ!と突っ込みたくなる。
ほんと竜崎さんだけは視点が違う。
視点を変えて見てみることの大切さを感じられるシリーズです。 -
男だ、女だ。
派遣社員だ、契約社員だ、正社員だ。
○○の実績あり、●●は未経験。
…自分が持つ特質をメリットとするかデメリットとするかは自分次第なのだ…と気づかせてもらえた。
当たり前のことだけど、とても大切なこと。 -
スピンオフ。シンプルかつストレートに竜崎の良さが伝わってくる。美奈子の回が好き。合理的に使えるものを使って。見習いたい。
-
隠蔽捜査シリーズ。短編集。今回は今まで細かく描かれていなかった大崎署の副署長、刑事課長、地域課長、強行犯係長、そして方面本部長など今まで名前しか出ていなかった人たち目線の短編集。
最後結局、さすが竜崎署長!、となるのがわかっていてもきもちがよい -
竜崎が署長を務める大森署には、個性的な部下がいる。
そんな彼らが抱える悩み、葛藤、怒りの数々に竜崎がどう対応し、彼らが竜崎をどのように思っているか。
本編でも少しずつ竜崎を理解してきたように思えたレギュラー陣の心情が垣間見える逸脱のスピンオフ短編集。
2017年6月25日読了。
じっくり大切に読もうと思っていたのですが、読み始めたら止まらなくなって一気読みしてしまいました。
隠蔽捜査ファンにはたまらない1冊だと思います。 -
短編集
竜崎署長の周りの人物たちの話
バサバサと合理的に決断する竜崎署長が気持ちいい
上司にいてほしい
困ったら相談したい
芯がぶれない
竜崎署長にはなれないから、近くにいてほしい -
<ス>
なんともここ二週間くらいの間に隠蔽捜査の5巻目までを読んできた自分にはとても応える『スピンアウト』の5.5巻なのである(3.5巻の時は分かりませんでしたが,その後の勉強により『スピンアウト』を理解するようになりました。ありがとうw)。 そして何故だか(お酒が少し入って僕の気分は若干高ぶってはいるが)涙が出て来て止まらない!!またあれだ『快感原則』のつぼに触れるのだ!
で,文庫本の事とて,解説者のことに触れる。女性書評家大矢博子。きわどいところでネタバレまではいかないけど,この本面白そうだな買おうか,という気分にさせてくれる良い感じの解説じゃないですか。しかも文芸の世界には珍しく美人だし。あ,すまぬ。今の発言忘れてくれ! -
様々な立場の警察官から竜崎が描かれてる。検挙…思わず笑って読んだ…戸高さんいいわあ。
-
みんなが普通に考える保身や、マズイ!と思うことをことごとく素で解決していく署長。みんなぽろぽろ目からウロコを落としていきます。
いつもながら、すっきり読めます。