失恋 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101325194

感想・レビュー・書評

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  • 短編集4作品。
    「欲望」が良かった。

  • 2010年1月18日購入。

  • ある時期にタイトル買いしたまま、5年以上も読まずにいた本をやっと読んだ。作者が亡くなる前に読んでみたかった気もする。非常に読みやすかったが、時々透けて見える作者の素の姿が、なんとなくストーリーを邪魔する気がすることがあった。他の作品も読んでみたいかはわからない。

  • 『ひとがひとを「信じたい」と思ったり、
     「救いたい」と思ったりするのは、
     すべて自分勝手な「欲望」なのだろうか――。』

    まず、この人の名前が読めなかった。
    さぎざわめぐむ、と読むらしい。
    「欲望」「安い涙」「記憶」「遅刻」の
    4つの短編からなる本。さらっと読めた。

    “恋”と“愛”の違い。
    なんだか大人向けな雰囲気だった。
    しっとりほろ苦い恋、あるいは失恋。

    恋に疲れたときに読むと、ちょっと復活できる。
    L25の書評に「恋に疲れた人に」って
    書いてあった理由が分かった。
    どの短編にも共通していることは、そこはかとない無力感。

    無力感、と解説に書いてあって、
    なんだか妙に納得してしまった。
    確かに失恋というのは、怒りよりも悲しみよりも
    無力感って言う言葉がしっくりくる。

    「遅刻」の最後の数行に驚かされた。
    4つの中で一番印象に残った。
    「記憶」の結末はなかなか爽快だった。

  • 失った恋の短編集。

  • 最後の”遅刻”がいい。お互いに想ってるんだけどその量がちょっと違うだけで「失恋」になっちゃうんだろうなぁ。おんなじ重さの人はいないよ…2008/5/15

  • 鷺沢萠の登場人物たちは言葉を言い放つ、ような気がする。それがリアルだと思う。

    登場人物のつぶやきが、自分もつぶやいたことがあるのでは?と思う。

    この小説は4つの短編から成るのだが、
    特に『記憶』という話は好きだ。
    そう言う人は多い気がする。
    利用されているとわかっていながらも男に会いに行ってしまう女。彼女の決着のつけ方に拍手。

  • 面白かった!これも一種の失恋か。。。と思うと私は毎回デートのたびに軽く失恋してるかも。。と思う(笑)

  • 『記憶』がよかった。
    主人公の『欲望』の解釈には一緒になって考えちゃいました。。。

  • 2006/08/

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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