- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101327297
作品紹介・あらすじ
柳原美知代と夫が自宅で殺されたのは一人娘の美沙が遠足に行っている間だった。帰宅後、両親の惨殺死体を見た美沙は、心に致命的ともいえる深い傷を負ってしまう。だが美知代は死んではいなかった。意外な形で蘇った美知代は六年後、成長した美沙と再会する。しかし美沙は深刻な人間不信に陥って、人を愛することも、愛されることもできなくなっていた…。文庫書き下ろし長編。
感想・レビュー・書評
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手放し本。
'97.8読了。
人間の心の弱さが凶器になる話。 -
「ふたり」と同系統の話だった。3文字タイトルのシリーズなのだろうか。始まりの事件は、より陰惨に、インフレ気味である。
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柳原美知代と夫が自宅で殺されたのは一人娘の美沙が遠足に行っている間だった。帰宅後、両親の惨殺死体を見た美沙は、心に致命的ともいえる深い傷を負ってしまう。だが美知代はしんではいなかった。意外な形で蘇った美知代は六年後、成長した美沙と再会する。しあし美沙は深刻な人間不信に陥って、人を愛することも、愛されることもできなくなっていた。
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小学生の時に読んで一種の衝撃を受けた本です。
死んでしまった母親が娘を思うあまり、
同時期に死んだ若い青年の身体に乗り移ってしまい…という異色なお話。
恋愛色が強いお話よりもこういう家族愛が強いお話が好きなので、
何度も何度も読み返して表紙がボロボロになってしまったのもいい思い出です。 -
最後は死んじゃうんだろうな・・・と思いながらも
主人公である母親を応援せずにはいられなかった。
後悔してもしきれないよ、私が。 -
ラストがもう少しハッピーになってたらいいのになあと思いましたが、明言されていないので救いはあります。『ふたり』に全体的な雰囲気が似てる気もします。赤川作品らしく読みやすいです。