吸血鬼 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1998年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784101327334

感想・レビュー・書評

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  • 収録作品
    モノクロオム/吸血鬼/コードレス・ナイト

    *****

    ぱらぱらめくって驚くのはまるで脚本のようなつくりであること。
    脚本なのかしら…“(スポットライト)”なんて描写もあるくらいなので。
    赤川次郎さんだということだけで読み始めた私にはよく分かっていないんだけれど、登場人物の名前と台詞がセットでお話は進み、所々に行動や場面転換の描写が隙間をぬうように入ってくる。
    頭の中には舞台が広がり、演者たちがくるくる動く。
    読み終わった時には「この舞台、観たい!」となっていた。


    お気に入りは『モノクロオム』。
    停電した真っ暗闇の中で進む物語。
    真っ暗闇だからこそ進んでいくお話。
    その場面設定が面白くて、お話の中の時間としてもけして長くはないんだけれど、濃い時間が流れている。
    主人公である盲目の女性がとても凛々しく、暗闇の中での光のように物語の行く末を握っていた。

    『吸血鬼』はちょっと怖いお話。
    呪われたバイオリン、鏡…うーん。

    『コードレス・ナイト』は苦い大人のラブストーリー、でしょうか。

    赤川次郎さんの小説を久しぶりに読もうと思っての選書だったので、ちょっと予想外ながらもすらすらと読めて興味深い本だった。

  • 少女エリカと父クロロックの「吸血鬼はお年ごろシリーズ」とは関係ありでません。
    3編の台本です。

    ヴァイオリン「チェリーニ」にまつわる絵に、吸血鬼の題材になった人物と交わって,現代に影響を与えるという壮大な背景を持った物語。

    他の2作も、台本として書いてあり,話題の飛躍があるが、
    演じろと言われればできそうな台本である。

    赤川次郎の場合には作品数が多いので、どんな筋書きでも、補間する題材を探せるので、演じる側にとっては楽だ。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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