- 新潮社 (1999年4月26日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・マンガ (432ページ) / ISBN・EAN: 9784101328157
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
多様な人間模様とリアリズムを描いた短編集で、特に貸本時代の作品が中心となっています。陰鬱な雰囲気を持つ作品が多く、読者は時に気持ちが暗くなることもありますが、登場人物の背景や表情が丁寧に描かれており、...
感想・レビュー・書評
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『つげ義春が語る 旅と隠遁』を読んでいて、
何かつげの漫画が読みたくなって図書館で借りた。
貸本時代の作品が中心。
『リアリズムの宿』は山下敦弘監督の映画で観た。
尾野真千子が美しかった。
正月明けのこの時期、こういう本が合う。
P321
まだ未熟だった私は、彼女の積極的な技巧に
しびれながも、恋愛感情のともなわない関係が
不潔なものに思え(現在はそうは思わない)
距離的な不便を理由に、すぐ関係を断ってしまった。
(『懐かしいひと』)
P337
「過去は問わないことにしているんだ」
(『懐かしいひと』)
P354
ぼくは貧しげでみすぼらしい風物には
それなりに親しみを覚えるのだが
リアリズム(生活の臭い)にはあまり
触れたくはないのだ
(『リアリズムの宿』)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京人2024年6月号のつげ義春特集を読んで、久しぶりにつげさんの漫画を読みたくなって、書棚から引っ張り出し再読。
貸本時代の作品を中心に17作を掲載。有名な「おばけ煙突」は陰鬱でラストも救いようがないが、人物たちの背景や表情が丁寧に描かれ、素晴らしい。
本書に掲載されている貸本時代の作品は、そういう感じの陰鬱系が多くを占める。読んでいて、気持ちが暗くなる。
「懐かしいひと」以降の4作は後期のものだが、一転して温かみがあってやさしい。特に印象に残るのは、「枯野の宿」。主人公が布団に入ったまま小舟に乗っている場面は、幻想的で素晴らしい。
佳作揃いの本書だが、上記のように割と暗めの作品が多い。ある程度彼のマンガを読んだ後で読むといいと思う。 -
3.5
ねじ式 などからつげ義春を知った為、初めこの作品群が同じつげ義春なのかと疑うほど画風も作風も違っていて、巻末の解説を読んでそれが貸本業の依頼に基づいて描かれた為である事が理解出来た。
つげ義春と言えばシュールな作風というイメージが付いてしまっていたが、この方色んな作風、画風で描けるとても幅広い技術を持った作家なのだなと頻りに感心し通しである。 -
本当は大判で読みたい14編。
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貸し本時代の手塚治虫ふうがメイン。
こちらはあまりぴんとこず。
ぽんと載せられた「懐かしい人」が傑作。
おばけ煙突/ある一夜/不思議な手紙/腹話術師/盲刀/穴/ねずみ/右舷の窓/西瓜酒/運命/不思議な絵/手錠/蟻地獄/懐かしいひと
リアリズムの宿/枯野の宿/会津の釣り宿 -
相変わらずの傑作揃いですよ! 一読の価値アリ、です。
ヽ(・ω・)/ズコー
個人的には前半の作品群より後半の…つげ氏の魅力と言うか、作風と言いますか、氏独特の絵柄になってきた作品のが好きですねぇ…内容もSFだとかホラーだとかより僕はつげ氏の自伝的? な作品のが好きですねぇ…。
ええ、個人的には「ねじ式」より「無能の人」なんです、僕は…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
こんなのも図書館で借りられるんだな。
初期の絵から比べ、別人が描いているように変わっていく。
これを読んでいると対人恐怖症の人とか引きこもりの人が描いているとは思えない。単なる変わり者ではなく、常識人、凡人と思って生きている一般人よりもずっと冷静な目で世の中を観察し、描き出してる力強さすら感じる。ブレがない。
そして、この中にある「不思議な手紙」あたり、過去に読んだことがあるような気がしてしまう。いとこの家でかなぁ??
つげファンになって夢中で読んでいるのではなく、オランダ人の友達に紹介できるかも?と思って読んでいるのだが、英訳の本がでてるんだろうか?それが問題。 -
貸本時代から癖のある作品描いてたんだな。
後半は作者の旅好きから発生しているのだろうが巻末の作品のブッツリ切れている感覚は芸術的なのか投げやりなのか元々こういう作家性なのかよく分からん。 -
100805(m 100905)
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面白い
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「なつかしい人」とか「リアリズムの宿」収録
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60年代の貸本時代から比較的近年(80年代)の作品まで楽しめる.貸本時代の作品で興味深かったのは,つげ氏には珍しい宇宙 SF ものである「ねずみ」と「右舷の窓」.巻末の解説(高野慎三氏)によると,SF ものとして企画された貸本に合わせて描かれたということだ.前者の「ねずみ」は,とくに印象深かった.星間旅行をするほどに科学の発達した時代に,うかつにもネズミへの警戒を怠ったため,宇宙船一隻が全滅するという,なかなかリアリティがあって鋭い話.
その他,収録作品を以下に紹介(Amazon に目次が登録されていないため): おばけ煙突/ある一夜/不思議な手紙/腹話術師/盲刀/穴/ねずみ/右舷の窓/西瓜酒/運命/不思議な絵/手錠/蟻地獄/懐かしいひと
リアリズムの宿/枯野の宿/会津の釣り宿 -
『リアリズムの宿』。これに尽きます。
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なんかつげを身近に感じた
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読めば、読むほど、体がダルくなる。それは心地良いユルさ。
著者プロフィール
つげ義春の作品
