日本語の作法 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101328317

感想・レビュー・書評

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  • 外山先生ならではの博学がいっぱいの本であった。日頃の言葉の使い方や思いやりについて、考えるよい機会になった。

  • 日本語の作法といふタイトルですが、内容は「作法」に力点が置かれてゐます。
    雑誌「日経ビジネスアソシエ」に連載されたといふこともあり、ビジネス作法としての日本語の使ひ方に言及されてゐるのです。

    内容のその多くは、いはゆる日本語の乱れを嘆くだけのものではなく、対人関係のヒントになる提言も含まれてゐて、読んでゐてはつとすることもしばしば。

    『思考の整理学』などの読者にとつては、戸惑ふ内容かも知れません。「何だよ、うるせいなあ。時代遅れなんだよ」とかね。これを単なる繰り言と受け取るなら詰まらないでせう。
    作法の向うにゐる相手に対する礼儀として、大人は如何なる日本語を駆使すれば良いのか。それを考へるヒントとして捕へたいものであります。

    薄い本で、活字も大きい。たちまち読み終へてしまひました。本屋の店頭で読めちやふぞ。(わたくしは買ひましたよ。)

    http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11398226627.html

  • 背筋を正さなくては失礼だと思ってしまう。次々とこきおろされていく変な日本語を読みながら、自分の日本語も相当あやしいものだと省みて恥ずかしくなった。

    あとがきにある。「日本語は乱れなくてはならなかった」と。日本語に限らず言語というものは乱れるものなのだ。そうして、発展と退化を繰り返してゆくものなのだと思う。数々の国から数々の言葉を取り入れた私たちの言語。折衷するのがうまい国だと感心してしまう。

    「日本人はわからないことに鈍感である」という言葉が痛い。本当にそうだろうな、と思う。ぼんやりと聞いていてその本質を見定めようとしない自分にはほとほと呆れ返ってしまう。偉そうに呆けたことを言うな、と。

    毒舌だと、うるさい年寄りの戯言だと言う向きもあるだろう。しかし、近頃こういう的を射たことを言う敏感な人もとんと見かけなくなった。
    (20110820)

  • 日本語を正しく使える日本人は絶滅危惧種だと思う。「そんなこと知らない」連発でした。“とても”の後ろは本来否定とか、“お願いします”が失礼だとか。気をつけようと思います、ってすぐできることでもないんだけど。言葉なんて変わりゆくものですが、それでも、知らないことは恥ずかしい。

  • 会社の推薦図書です。

    文体が工夫されていてスラスラ読めました。
    読む前は今はやりの「らぬき言葉」や「略語」について詳しく書いてあるのかなあと勝手に思っていたのですが、日本語だけにとどまらず様々な国の言葉の作法についても書かれており、すごく(すごい、ではいけない。)面白かったです☆

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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