太陽の子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 222
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101331034

作品紹介・あらすじ

厳しい現実を明るく生きぬく少女の眼を通し、人間のやさしさの本当の意味を問う感動長編。

感想・レビュー・書評

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  • かなりいい。ふうちゃんみたいなてだのふあになりたいと思った。お父さんが亡くなったのが本当にかなしい。この本に出てくる人は、なんていい人ばかりなんだろう。太陽の子、何度も読もう。すーっごく大好きな本だ。

    2001.9

  • 太平洋戦争の被害にあった沖縄県民の話。
    頭に暮らしているが、沖縄県民だった温かい家族と囲まれて暮らしている。
    壮絶な体験にも負けず、明るく生活する姿は感動を覚える。
    「苦しさを知っている人が優しさを知っている。」という言葉がぴったりの作品。
    この本を昭和54年位の小学3年生が読んでて、ファンになった位だったのは驚いた。
    現代人はいかに本を読んでいないかわかる。

  • 「てだのふあ・おきなわ亭」を経営する両親のもとに生まれた「ふうちゃん」こと大峯芙由子と、彼女を取り巻く人びとの物語です。ふうちゃんに沖縄のことを教えようとするギッチョンチョン、そのケンカ友達のギンちゃん、ふうちゃんの決意を見守る決意をする梶山先生、元不良のキヨシ少年といった魅力的なキャラクターが登場します。

    沖縄と本土の間に横たわる問題がストーリーとリンクさせられており、重い内容ですが、ふうちゃんをはじめ、登場人物たちの優しさと強さに打たれます。

  • 果ての美島

  • 始めて読んだのが20年近く前だったので、内容はほとんど忘れていた。でも、読みながら、読み終わって、ずしーんと胸に響く感じ、そのときの記憶はおぼろげながら残っている。つらいもの、悲しいものを抱えながら、人はそれでも、生きていく。その痛みのぶん、人の痛みもわかることができるようになる。
    内容をほとんど忘れてしまっていた私だけど、始めて読んだときの思いや胸に響いたことは、自分の心の肥やしになっていたと思いたい。強くて優しい人になりたい。
    またいつか読み返したい本。

  • みんな家族

  • 旭川などを舞台とした作品です。

  • キヨシくんのお姉さんの、コンパスのエピソードは忘れられない。
    ときちゃんの作文も。

  • (メモ:中等部2年のときに読了。
     その後、購入し、数回読んでいます。)

  • 最初に読んだのはいつになるだろう。小学生の頃だ。五年生にもなっていなかったかもしれない。家にあった、その頃にはカバーが外れかけていたと思う。意味もわからずに読んだ。ショックを受けた。詳しくは憶えていないが、たぶん冒頭の白い曼珠沙華のくだり(曼珠沙華という花のうつくしさ)や〈肝苦りさ〉という沖縄のことば、そして善良なひとたちの幸せそうな姿に安心していた時に突如もたらされた「結末」……といったところだろう。

    それから読み返し、読み返しするうちにいつしかカバーは完全になくなった。けれど文庫本というのはこういうものだと私は思う。単行本ほどの華やかさといったものは持ち得ないが、何度も何度も読まれ、子どもがわけもわからずに読み、それでもおとなになって憶えていて再度読んで感動する。そして家に置いておき、その子どもがまた読む。そんな繰り返しが、私の「文庫本」に対するイメージなのだ。それはひとえにこの愛すべき灰谷作品から享受されたものなのである。

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著者プロフィール

灰谷 健次郎(はいたに けんじろう)
1934年10月31日 - 2006年11月23日
兵庫県神戸市生まれの児童文学作家。定時制高校商業科を卒業。大阪学芸大学(現・大阪教育大学)学芸学部卒業後、小学校教師に。そのかたわら、児童詩誌『きりん』の編集に関わる。
短編小説「笑いの影」が問題となり、事件身内の不幸が重なったことを契機に1971年小学校教師を退職、沖縄・アジア各地を放浪。1974年『兎の眼』で児童小説デビュー。その他代表作に『太陽の子』『ろくべえまってろよ』、テレビドラマ化された『天の瞳』などがある。

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