海の物語 (新潮文庫 は 8-16)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101331164

感想・レビュー・書評

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  • この感じ好きやわ。 小学生の道徳の時間に観るNHK教育の10分か15分ぐらいのドラマみたいな内容。 孤独のガンマンの気持ち分かるわぁ。可南子ちゃんカワイイもんなぁ。 嫌な人は殆ど出てこないので世知辛い世の中で読むには最適の温かい気持ちになれる作品でした。 こんな理想的な子供とか親とか先生はおらんと思うけど、理想やから高い方がええやんと思う今日この頃。 ほっこり温かい気持ちになれる。

  • まだ小学生ながら"健太"は海に生きる者として、漁業のリアルを教えてくれました。

    健太が小学生だからこそ真っ直ぐでピュアな想いが伝わってくるので、児童文学とはいいつつ、責任ある大人こそ読むべき作品に思えました。

  • 5/5

  • さらっと読めます。

    灰谷健次郎は、児童文学と小説の中間的作品が多いそうです。
    というのも、半分以上は大人の視点から入ってくるから。

    この小説も、子供の頃読みたかったな、と思う一方、今だから感じられる面白さもあったと思います。

    こころがほっこりすると共に、子供のパワーに圧倒される作品でした。

  • 2011/4/4

  • いかに現代の私たちの生活が海をそして自然を破壊しているかが伝わってきて切なくなりました。
    昔のような生活には戻れないけど自分にできることからはじめていきたいと思いました。

  • この本は、腕利きの漁師である父親と二人で暮らす少年健太と、都会からの転校生可南子、担任の若い教師紀子先生との交流を鮮やかに描き、海の素晴らしさを高らかにうたう心温まる物語です。この本を読んでると、海が見え、波の音が聞こえてきます。今、汚染、埋め立て、乱護などの環境破壊によって海が大変な事になっています。この本は、いろいろな環境破壊の事について教えてくれる本でもあるので興味がある人は是非、考えながら読んでみて下さい。

  • 海を通じて子供たちがふれあい、成長していく様子が上手く描かれている。
    その姿がほほえましい一方で考えさせる一面もあった。

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著者プロフィール

1974年に発表した『兎の眼』が大ベストセラーに。1979年、同作品で第一回路傍の石文学賞を受賞。生涯を通じて、子どもの可能性を信じた作品を生み出し続けた。代表作に『太陽の子』『天の瞳』シリーズなど。2006年没。

「2009年 『天の瞳 最終話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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