- Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101331713
感想・レビュー・書評
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読んでおいて損はない
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事の真偽はさておき、一個人の暴露本として引き込まれるものがあった。
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知らない世界なので、描写が面白い。
拘置所の食事が、官費と自費(5百?円)とあるが、自費のご飯が油を混ぜたみたいでまずくて、
官費の麦米もなれると味があるとか。
張り込みの記者数人に声をかけてスタバに誘う。プライベートなら話すよ、といいながら
テープやビデオを隠し持っているのを計算している。
「社に持ちかえらなければならない立場なのだろう」とさじ加減し、
のちに、自分をガードする記者になるとか、エピソードが面白い。
ソ連の電話が6本あって、ダイレクトが、仕事用のほかの最後の2個が家族用・愛人用
というのが笑えた。
変わったところでは
「魂は沖縄では6つあるとされている。○○(エスキモー?)では36(?)あるといわれて
納得した。
「あなた、魂をひとつ落としているわ。どこか高いところから落ちなかった?」
確かに落ちている。住所を書く。
その住所の上に手をかざすと、「確かにある」といわれ「魂をもどす」と言われた。
何かが飛んできた感覚があり、腰の痛いのが消えた」
あとがきにあるように
「すべてうのみにしない」情報との付き合い方を大事にしようと思う本。
茂木さんの本で、「唯一真理」を求める学者の世界からすると、
それすら視点を変えて見られた。