眠れなくなる夢十夜 (新潮文庫)

制作 : 「小説新潮」編集部 
  • 新潮社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101332529

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID:C0029711
    配架場所:2F文庫書架

  • 夢の話をのせいかどれもぼんやりしていていまいちよさが分からなかった。
    他人の見た夢の話こそどうでもいいとよく言われるけれどそんな感じ。
    「眠れなくなる」でホラーかそれに似た話を期待していたのもあったかもしれない。


    【再読】2020年5月13日
    知らずに再読していた。
    ショックが大きい。

    野中柊「柘榴のある風景」が記憶にあって、別の短編集で読んだりしたのか…?と思ったし、小池真理子「翼」も薄墨色の町と夜景の町が崖を隔ててあるシーンとかも記憶にあったけれど、似たような話は多いし…と思っていたら…。

    前回読んだ時の感想が塩だったせいか、あまり記憶にのこっていなかっただろうなあ…。
    今回は前回よりも楽しめた気がする。

    萩原浩「長い長い石段の先」は、幻想的で怖い。
    小路幸也「輝子の恋」死んだ後にそういうこともあるのかもしれない。

    でも、全部が「こんな夢を見た。」だから、話の中でも現実ではなく全部夢ということでいいんだろうか。
    時系列がしっかりしているのもあるけれど、夢で見た内容だから、前後関係があいまいで夢っぽいのも多い。

  • テーマがすごくおもしろいと思うんだけど、読み終わって記憶に残ったのがあんまりない。

    輝子の恋だけ既読だけど、それが1番よかったかも。

  • 漱石の夢十夜と同じく「こんな夢を見た。」という一文から始まる物語10編が収められたアンソロジー。怪奇幻想の流れに属するものが多く、夢の不条理さそのものの曖昧模糊とした雰囲気を楽しめます。
    その中でも北村薫の「指」が何とも言えない妖しい雰囲気が濃密で面白かったです。
    アンソロジーだと普段読まない作家の作品に出逢えるので、そこもまた魅力ですね。読もうと思いつつ何故か読んでいなかった西加奈子の作品も、やっと読むことができました。なかなか肉感的に迫ってくる文書に、妙な心の揺さぶりを感じました。これは他の作品も読まねば。

  • 「小説新潮」編集部の編集がいいのかな。
    アンソロジーって最初の1編がつまんないと投げたくなるし、最後の1編がつまんないと本当に投げちゃう。

    ラストの「輝子の恋(小路幸也)」が秀逸でした。次点は「盲蛾(道尾秀介)」。
    案外メジャーな書き手でもつまんない短編書くなーって人もいたりして。いやいや。

  • 漱石の夢十夜が好きなので手にとった本。
    どれも、霧の中で視界がはっきりしないかんじ。

    阿刀田さんと、小路幸也さんの話がよかった。

  • 何も考えず1日で一気に読んでしまった。表紙からホラー系をイメージしていたので怖くなくてがっかり。内容は覚えてません…

  • 2014 2/24

  • ずっとちょろちょろ読んでいたのが漸く読み終わった。どれも好みの短編集。14/01/11

  • ラストはむしろいい気持ちで眠れそう。
    夢とはその人の心理状態を映しだす鏡のようなものであり、抱えている悩みや後悔の念などが間接的に表れることが多い。
    10編それぞれがを様々な夢のかたちをもって書き出され、幻想的な雰囲気を醸し出している。

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