ジーン・ワルツ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.63
  • (269)
  • (753)
  • (709)
  • (95)
  • (16)
本棚登録 : 5263
レビュー : 535
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101333113

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 女性が健やかな子供を産むことは、奇跡なのだ。
    健やかな子供が生まれてくることが当たり前ではない。
    悲しいことだが、奇形児が生まれてくることも……
    初めて、桜宮サーガシリーズで涙した。
    それだけ、出産という行為が感動的ということか。

  • 命の大切さや生まれてきた奇跡というのを感じられる作品でした。自分が母親になった時にもう一度読み返したい本です。出産に至るまでには色々な危険があるんですね。自分が五体満足で健康に生まれてきたことがどれだけ恵まれていることか、痛感させられました。
    ただ、最後の終わり方が少し不服だったというか。。双子の母親が理恵だったところまでは想像できたのですんなり読めましたが、その後が複雑だし非現実的というか、、ただ医療従事者が職権を濫用して犯罪をおかしただけのようにしか感じられませんでした。そこがフィクションならではで面白いのかもしれませんが。トータル的には良い作品だったと思います。

  • 不妊治療や代理母などの重いテーマではあるが、それを必要以上に感じさせない楽しさがある。
    1番若く当初は堕胎希望であった妊婦が我が子の障害を知ってもなお産み育てたいと決心した場面は思い出しただけで涙が溢れます。

  • 20181030読了

    大学病院と地域病院を舞台に妊娠・出産を巡るお話。

    今まで読んできた海堂作品とは繋がってはいるが別物のお話と感じた。
    理恵目線で話を読むと、勝手な事を言う周りにイラっとさせられるところもあったが、基本的にはサクサク読めた。
    女性として、不妊や代理母など目を逸らしてはいけない話達が続くし、理解してるつもりがそうではなかったと反省させられる面もあった。
    身近でも妊娠について辛い経験をした人がいるので、無事に五体満足で産まれてくるという事は本当に奇跡だなと改めて感じた。

    ラストは私はスッキリしました。流石クール・ウィッチ。

  • 田口・白鳥シリーズの方がずっと好き。不妊治療、官僚の無能さや産婦人科不足の時事問題に関するメッセージが強すぎて小説としてはつまらない。

  • 本を読みながら、理恵先生のセリフが頭の中で菅野美穂さんの声となって広がっていく感じ。ラストシーンの清川先生と理恵先生の論争?もとってもすがすがしく感じられた。また、ユミさん、甘利さんも、(出産を経験した者として)尊敬に値する。

  • 産婦人科医療への問題提起。Aiから代理母出産まで幅広い現代医療への問題提起を面白く物語に変えていく、この著者の力量はスゴイ。飽きたと言いつつ、文庫が出るたびについ手にとってしまいます。

  • 大きな問題もなく、さほど先行きの事も考えず、3人の母になっていた私が感想を述べるにはあんまりにも難しいテーマで、ちょっと反省まがいの気持ちになってしまった。

    東えりかさんが本書の解説で述べられている。
    「どのような方法で子供を持つかの選択は個々に任せ、生まれてきた子どもをいかに幸せに育てるかを考えるべきだろう。」

    まさにその通りだわ。なので、ちょっぴり反省。

    理恵先生の今後にエールを送りたい。

  • 帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていたー。

  • 「死因不明社会」でAiについては書き切った感が
    あったのだと思いますがここまで海堂作品としては
    毎回折りに触れて出ていたAiという言葉は全く出てこなかったですね。

    今回のメインは不妊治療や発生学の視点で頭では理解できているものの
    目から鱗というかそんな感じの内容でした。
    人一人が産まれるということは本当に尊いことなのだなぁと
    再認識させられました。

    舞台があまり馴染みの無い帝華大学ということで
    いつものキャラがあまり出てこないのですが
    主人公の曽根崎理恵は理路整然としているものの
    人情味もあって好感が持てるキャラでした。

全535件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

ジーン・ワルツ (新潮文庫)のその他の作品

海堂尊の作品

ツイートする