マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1251
レビュー : 109
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101333120

作品紹介・あらすじ

美貌の産婦人科医・曾根崎理恵、人呼んで冷徹な魔女。彼女は母に問う。ママ、私の子どもを産んでくれない-?日本では許されぬ代理出産に悩む、母・山咲みどり。これは誰の子どもか。私が産むのは、子か、孫か。やがて明らかになる魔女の嘘は、母娘の関係を変化させ…。『ジーン・ワルツ』で語られなかった、もう一つの物語。新世紀のメディカル・エンターテインメント第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 『ジーン・ワルツ』を、もう一つの視点からみた物語。

    アチラをどこか冷めた寒色の物語とすれば、
    こちらは太陽のような光に彩られた暖色の物語、でしょうか。

    「生命」を作る、「生命」を育む、、そして産む。
    母と呼ばれるのは果たして、誰になるのでしょう。

    題材は同じであるにもかかわらず、人が違えば変わるものですね。
    たとえ母と娘と言う、血のつながりのある親子であっても。。

    『医学のたまご』とも仄かにつながっていて、ラストはなかなかに味があります。

  • 最初は代理母と言う題材なので、読みづらくなかなかページをめくる事が出来なかったのに、三分の二程読み進めると
    サクサクと読み進めれた作品でした。

  • ジーンワルツは娘の理恵の話だが、これは理恵の母親であるみどりの話。
    相変わらずユミが覚醒している。
    みどりみたいな可愛くて優しいお母さんに憧れる。

  • 2013.12

  • ジーンワルツの裏側ってことですが、なんだかね…。
    作者が柄にもなく文学的表現を駆使して美しい文章に挑戦してみたところ、失敗してただ読みにくい文になっちゃったような感じ。
    話の中身もなんだか薄いし、海堂さんの作品のなかでは、一番面白くなかったかな。

  • 20181113読了

    ジーン・ワルツの別目線のお話

    ジーン・ワルツは完全に理恵目線で話を読み進めていてみどりがどんな経緯で代理母出産を了承したか、など謎だった部分が描かれていて納得できる事が多かった。
    マドンナ・ヴェルデはみどりの視点で話がすすむ。
    勝手なもので、理恵目線で見ると周りにイラっとしたが、みどり目線だと理恵自身にイラっとさせられる事が多かった。
    それぞれの葛藤が最終的には良い方向になってホッとした。
    ジーンよりマドンナのほうがあたたかい印象。

  • 娘がいる私はみどりになったり、理恵先生になったり大変だった。
    でも、やっぱりまだまだ理恵先生側でみどりさんには程遠い。
    私個人に限るのかもしれないが、世間で言う立派な大人の年齢になってるはずの娘的立場ですら母親には結構な言いたい放題をはなってしまう。

    本作はテーマは代理出産なる深いもので、そこらにありふれている親娘の微妙な関係はステージが違うものであるのだろうけれど、私はそちらの関係性の方か気になりながら読んでいた。
    海堂先生、男性なのにすごいな。

  • ジーン・ワルツで理恵先生の母として登場する山咲さんが主人公。ジーン・ワルツでは心情は書かれておらず、一体どうして代理母として出産したのか理解できないでいた。
    マドンナヴェルテを読んで、娘の役に立ちたい気持ちが先に立ち、妊娠してからは赤ちゃんの母としての母性も含めて、赤ちゃんを育てて行ったんだなと理解できた。
    私も経験上、お腹に赤ちゃんが宿ってからの赤ちゃんを慈しむ気持ちはよくわかる。赤ちゃんを最優先に考える思考回路となり、理恵ちゃんに赤ちゃんを任せられないわと考えついたのだろう。
    今後シッターとして関わっていくとは、自分がお腹の中で大切に育てた気持ちも子どもに言えないということだ。子どもを最優先に考えるというのも、ここまで来るとその覚悟に胸が張り裂けそうな気持ちも伴う。不思議な境遇となるが、登場人物がそれを受け入れ、まい進していくことが伝わった。
    かおるちゃんのその後は別の本で読めたが、くりくりお目目の気が強いかおるちゃんの成長ぶりが気になる。

  • 美貌の産婦人科医・曾根崎理恵、人呼んで冷徹な魔女。彼女は母に問う。ママ、私の子どもを産んでくれないー?日本では許されぬ代理出産に悩む、母・山咲みどり。これは誰の子どもか。私が産むのは、子か、孫か。やがて明らかになる魔女の嘘は、母娘の関係を変化させ…。『ジーン・ワルツ』で語られなかった、もう一つの物語。

  • 2018/2 13冊目(通算31冊目。)同じ作者の「ジーン・ワルツ」の別視点での物語。主に理恵の母みどりからの視点から話が進んでいく。ここで触れられている代理母出産については、男性の自分からはあまり言えることは無い。ただ、物語を読んで、生まれてくる子供が幸せに生きていけるように、その出産に関わった全ての人が考えてあげることが大事だと思った。月並みな感想ですがこんなところです。

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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