ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇 (新潮文庫 お 52-3)

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  • 新潮社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101333335

感想・レビュー・書評

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  • 立志篇〜疾風編〜望郷篇 夏の旅行にも大きな影響を与えた(笑)。たしかに旅先ので飲み屋のはしごは楽しい。

  • 16/07/29、ブックオフで購入。
    これで3冊揃った!

  • この本で大団円を迎えるのですが、志を立てて三年、ここまで飲み続けるのもある意味根性が必要ですが、この本は酒の本であると同時に、すばらしい紀行文でもあることを教えてくれます。

    ジンギスカンを肴にビールを飲み、沖縄でTボーンステーキを平らげ、流浪の旅はさらに続き、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津をめぐり続けて、神戸で結末を迎える。いい旅路だな。読んだあとに本当に素直にそう思えました。もともと僕の家ならびに親類縁者は、あんまり酒飲みの家系ではないようで、若干いたことはいたのですが、その人たちのことはあんまりここで書くには忍びないので、詳しくは書きません。

    それはさておき、僕が本格的に酒場に出入りし始めたのは東京に出て『会社勤め』なるものを始めてからのことですけど、なんというか、しゃれた店よりもこういうところに心惹かれるのはなぜでしょうね。僕の中で酒と旅はどうも二つセットになっているような気がしてなりません。

    これからまたさらに吉田類さんの『酒場放浪記』の最新刊を読むのですが、あとすこし、あとほんの少しだけ、今の自分を取り巻く状況が改善したら、少しこういうところをめぐる旅をしてみたいという衝動に駆られます。何度もこの話は続きますが、これが今の自分の『希望』です。

  • 何度でも読み返したくなりました〜!
    ってか、読み返してますし。(笑)

  • 2008/9/17 Amazonにて購入
    2009/8/22〜8/26
    放浪記3部作の最終巻。今回は、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津、神戸。名古屋はぼろくそに書かれているが、これは先月1週間居た感想と同じ。名古屋人の性格もあまり私には合わなさそうだ。(実際過去にこの界隈の出身の人にエライ目にあわされた嫌な思い出がある。まあ、すべてがすべて悪い人ではないのだろうが)
     神戸の森井本店で始まったこのシリーズだが、震災後に再び神戸に戻って終わる。森井本店にはまだ行けてないが、是非今度行ってみよう。また、前をいつも通って興味はあるものの入れていない、八島東店にも是非行ってみたい。
     あとは、博多の「さきと」も凄く良さそうなお店だ。私も本に頼らず自分の嗅覚でよいお店にめぐり合えるよう頑張ろう。

  • 「古き良き」日本の居酒屋をもとめ,日本各地を訪ねて飲み歩くというシリーズ.気楽に楽しく読める内容.著者はとくに日本酒にコダワリがあるらしく,日本酒党には特に面白い内容かもしれない.ビール党の自分は,むしろ巻末の椎名誠の解説文に共感してしまったが・・.一方,肴に関しては,どこの店のどんな料理が,どう素晴しかったのか詳しく紹介されているので,地方に出掛けた時の参考として重宝するかもしれない.

  • 2005/12/10読了(紀行文)
    この紀行文の筆者は本業はグラフィックザイナー兼大学教授とのこと。やや粋な感じの太田氏が、ふらりと古い居酒屋の暖簾をくぐり、その土地の旨い地酒や料理、カクテルなどを楽しみながら、日本全国三十余都市居酒屋めぐりの第3弾。

    お店の女将さんやバーテンさんとのおしゃべりや料理の写真もあり、お酒好きな方が読むとつい居酒屋めぐりをしたくなること間違いなし^^。ただ実際に旅された時期は平成10年なので、今は残念ながら閉じた店もあるようです。震災後の神戸の居酒屋も再び訪れたこの望郷篇が3部作の完結篇。

  • きゅぃー と飲むのです。
    はしごで上手いもの探して食べまくる。旅に出たくなるなる。

  • 「有意義な人生なんて、くそくらえだ。ある時は頑固に、ある時は憮然として、そしておおかたの時はぼんやりと嬉しく楽しく、私は酒を飲みたい。人生を過ごしたい」あとがき(川上弘美)より

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著者プロフィール

1946 年長野県生まれ。グラフィックデザイナー。居酒屋探訪の第一人者。近著に『75 歳、油揚げがある』(亜紀書房)『日本居酒屋遺産 東日本編』( トゥーヴァージンズ) など。戦後の映画・歌謡曲の造詣も深い。「ぶらり旅 新・居酒屋百選」BS11で放映中。

「2023年 『映画、幸福への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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