今宵もウイスキー (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 114
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101333380

作品紹介・あらすじ

居酒屋の達人が厳選した琥珀色に輝く味わい深い随筆&短編。田村隆一 景山民夫 山田風太郎 安岡章太郎 石原慎太郎 山本周五郎 黒澤 和子 山口 瞳 沢木耕太郎 平松洋子 椎名 誠 伊集院静 宮本 輝  小沼 丹 吉行淳之介 開高 健 吉村 昭  小松左京 よしもとばなな 竹鶴政孝 太田和彦

感想・レビュー・書評

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  • 著者それぞれのウィスキーに対する思い入れの違いが面白い。また、記された時代背景を考えて、今との違いを楽しむのもまた悪くない。特にスコッチ好きには恰好の肴だろう。

  • 太田氏編による、17のエッセイオムニバス。
    ビールは人を愉快にさせる健康感。ワインは女を口説きたくなる背徳感。日本酒は泣く人情の酒。焼酎は達観した無常感。ウイスキーはと言えば、哲学的で男同士がふさわしい、情よりも理の酒であると。宿酔(ふつかよい)だと、もはや違いがわからないけれどもね。

  • (86)

  • ウィスキーに関する文章(主としてエッセイ)を集めたアンソロジー。開高健や沢木耕太郎のエッセイなど、面白いものが収載されている。

  • ウイスキーが好きなら是非。

  • 唯の呑兵衛をクールなヒーローにしてくれたり、詩人にしてくれたりする、歴代の文人や映画人、文化人の文章はとても素敵だ。
    独りよがりのようでその実普遍性を持つ数々のエピソードやストーリーに、今宵もゆったりと抱かれることができる。
    酒飲みでよかったと自己満足できるアンソロジー。

  • 酒の種類によって会話や雰囲気が変わるが、ウイスキーを飲むと場が落ち着いた、しっとりとした雰囲気になる。そんなウイスキーにまつわる作家たちのエッセイ、小説集。伊集院静の「カウンターの小さな壺」の話が自分の好み。ウイスキーの傍らに置いておきたい一冊。

  • ☆☆☆★

  • 旨い酒が飲みたくなる。作家って酒呑みでないとなれないのか?酒呑みが作家になるのか?男同士が話をするならウイスキー!男同士のキャンプは焚火とウイスキー!いつかは実行したいもんだ。

  • ウィスキーがらみを集めたアンソロジー。美味しく読ませてもらった。既読のがいくつかあったのはこちらの事情。最近日本酒に傾いてきているけど、そもそもウィスキー派。ちょっと立ち位置確認。

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著者プロフィール

1946年生まれ、長野県松本市出身。デザイナー/作家。資生堂宣伝制作室アートディレクターを経て独立。2001~08年、東北芸術工科大学教授。18年、文化庁長官表彰。著書に『異端の資生堂広告/太田和彦の作品』『ニッポン居酒屋放浪記』『居酒屋百名山』『居酒屋かもめ唄』『居酒屋おくのほそ道』『大人の居酒屋旅』『日本居酒屋遺産』『書を置いて、街へ出よう』『映画、幸福への招待』『酒と人生の一人作法』『70歳、これからは湯豆腐』『75歳、油揚がある』など。出演中のテレビ「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」(BS11)は10年のロングラン。

「2024年 『80歳、不良老人です。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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