不思議の国のトットちゃん (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101334073

感想・レビュー・書評

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  • 黒柳さんは感性の人だと思っていたけど、180度違った。「なぜだろう」という純粋な疑問と好奇心を持って様々なことに取り組み、得たたくさんの経験と知識を思考の糧にしてきた黒柳さんは理性の人だと思いました。話が逸れて何のことについて話しているか分からなくなる場面もたくさんあったけど、本当に私たちに語りかけてくれているようで、とてもおもしろかった。私もトットちゃんのような人になれたらなあと思う。とりあえず毎日朝日に向かって拝んでみようかな。

  • どこかで読んだエピソードもあるんだけど、いままであまり読んだことがなかったユニセフ親善大使として各国へ行った際のエピソードが書いてあったのがよかった。黒柳徹子のような筆致だと思いと言葉が近くて過酷さも希望も響いてくる気がする。

  • この人は本当に面白い。素晴らしい。出てくるどのエピソードも素敵ですごく中身の濃い一冊です。ユニセフの活動も、もっと知られてもいいのにと思わずにいられない。徹子の部屋芸人とかいますが、薄っぺらいテレビ用のお笑いなんて、この人には通用しなくて当然だな。

  • 黒柳さんにしかできないことがある。それが天命のようでもある。
    漢字に読み仮名が振ってある。
    解説は草野仁氏。

  • 黒柳徹子さんはスケールが大きい方だ。母親との対談本も読みたい。
    今日は美輪明宏のプロフィールを読んでいた。戦争の痛みを知っている人達の話はどんどん聞き、記録に残すべきだ。痛みを知ってるから世界は広く、優しく、厳しい。
    世界中の子どもへの愛情が溢れた本だった。何度も読み返したい本。

  • 黒柳徹子は、子どもの頃からものの見方が少しもかわっていないんだろう。
    いやみなく、空気読めよ!といいたくなるような風でもなく、こんな様に素直に生きられないものかしら。

  • 徹子さんの面白エピソードやユニセフ活動のお話。
    ユニセフの仕事で訪れた国の話は、泣きそうになる。
    森繁さんエピソードもでてきます。

  • 相変わらずこの人の本は面白い。
    そして読みやすい。
    これは意図的にどんな人にも読んでもらえるように
    かなり工夫して書いておられる結果だと思う。
    ルビもふってあるし。
    今となっては、きっとそれがもう板についているのだろう。
    これまでのいわゆる「欠落」的な失敗談や交遊録ももちろん面白いのだけど
    ユニセフ大使として訪れたアジアやアフリカ諸国のレポートは
    一般の人間がなかなかいくことのできない地域であるし
    実際に見聞きしてきたものだけあって、
    本当に説得力のあるものとなっている。
    巻末に草野仁さんが文章を寄せられていたが
    黒柳さんは本当は理論的で、きちんと理解したことはしっかり覚えておられるのだという。
    まさにそんな感じだった。
    小さなギモンも最後まで突き詰める人だからこそ、その辺の事がしっかり描かれているのだと思う。

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著者プロフィール

女優・ユニセフ親善大使。東京都生まれ。自伝的著書『窓ぎわのトットちゃん』でも描かれたトモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として、現在にいたるまで大活躍している。『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)は、800万部というベストセラーの日本記録を達成し、全世界で2500万部を売り上げている。アジア初のユニセフ(国連児童基金)親善大使として、長年にわたりアフリカ、アジアなどを各国を訪問、めぐまれない子どもたちのことを知ってもらうための活動に力を入れている。

「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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