恋人たちの誤算 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2000年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784101334233

感想・レビュー・書評

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  • 姉が買って家にあった本。
    まだタイトルは「天使たちの誤算」だった。
    中高生の頃、何度も読んだ。
    悔しくて悔しくて泣けた本は、後にも先にもこれだけだと思う。
    34歳のいま読んだらどう思うか分からないけれど、当時はとにかく何度も読んだ。

  • リアリストとロマンチスト。対照的な二人の女の子を描いた作品唯川恵はこういうのおおいよね。でもどっちが正解ってわけじゃない。
    コレじゃ駄目だってわかってても行ってしまう。わかってても諦められない。

    どろどろした恋愛劇の後に新しい明日が待ってる
    頑張ろうって言ってくれてる本
    朝日みたいだ。

  • 唯川恵もとても好きな作家です。そして彼女の小説はこれまたたくさんある(*´∀`*)

    2人の25歳の女たちがまさに誤算とも呼べる人生の選択をしてしまうその行く末の物語。

    25歳は現実を生きる大人になるための最後のポイントがあるのかもしれない。
    きっとそのポイントではどの道を選んでも後悔することになって、けれどもその後悔をバネに先へ進む術を身につけていくの…かもしれない。25になったばかりの私には何とも鬼気迫る、不安に踊らされる、重いお話。
    10年くらいあとに読むと、「あの頃ってこんなもんよね」と頬杖付きながら半笑いできるような感じなのかな。

    とりあえず最後の2人の新たな決意にも救われない、また転んで踏みつけられるんじゃないかと思わされるような、そんな作品でした。

    勢いあって読みやすかった!

  • 胸糞悪い。
    けど、そうなるように書かれているのだとしたら、作者の思惑通りってことになる。
    作家としてはうまいということなのだろう。

  • ふたりの女性の話が同時進行で進み、其々の苦悩や葛藤が描かれています。私はどちらの立場にもなった事はないけれど、彼女達の気持ちが手に取るようにわかってしまい、しかも、わかるわかる、そうだよね…と同調してしまうところが、唯川さんのすごいところですよね。。唯川恵さんの作品、大好きです( ´ ▽ ` )

  • 2人の女性のがむしゃらで強い思い。それが強すぎてしまったとき、どうにもならなくなってしまう。そんな2人の様子にすごく胸が苦しくなった。女性にとってのしあわせって?正しい選択ってなんだろう。そんな風に考えさせられるほんだった。

  • 自分の幸せは、男につくってもらうもの。もしくは、自分でつくるもの。どっちも間違ってはないけど、登場人物二人は幸せになれるはずが、なれなかった。多分、過信しすぎないこと、幸せになるための努力をし続けること、が大切なのかなぁ。二人とも、人生を変える決断をして、違う道を選んでいれば…と考える場面があるけど、きっと後悔するかしないかじゃなくて、その後に後悔しないように精一杯頑張ることが大事なんだろうな。続きがきになってあっという間によんだー!

  • 25歳というのは、女の子にとって諦めの歳だ、と、解説に書いてありました。
    夢に憧れる気持ちと、現実と向き合う気持ちの狭間の年齢。
    うーん、確かに・・・。
    そんな25歳、私と同い年の女の子たちのお話。

    求めていたとおりのドロドロの展開で(笑)、とっても良かったです。

    つくづく人生って上手くいかないものだな、と思いました。

    さすがに、侑里や流実子の行動はちょっと行きすぎだし、見ていて
    「それじゃだめだよー」
    って言いたくなるけど、
    何が正解で何が誤算かは、最後まで分からないものです。

    ラストの流実子は逞しくてかっこいいです!
    ぜひとも瑛子の鼻をあかしてやって。

  • 主人公たちは25歳。私、26歳。
    なんかいいときに読めたなーと思いました。

    2人の女性は恋愛・仕事と岐路に悩んでる。
    よく決断したなーと。
    私だったら、安定を求めてしまうと思います。

    最後はもうちょっと濃く終わってほしかったってのが個人的感想。
    途中まではどんどん吸い込まれていくんだけど、
    最後はちょっと失速気味。

    でもドロドロが楽しく読めました。

  • 数年前にも読んだことがある本。
    でも内容をかなり忘れていたから、びっくりするポイントは前回と変わらなかったかも。

    パズルのように、あの話とこの話が合わさっていく。そこかー!みたいなのがいっぱいあって面白い。
    バカだなぁこの人たちって思っちゃうけど、同じ立場にいたら絶対にこうはならないと断定できないと思わずにはいられない。

  • 再読。
    初めて読んだ時とは違う感想を抱いたような気がする。
    人生の選択についてちょっと考えた。

  • 仕事、恋愛、結婚…それぞれの道を選ぶ時、何を考えるか。
    うまく行かず、悩み苦しむ女性たちを描いた作品。
    みんな幸せになりたいのは同じだけど、思うように道を進めない。
    共感できる部分もあり、スラスラ読めた。

  • ええね!ええよ!!
    偶然友達もコレ読んでて
    二人で、どこで主人公の彼が浮気してることが分かったか!!
    で、盛り上がった(ノ∀`*)

  • あまり読まないタイプのどろどろした恋愛小説。

    話は面白かったけど、ちょっと精神的にキます。

  • 弁護士事務所に勤める流実子と一流商社のOLの有里は、高校の同級生で25才。卒業以来、連絡の途絶えていた二人が思いがけない形で再会した。夢を実現するためなら、自らの体も武器にする流実子。自分を棄てた男とやり直すために、婚約を解消する有里。愛なんか信じない。愛がなければ生きられない。それぞれの「幸福」をつかむための、がむしゃらな闘いが始まった。・・・この主人公2人、何気なくさり気なくがむしゃらで。なーんも変化を求めないアタシにしてみれば、そのがむしゃらさも読んでいて心地いい。この本1日で読み終えちゃったけど、なんだか小説の中で生きた気分だった。でも、がむしゃらになる対象が恋愛だったりするから、私的には軽く凹み。・・・恋愛だからこそ面白く読めるのかな。。オンナのコにとっては、永遠のテーマか。。

  • 改題に気づかず、再読してしまったのだが、2回目にも関わらず最後まで一気に読んでしまうほど展開、内容が面白かった。あーあ、そんな事しちゃダメだよ・・・って感じた個所は主人公が感じたままの事を思っていたり、等身大の女の子が考えること、望む事と現実のGAPをうまく描いている作品だと思う。

  • 似た様な経験をしたわけでもないのに
    何だか凄く解るから、泣きそうになりました。

  •  転がり落ちていく女性たちの話。
     無性にイライラしたのは、彼女たちに対する嫉妬か共感か。

  • 何も予定のない金曜の夜は、ドロドロの恋愛小説が読みたくなる。(へへへ)


    流実子と侑里は対照的に描かれている。
    25歳の頃の自分を重ね合わせ読んでいたのだが、
    途中から・・・ん?ムカつくかも


    愛なんか信じない。愛がなければ生きられない。
    そりゃどっちでもいいんだけど、
    じゃあアンタらは、どんな努力をしたんだよ!と言いたい。

    自分の能力を勘違いしている、計算高い流実子も、
    お嬢様で、親のスネをかじり、うまくいかなくなったことを全て相手のせいにする侑里も、
    わたしゃ、絶対に仲良くなれん
    それよりは、お金で案件を引き受けるか判断したり、お高いところがあったりするけれど、
    まっすぐな有名弁護士、暎子の方が、ずっと人間らしく、信じられる、と思うのだ。


    最後、流実子と侑里は気が狂ったようになり、暎子に反撃に出る。
    これで良かったんだ、後悔しないね、みたいな終わり方だったけど、
    これは、この本のテーマになってる“がむしゃらに生きる”ってのとは絶対違う。
    だって、2人がやったことは、犯罪だもん。


    個人的にはタイトルの「恋人たちの~」ってのも、なんだか違うと思う。
    確かに、それぞれに相手の男性は出てくるんだけれど、
    これは男性との誤算ではなく、自分自身の問題だと思うのだ


    この本の感想を一言で書くなら、
    「男性がどうこうでなく、自らの力で生きていけよ。」だな。

  • 何冊か読んだこの作者の小説の中では一番おもしろかったです。
    でもやっぱり、最後の詰めが甘いなぁ。

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