とける、とろける (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 977
レビュー : 104
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101334332

感想・レビュー・書評

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  • 女の幸せって何でしょうね…。20代ぐらいで読んだらまた違った感想になるのかもしれないけど、結婚して子供も大きくなり、アラフォーになった今読むと気持ちがざらついて仕方がない。結局、女の不幸せは女がもたらすのか…。
    この年になると母親、妻、嫁、娘…いろんな顔を持っている。そんなことより先に女であることを忘れがちになってしまうけど、いくつになってもそこは忘れたくないのよ、女はみんなきっと。

  • 『甘やかで底知れない性愛の深みに堕ちていく女達を描く、官能に満ちあふれた九つの物語』
    この紹介文とタイトルの雰囲気から、めくるめく官能の世界、の様なものを想像しましたが
    とろけるような快楽を“知ってしまった女”の物語が多かったです。知らないままでも
    幸せだったが、知ってしまったら、もう以前の自分には戻れない。ある意味怖いです。

    九篇ともなると一話一話が短いので、面白くなってきた所で終わってしまった話もあった。
    官能的な描写も多々ありますが、上品さを保っているように思われ、読みやすい方かと。

  • 思いがけず素晴らしい作品集だった。

    未読の作家を選んでみようと、本屋をぶらぶらして目に付いた短編集だ。官能小説とは言えないまでも、女性作家によるエロティシズムにあふれた作品が9品も収められている。
    そのどれも楽しめて、捨て作品なし。

    あとがきにも触れられていることなのだけれど、とにかくバランスがよいのだ。
    エロティシズムに満ち溢れている作品ばかりなのだが、セックス描写が過多というわけではない。そのさじ加減が絶妙なのだ。そして、中には、ちょっとしたひねりを効かせた作品もあり、やられた!とおもわず膝を打ってしまうものまで。
    男からすると、ベッドインしてから、女性はこんなことを考えているのか……と知らなくてもよいことを知ってしまった。次からどう振る舞えばよいのか悩ましい!

    これだけ楽しめて520円なんて、コスパのよさにも嬉しい。
    次は長編を読んでみる。

  • 淫らな短編。何回も繰り返して読みたい本。唯川恵さんは本作で二度目。100万回の言い訳を見た後だったので、短編にするとここまで凝縮されるのかとびっくり。一気に読んでまた繰り返し読む面白さ。ただ似たような言い回しが何作かに出てきてちょっと?になったので★3つ。

  • 男と女の淫らで恐ろしい短編集。唯川恵さんの本は久しぶりに読んだ。相変わらず都会的でおしゃれなのに、背筋が寒くなる恐ろしさ。恋愛小説なのに、ある意味でホラーでもある。10代の頃に読んだ時より、10年以上経った今読む方がより心に突き刺さる気がする。登場人物と年齢が近く、理解できるポイントが増えたからだろうか。「みんな半分ずつ」の愛人の言葉が怖すぎて忘れられない。

  • セックスを通して描かれた物語。

    唯川さんの作品の中でも、かなり思い切っていらっしゃる感じがします。

  • セックスを中心とした短編集。
    短編なので全く共感できないものもあれば、
    唸ってしまうものもあった。
    少しホラーチックな結末のも数篇あったが、そうでない結末の話の方がぞっとした。

    印象に残ったのは自分が夫と別れたいがために"別れさせ屋"を使って離婚を画策するが、夫は自分の知らない別の顔を持っていた、という話。
    自分だったらどういう決断を下すか思わず考えた。

  • 善くも悪くも this is 唯川恵クオリティ。

    ちょっと怖めに書いてみました的な。

  • 唯川先生の作品でも結構際どいジャンルなので、読んでてちょっと恥ずかしいですけど、面白かったです。

  • 自分もこんな30代を迎えたらどうしようと不安になった…
    30代になってから読んだらきっと捉え方も変わるやろうけど↓

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