やせれば美人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.40
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本棚登録 : 189
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101335520

作品紹介・あらすじ

妻が倒れた。心臓がバクバクするという。158センチ80キロ、この10年で30キロ増量、明らかに太りすぎ。ダイエットするわ、私。子供も産みたいし-病院の待合室で妻はしんみり呟いた。しかし運動は大の苦手、汗をかくのは美しくない、目が覚めたらやせていたというのが理想とのたまう。夫は、ダイエットの道を探り始めた。不可解な女性心理に寄り添った抱腹絶倒の3年間。

感想・レビュー・書評

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  • 男性が女性のダイエットを描くと、どうしても「ばっかでーww」みたいな雰囲気になりそうなんですが、そこはさすが高橋秀実さん。女性の‘ダイエット文化’に疑問を呈しつつ、ユーモアをふんだんにまぶして、バランス感覚の良い楽しい読み物となっています。
    主役である‘妻’の濃いキャラクターが良いし、その妻への高橋さんの愛がビシバシ伝わってきて、ちょっとこそばゆい感じもします。
    でもダイエットの促進力にはならない本ですね。

  • 時々笑いをこらえながら読みました。男の人の目線で、女性のとりくむダイエットを分析すると、こうも面白おかしくなるんだなと思いました。ダイエットに成功するかどうか、最後までわからないので、ハラハラしながら一気に読みました。痩せたい人も、そうでない人も、おすすめです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こうも面白おかしくなるんだ」
      ふ~ん、、、それは、する必要がなさそうな人も、ダイエットと称されるコトをしているから?
      (男もダイエットと言...
      「こうも面白おかしくなるんだ」
      ふ~ん、、、それは、する必要がなさそうな人も、ダイエットと称されるコトをしているから?
      (男もダイエットと言うより、身体を動かした方が良さそうな人が多勢居ると思うけど、そう言う人は、どう思っているんだろう?)
      2013/07/04
  • 読む前には自分の本棚の「ダイエット・美容」のカテゴリーに入れていたけれど、読み終わってから変更した。
    ダイエット本ではなくて、夫婦愛の本だったから。毎日のようにマッサージしてくれる旦那様(著者)なんて羨ましい。嫌味ではなく「ご馳走様」。

  • 「キミよ、そのままで行け。」

    抱腹絶倒、妻と夫のダイエット奮戦記。
    身長158センチ体重が80キロに届くというこの奥さん、
    ご主人の必死のお勧めにもかかわらず、ああ言えばこう言うで
    一向に真剣にやせようという気持ちが起こらない。

    「やせれば美人」という根拠の無い確信を以ってあくまで強気、
    時には愛あればこそ恐る恐るながらも様々なダイエットを提案するご主人に攻撃的でさえある。
    それにもかかわらずこの奥さん、同性から見てもかわいい。

    女の目は辛い。
    よっぽどのことがなければ同性を心底かわいいとは思わない。
    それは女のかわいさはしばしば狙って演出されるものであることを知っているから。
    それは少しでも優秀なオスをモノにするための
    メスの生まれながらの習性というのはよく知られるところだが。

    その点この奥さんには狙ったところがない。
    しかも相手はご主人だから言ってることは額面通りの本音。
    その妙な説得力と自信に溢れたものいいには、掛け値がない。
    そのみもふたも無さが小気味良い共感を呼ぶ。
    彼女をしてかわいいと思わせる。
    まさに確信犯なのだ。

    「私は汗をかきたくないのよ」
     
    「それに、どうすればやせるかなんて、わかってる」

    「大切なのは見た目でしょう。号数なんてどうでもいいのよ。美しく見えれば」

    この自信はどこから来るのか。
    間あいだにご主人である著者の弱々なツッコミが入り、
    名言を名言たらしめている。究極はやはり


    「努力には〝美〟がない」

    ただ、これがまた微妙なところなのだが
    この共感は彼女がその体型で言えばこそということもまた真なり。
    同じことをスラリとした美人が言うのではしゃれにもならない。
    女の総スカンをくらうことは間違いない。

    デブでも良い。
    女の共感は得がたい宝。
    キミよ、そのままで行け。

  • なんか痩せようと思わなくていい気がしてくるそんな本。 昭和39年生まれの「妻」の話なので、エピソードにジェネレーションギャップがある。同世代だったらもっと楽しめたと思う。

  • 2017.08.21 朝活読書サロンで紹介を受ける

  • 図書館

  • なんだか微妙だなぁ…70点くらいのネタだなぁ…時折面白いんだけど…期待値が高すぎた。

  • 【本の内容】
    妻が倒れた。

    心臓がバクバクするという。

    158センチ80キロ、この10年で30キロ増量、明らかに太りすぎ。

    ダイエットするわ、私。

    子供も産みたいし―病院の待合室で妻はしんみり呟いた。

    しかし運動は大の苦手、汗をかくのは美しくない、目が覚めたらやせていたというのが理想とのたまう。

    夫は、ダイエットの道を探り始めた。

    不可解な女性心理に寄り添った抱腹絶倒の3年間。

    [ 目次 ]
    やせれば美人
    心臓バクバク
    デビュー前、デビュー後
    ダイエットが降ってくる
    信ずる者は救われる
    9、11、13
    エネルギーの温存
    食神の星回り
    体重計、壊れる
    同窓会に向かって走れ!
    ナルシストの暗示
    太る血液
    もう、食べたくありません
    見えないダイエット

    [ POP ]
    肥満体でいることは、高血圧や様々な生活習慣病になる確率が高いとのことですが、だからといって、それだけで痩せろというのもどうかと思います。

    それって、車に轢かれるから外を歩くな、と言われているような(極端でしょうか)気がして、どうも納得出来ません。

    ただ、本書に登場する著者の奥さんは肥満が原因と思われる心臓の不調を経験し、ダイエットをすることを決意します。

    それならば納得。

    で、痩せるまでの奮闘記かと言うと、そんな単純なものではありません。

    何せ、この奥さんは「努力して何かを得ても、当たり前(中略)努力せずに得てこそ、しあわせなのよ」と言ってしまう人なのです。

    思ってても言えないことをサラッと言えてしまうところは凄いと思いますが、果たしてそんな人がダイエット出来るのでしょうか。

    それは読んでみてのお楽しみ。

    著者の作品は2月の課題書『はい、泳げません』以来でしたが、今回もかなり笑えます。

    電車では読めません。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 身長約150センチ・体重80キロの妻のダイエットについて
    作者である旦那さまが綴った一冊です。
    ダイエットしたい。けれど「あれもこれもしたくない!」
    「体調悪くなるのよ。痩せて何の得があるの?」と、次々飛び出してくる
    奥様の鋭いセリフや著者の励まし&努力が笑える本でした^^
    「我慢に耐えるダイエット」をする女性の代弁?と思わせる、奥様のセリフが
    面白くもあり、「それじゃあ、痩せないよf^^;」と感じるところもあり(笑)
    私も再びリミッター解除を取り消さねばと決意しているところです(=▽=)
    ヤバイやばい・・・やらねばっ!!!

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。1961年、横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒。テレビ番組制作会社勤務を経て、作家に。開成高校野球部の奮闘を描いた近著『弱くても勝てます』がベストセラーに。
『ご先祖様はどちら様』で小林秀雄賞受賞。

「2015年 『損したくないニッポン人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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