やせれば美人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 194
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101335520

作品紹介・あらすじ

妻が倒れた。心臓がバクバクするという。158センチ80キロ、この10年で30キロ増量、明らかに太りすぎ。ダイエットするわ、私。子供も産みたいし-病院の待合室で妻はしんみり呟いた。しかし運動は大の苦手、汗をかくのは美しくない、目が覚めたらやせていたというのが理想とのたまう。夫は、ダイエットの道を探り始めた。不可解な女性心理に寄り添った抱腹絶倒の3年間。

感想・レビュー・書評

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  • 男性が女性のダイエットを描くと、どうしても「ばっかでーww」みたいな雰囲気になりそうなんですが、そこはさすが高橋秀実さん。女性の‘ダイエット文化’に疑問を呈しつつ、ユーモアをふんだんにまぶして、バランス感覚の良い楽しい読み物となっています。
    主役である‘妻’の濃いキャラクターが良いし、その妻への高橋さんの愛がビシバシ伝わってきて、ちょっとこそばゆい感じもします。
    でもダイエットの促進力にはならない本ですね。

  • 時々笑いをこらえながら読みました。男の人の目線で、女性のとりくむダイエットを分析すると、こうも面白おかしくなるんだなと思いました。ダイエットに成功するかどうか、最後までわからないので、ハラハラしながら一気に読みました。痩せたい人も、そうでない人も、おすすめです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こうも面白おかしくなるんだ」
      ふ~ん、、、それは、する必要がなさそうな人も、ダイエットと称されるコトをしているから?
      (男もダイエットと言...
      「こうも面白おかしくなるんだ」
      ふ~ん、、、それは、する必要がなさそうな人も、ダイエットと称されるコトをしているから?
      (男もダイエットと言うより、身体を動かした方が良さそうな人が多勢居ると思うけど、そう言う人は、どう思っているんだろう?)
      2013/07/04
  • 読む前には自分の本棚の「ダイエット・美容」のカテゴリーに入れていたけれど、読み終わってから変更した。
    ダイエット本ではなくて、夫婦愛の本だったから。毎日のようにマッサージしてくれる旦那様(著者)なんて羨ましい。嫌味ではなく「ご馳走様」。

  • 「キミよ、そのままで行け。」

    抱腹絶倒、妻と夫のダイエット奮戦記。
    身長158センチ体重が80キロに届くというこの奥さん、
    ご主人の必死のお勧めにもかかわらず、ああ言えばこう言うで
    一向に真剣にやせようという気持ちが起こらない。

    「やせれば美人」という根拠の無い確信を以ってあくまで強気、
    時には愛あればこそ恐る恐るながらも様々なダイエットを提案するご主人に攻撃的でさえある。
    それにもかかわらずこの奥さん、同性から見てもかわいい。

    女の目は辛い。
    よっぽどのことがなければ同性を心底かわいいとは思わない。
    それは女のかわいさはしばしば狙って演出されるものであることを知っているから。
    それは少しでも優秀なオスをモノにするための
    メスの生まれながらの習性というのはよく知られるところだが。

    その点この奥さんには狙ったところがない。
    しかも相手はご主人だから言ってることは額面通りの本音。
    その妙な説得力と自信に溢れたものいいには、掛け値がない。
    そのみもふたも無さが小気味良い共感を呼ぶ。
    彼女をしてかわいいと思わせる。
    まさに確信犯なのだ。

    「私は汗をかきたくないのよ」
     
    「それに、どうすればやせるかなんて、わかってる」

    「大切なのは見た目でしょう。号数なんてどうでもいいのよ。美しく見えれば」

    この自信はどこから来るのか。
    間あいだにご主人である著者の弱々なツッコミが入り、
    名言を名言たらしめている。究極はやはり


    「努力には〝美〟がない」

    ただ、これがまた微妙なところなのだが
    この共感は彼女がその体型で言えばこそということもまた真なり。
    同じことをスラリとした美人が言うのではしゃれにもならない。
    女の総スカンをくらうことは間違いない。

    デブでも良い。
    女の共感は得がたい宝。
    キミよ、そのままで行け。

  • なんか痩せようと思わなくていい気がしてくるそんな本。 昭和39年生まれの「妻」の話なので、エピソードにジェネレーションギャップがある。同世代だったらもっと楽しめたと思う。

  • 体型に悩んでいたときに読んだが、悩みを吹き飛ばしてくれるほどに面白かった。なんて素敵な夫婦。
    夫婦の会話に、男性と女性の、物事の見方の違い(解決思考と共感重視)が浮き彫りになる。
    ダイエットのみならず、夫婦関係の折り合いの付け方も学べるエッセイ。

  • デブで怠惰なの奥さんのダイエットをサポートし続けた著者が、女性のダイエット信仰を面白おかしくルポしたエッセー。

    著者は、奥さんに敬語使ってるのは何でだろう? 奥さんはタメ口なのに。

  • 2017.08.21 朝活読書サロンで紹介を受ける

  • 図書館

  • なんだか微妙だなぁ…70点くらいのネタだなぁ…時折面白いんだけど…期待値が高すぎた。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。1961年、横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒。テレビ番組制作会社勤務を経て、作家に。開成高校野球部の奮闘を描いた近著『弱くても勝てます』がベストセラーに。
『ご先祖様はどちら様』で小林秀雄賞受賞。

「2015年 『損したくないニッポン人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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