- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101336121
感想・レビュー・書評
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会話のみでも小説は成立するんだと教えてくれた作品です。
言葉にできない心だけの会話が絶妙に描かれています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は、30編のショートストーリーを収める。色んなふたりが描かれている。
若い恋人達。熟年の夫婦。ギクシャクしているようだけど呼吸が合いつつあるふたり。摩擦や模索が続きそうなふたり。
平成8(96)年刊。 新刊文庫を平積みで見つけて買った記憶がある。四半世紀に及ぶ「積読」を経て読み始めた。
購入当時「恋愛」への憧れや希望を密かに胸に秘めていて、ちょっと青い気持ちで本書を手にしたと思う。 当時は“おとなのおねえさん”の恋愛に学びたい… という感じの気分もあったと思う。
その後月日が流れ、僕自身、いくつかの恋をして、結婚もした。そういうことを経て読み進めた今回の読書である。
“そういうときもあるよね” とか “あんなことがあったな…“ なんて感じで、振り返り気分で読んでしまう自分が居るのであった。
どうやら、僕はいつしか恋の季節のど真ん中をゆき過ぎてしまっていたらしい。
25年前に読んでいたら…、何かが違っていただろうか…。
恋に恋する季節に読むも良し。
遠い日の季節をふりかえるように読むのもまた良し。
なのである。 -
大人の恋は会話から始まる。そこに自分に対する好きの気持ちはあるのか?自分の好きはどこまで入れて相手に伝えたらいいんだろう?
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大学時代に読んだけど、オトナってこういうものかと、やけに印象に残ったという記憶してる。
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短い会話から恋愛の世界のイメージ
が広がって面白い。 -
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