29歳のクリスマス (新潮文庫 か 29-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (601ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101336145

感想・レビュー・書評

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  • 当時、ドラマを夢中になって見ていて、小説も買って、大切にしています。
    若かったし、時代も違って、典子、彩、賢のセリフが新鮮で、いちいち心に刺さりました。

    今では使い古されている

    自分を好きになる=幸せ

    という定義が、若かったぼくには、新たな発見でした。

    小説にない、ドラマのシーンで、彩が不倫相手に別れを告げる際に
    あなたは、ステージが変われば、そこにふさわしい女を選んでいく、橋が壊れたら、わたしは戻ってこれないもの(すみません、うろ覚えです汗)
    みたいなことを言ったのが妙に心に残っています。

    • まことさん
      タロさん♪

      「東京物語」も見た記憶はあるのですが、小津安次郎監督作品は、定評がありますが、私は苦手です。
      タロさん♪

      「東京物語」も見た記憶はあるのですが、小津安次郎監督作品は、定評がありますが、私は苦手です。
      2023/07/27
    • タロさん
      まことさん

      そうなんですね!
      人それぞれ、合う合わないありますもんねー
      ぼくも、伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」とか、東野圭吾さんの「秘密」...
      まことさん

      そうなんですね!
      人それぞれ、合う合わないありますもんねー
      ぼくも、伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」とか、東野圭吾さんの「秘密」とかで、ちょっと苦手意識が出てしまったんですが、でも「逆ソクラテス」とか「白夜行」とか、読んでみたいんですよねー

      でも、最近、読みたい本や漫画やドラマや映画や何やらがたくさんありすぎて、優先順位をつけるのが一苦労です汗
      2023/07/27
    • まことさん
      タロさん、おはようございます♪

      『逆ソクラテス』も『白夜行』も読みましたが面白かったですよ。
      よかったら読まれてみてください。

      ...
      タロさん、おはようございます♪

      『逆ソクラテス』も『白夜行』も読みましたが面白かったですよ。
      よかったら読まれてみてください。

      たくさん読みたい漫画やドラマや映画がたくさんあるのですね!
      楽しまれてください。
      2023/07/28
  • 典子、彩、賢
    皆、それぞれ思い悩みながら前を向いて一歩一歩進んで行く。
    そして、友人の大切さを思い知る。
    彼らは30歳代、40歳代と、これからどのようなクリスマスを迎えるのかな。

  • 2007年2月26日 読了。
    大ヒットトレンディドラマのノベライズ。

    ドラマは、山口智子が本当に良かった。

  • これは女性にとって、名作中の名作だよね。

  • ドラマは見たことがないのですが、面白かったです。
    毎回典子と彩と賢が、美味しいものを食べながら飲みながら、あーでもないこーでもないと愚痴ったり喧嘩したりするのですが、それが目の前に見えているようなんです。

    一生懸命やっている者が馬鹿にされて、深く考えずに要領よく人を踏みつけにできる人ばかりがいい目を見る。
    では、自分も踏めばいいではないかと思っても、やっぱり踏まれちゃうんだ。

    踏んで自分を嫌いになるよりは、踏まれる側でもプライドを持って生きたい。
    そんな3人にエールを送りながら、さくっと読みました。(550ページをほぼ1日で)

    最終的に、どう見てもハッピーエンドになったのはひとりだけなんですが、自分で選んだ生き方を、胸を張って生きて欲しいと残りのふたりに対して思いました。

    バブルがはじけた後のドラマなんですかね。
    主題歌をマライア・キャリーが歌っているがために、権利関係の問題があってビデオ化できなかったらしいです。

    退職した父親とふたりで過ごしながらちっとも幸せに見えない母親が、「女の幸せは結婚よ」と、働く娘にせっせと結婚話を持ってくる。
    できる女性部下を、徹底的に苛め抜く男性上司。
    若さを売りにして、先輩女性の働きを鼻で笑う女性社員。

    多分今でも、どこにでもある光景。
    男女平等なんて、学生時代までの話だから。

    でも今は、若い男性も、働きにくい時代なのかも。
    胸張って生きるために、言うべきことはちゃんと言おう。
    典子は元上司を殴ったぜ。←それがいいかどうかはさておいて

  • 大分前に放映していたトレンディドラマを小説化したもの。作者は脚本家でもある。調べたらドラマは今から18年前。でも何となく再放送とか見ていて、気になるドラマの一つだった。マライヤキャリーの主題歌も印象的。
    主人公は29歳の誕生日に10円ハゲが出来てしまい、彼氏にも振られ、仕事も左遷されてしまう、という何ともついてない女性・典子。そしてその親友の彩と、男友達の賢。簡単にまとめると、彼ら3人がひょんなことから共同生活を始め、そしてそれぞれの恋愛や仕事に四苦八苦し、人生に右往左往する話。
    今回のハワイ旅のお供で、機内でずっと読んでいた。いかにもドラマに出てきそうな男を弄ぶ悪女的な若い女性や、過去の栄光にしがみつく堕落していく男、地位、金もありルックル良しで自信家の男・・・など、劇中の人物たちはとてもわかりやすい。(そしてやはり古い感じ。)でもサクサク進む展開の早さや、会話のテンポ等は読んでいて飽きなかったし結構気持ち良かった。
    恋愛だけじゃなく、友情や、仕事にかける思いや、女性のプライド、両親への愛情等も結構丁寧に描かれているとこも良い。
    そして何よりも、今年私も「29歳のクリスマス」を迎える。信じがたい。
    それまでに、ドラマの方も見てみようと思う。

  • 読んだ。

    懐かしのトレンディドラマのノベライズ
    30歳になる前に一度読んでおきたかった一冊。

    ストーリーはTHEトレンディドラマ。
    以外なくらいドロッとした展開。
    主演が山口智子、松下由樹、柳葉敏郎なだけにけっこうガツっと
    したあたりが魅力の話の展開

  • 配架場所: 2F文庫書架
    資料ID:C0020797

  • 昔見たドラマを懐かしく思い出すストーリーでした。
    不器用だけど、自分の気持ちに正直に生きる3人。
    最後に、それぞれの幸せの形が見えて、共感できる部分もあり、
    10年以上前ならではの流れだったり。
    とにかく、サラッと読めて懐かしい。

  • 女性の強さを感じる作品です。女だからって甘えてるだけじゃ駄目なんだってゆうキモチになります。

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著者プロフィール

著書に
『恋時間』三笠書房
『職員室』日本文芸社
『変身願望』祥伝社
『恋愛会話』新潮社
『29歳のクリスマス 下』新潮社
『29歳のクリスマス 上』新潮社
『ない!』角川書店
『恋愛前夜』角川書店
『キス・フレンド』角川書店
『ジェラシー 恐怖を喚ぶ六人の女』角川書店
『殺人者K』双葉社
『恋愛映画』新潮社
『ルージュ 恐怖を運ぶ六人の女』角川書店
『世界で一番ロマンチックな海』角川書店
『恋愛前夜』角川書店
『Love(ラブ)』双葉社
『スローモーション』角川書店
『ハッピー・バースディ・トゥ・ユー』角川書店
『恋しても』角川書店
『夜も昼も』角川書店
『飛び出せ!青春』径書房
『恋愛ゲーム』角川書店
など

「1988年 『飛び出せ!青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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