きらきらひかる (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 15578
レビュー : 2187
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339115

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛小説とはちょっと違う

    2枚の診断書がある
    精神病ではない♀ エイズではない♂
    現代風に仕上げているのが話題になる原因か

    恋愛の形はいろいろあっていいのかもしれない

  • 危うく微妙なバランスの上に成り立つ笑子の愛。睦月の優しくない優しさ。なんかすごいな、っていう幼稚な感想。当時ただただ衝撃でした。

  • 実は江國香織さん、少しニガテな私。
    しかし、これは好き!

    • kuroayameさん
      私もこの独特物語の世界観が気に入った作品でした♪
      私もこの独特物語の世界観が気に入った作品でした♪
      2012/11/16
  • ただの恋愛小説なんかではなかった。神様のボートと立て続けに読んだけど、心情描写をあらわすための修飾がうまい。ぞっとした+(血が引き潮のように)とか。詳しくは知らんけど、叙述にもいろんな手法というか体系化されているもんなんだろうか。技法が確立されている世界なのか、はたまた個人のセンスに頼れてしまうものなのか。つまりは属人化されているのかいないのか。

    そもそも本当になんで笑子と睦月は結婚したんだろう。紺が越してきたあと本当にどうなってしまうんだろう。

    笑子が柿井さんに相談した件について紺が激怒して睦月を殴り倒した場面の「そんな風に相手を追い詰めるんなら、睦月は笑子ちゃんと結婚なんかするもんじゃなかったんだよ」は胸熱。

    そのあとの行動と全く結びつかんけど。紺はつまり何がしたいんだろう。3人で暮らしたいのか。けど夫婦としては立ててあげつつ。

  • 江國香織さんの文章は、ちょっとまどろっこしくて美しい。言葉のチョイスがオシャレだなぁーと思う。
    ワケあり夫婦の笑子と睦月の関係は本当に不思議でお互いに好きだけど燃えるような愛情の好きではない。睦月には紺という同性の恋人がいる。
    でも笑子は睦月のことが心から好きだっていうのが伝わるから、睦月の好きな紺のことも同じように好きなんだなと。笑子は繊細で素直でアル中だけどとっても奔放でかわいいなぁ。そんなちょぴっと痛い笑子を寛大な優しさで受け止める睦月も、やっぱり笑子のことは好きなんだよね。睦月は同性愛者なんじゃなくて紺だから好きって、たまたま好きなった紺が男だっただけっていうのもなんか素敵。
    こういう愛情があってもいいなと思う。

  • どこまでも繊細な恋愛小説。

    読んでいる時は、心の中に色々な感情が浮かぶ。
    睦月の優しさ、笑子の不器用な真っ直ぐさ、互いの想いや優しさゆえに相手を傷つけてしまうもどかしさ。

    私自身と重なるところもあって、睦月と笑子と紺の3人の関係は理解できるし、共感もする。
    共感するが故に、周囲の人々の、「優しさ」という名の悪意のない刃に傷つく彼らの心境が痛いほどわかって、苦しくもなる。

    それでも☆3なのは、いくつか理由がある。

    1つは、紺がどうしても好きになれなかったこと。
    もちろん主役は睦月と笑子だが、紺の存在なくしてはこの話は成立しない。その紺にどうしても気持ちが向かなかったというのは、やはり私にとっては致命的だった。

    もう1つは、こちらの方が大きいが、とにかく読んだ後に何も残らないのだ。
    言葉もストーリーもサラサラとしていて、飲む時はその味がわかるのに、喉を通過した後は後味を残さない、ミネラルウォーターのような感覚。

    この作者の作風ということもあるが、この1つ前に読んだのが「車輪の下」だったこともあってか、人物も、ストーリーも、言葉の一つ一つも、とにかくどうしようもなく軽く感じてしまった。
    この「軽さ」こそが魅力なのかも知れないが、私にとっては物足りなく感じた。

    http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-447.html

  • きらきら、と透明感のあるお話し。それぞれにお互いを思っていて温かい。笑子の純粋なわがままを、そのまま受け止める睦月がとても素敵。紺くんもよかったな。

    そうか、BLってこういう世界を描いているのかな・・

  • あまり長編は読まないが、この本は何度か読み返している。設定も奇妙で面白いが、登場人物の一人がアルコール中毒なのもあって、よくお酒が出てくる。このお酒が、また美味しそうな表現をされていて、舐めるようにしてお酒を飲む贅沢なシーンがとても好きだ。

  • 静かに痛い感じ。

  • 銀のライオン。

著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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