こうばしい日々 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4341
レビュー : 319
  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339122

感想・レビュー・書評

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  • あたしは表題のこうばしい日々より
    綿菓子のほうがすきだなぁ。
    ずっとずっと好きな人が
    おねぇちゃんの元彼で
    あえなくてもずっとずっと好きで
    そんなみのりがもう愛しい。
    最後なんてなんか苦しくなるくらい切なくて
    すっごいきもちわかるんだ。

    金色のコーヒー
    あたしものませてもらいたい***

  • 「綿菓子」のおばあちゃんや、「こうばしい日々」のミズ・カークブライドやパーネルさん、年配の女性が特に素敵でした

  • こうばしい日々
    綿菓子

    再読、な気がする。

  • 「こうばしい日々」のダイ、「綿菓子」のみのりの覚えたての恋が微笑ましい、って思っていたけど、恋をしたときの男と女に子どもも大人もないような気がしてきた。つまらないことでジルに意地を張るダイも、かよこに振られた次郎を慕うみのりもカラダこそ子どもだけれど、考えていることややっていることは大人と変わらない。娘が小さかったころ、オイラに叱られたことが気に入らなかったらしく彼女はしばらくオイラを無視した。こんなに小さいのに女かよ、ってびっくりしたのを覚えている。セックスを知らない幼いころから男女はドキドキワクワクするんだよね。そして年をとってもそれは変わらない。だから、この物語を読んで忘れかけていた純粋な気持ちを思い出した、なんて言いたくないな。ちょっと昔を思い出して懐かしんだけど・・・

  • この作品に出会ったのは大学への入学を間近に控えた時期
    江國香織さんの作品との最初の出会いでもありました。

    本作は「こうばしい日々」「綿菓子」のふたつからなる本。

    何とも言えない、温かさと周りを包んでくれそうなそんな感じの本です。
    こうばしい日は、アメリカ育ちの日本人大介、姉は日本が好き、母はアメリカナイズされていて・・・
    恋人のことも気になったり、思春期というか、多感な時期を大きな枠でとらえつつ、
    ほのぼの感を与えてくれる秀作



    この作品から、江國さんの作品を文庫でちょくちょく読むようになりました。。

  • 「こうばしい日々」と「綿菓子」の中編2作を収めています。

    「こうばしい日々」は、アメリカで生活しているダイという少年の物語です。少し意地っ張りな姉の麻由子や、ガールフレンドのジル、大学生のウィルといった人々に囲まれて暮らす彼の日常を、快活な少年の視点から描いています。

    「綿菓子」は、姉のボーイフレンドで大学生の次郎くんに憧れる、まもなく中学生になる少女の物語です。彼女の、少し背伸びをした恋心が、みずみずしい文章で綴られています。

    これまで読んだ著者の作品では、『きらきらひかる』や『ウエハースの椅子』といった若い女性の物語がとくに印象に残っていたので、本書に収録されているもっと若い少年と少女の物語は新鮮に感じられました。

  • 17/03/23 (21)
    女の子は男よりも鋭いな、一枚上手だなと思う。そんな小説。
    表題作よりも『綿菓子』のほうがすき。特に「絹子さんのこと」の章がすき。

    ・「ねえ、ダイ。一つのことを、はじめから知っている人もいるし、途中で気がつく人もいる。最後までわからない人もいるのよ」(P96ー97 こうばしい日々)

    ・「誰かをほんとに好きになったら、その人のしたこと、全部、許せてしまうものなのよ」(P132 綿菓子 ー 絹子さんのこと)

    ・「人はね、誰かに愛されたら、その愛に報いるだけの生き方をしなくちゃいけないのよ」(P133)

    ・「おばあちゃん」
     「なあに」
     「おばあちゃん、今でもおじいちゃんが好き?」
     「ええ、好きですよ」
     自信たっぷりに、おばあちゃんは言った。(P133ー134)

  • すごく身近に感じた小説 自分が実際そこにいて俯瞰している気持ちになる

  • 次郎くーん!!!

  • ウィルミントンの町に秋がきて、僕は11歳になった。映画も野球も好きだけど、一番気になるのはガールフレンドのジルのことなんだ…。アメリカ育ちの大介の日常を鮮やかに綴った代表作「こうばしい日々」。結婚した姉のかつてのボーイフレンドに恋するみのりの、甘く切ない恋物語「綿菓子」。大人が失くした純粋な心を教えてくれる、素敵なボーイズ&ガールズを描く中編二編

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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