つめたいよるに (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9785
レビュー : 987
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339139

感想・レビュー・書評

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  • 21篇の掌編が収録された短編集。
    かつて刊行された『温かなお皿』の作品も一緒に収録されている。

    前半『つめたいよるに』収録作品には筆者のデビュー作も含まれており、江國香織のいかにも女性らしい作風ではなく、シンプルでわかりやすい感じだったので、好印象だった。
    後半『温かなお皿』収録作品は、私の知る江國香織の作風に近いが、こちらにもやさしくあたたかな雰囲気は残っており、読みやすかった。
    おじいさんやおばあさんが出てくるお話がとても好き。

    江國香織の作品に苦手意識を持っている人でも読みやすい短編集なのではないかと思う。

  • デュークのあの感じが好きで、買った。デュークに勝る話はなかったけど、冷たく暖かい話が多くて好きです。

  • いちばんはじめのお話、デュークを読んでからずっとデュークを探している。

  • デューク が特にすき。
    草之丞の話 もよかったな。
    どれも短いお話だけれど、心に残る。
    あたたかくてやさしくて、少し切なくて少しさみしくて少しかなしいお話たち。

  • すぐに読めてしまうのに心に残る。すごいと思った。

  • 「つめたいよるに」と「温かなお皿」という短編集2作品を一冊にまとめた本です。

    「つめたいよるに」の方は、著者のデビュー作「桃子」や、飼い犬が死んでしまった後に主人公の身に起こった不思議な出来事を綴った「デューク」など、日常生活の中から一歩外へと踏み出してしまう幻想的な話がとくに心に残っています。ときおり、梨木果歩や恩田陸を思わせるような話もあって、作品ごとに著者が器用に文章を変えていることに、少し意外な印象を持ちました。

    「温かなお皿」は、日常生活の中に起こった少しコミカルな出来事を巧みにすくい上げたような話に、とくに目を引かれました。

  • 日常の、見過ごしてしまう様な一場面の中に、物語は、不思議なことは、散りばめられているのだ。

    きっと、全てが普通の出来事で、そして全てが特別な出来事で、そして物語なんだろうな。


    一つ一つ、大切にしないとなと思った作品でした。

  • 「藤島さんの来る日」が好きだったことをすごく覚えています

  • 読み終わった後に温かい気持ちになる本でした。
    ライトな感じで読めるのもこの本の魅力です。

  • 柔らかくてきれいな日本語、癒される。
    ねぎを刻む話が好き。なるほどそうやって泣けばいいのね。無性に刻みたくなった。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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