つめたいよるに (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.59
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本棚登録 : 9758
レビュー : 987
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339139

感想・レビュー・書評

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  • 「つめたいよるに」と「あたたかなお皿」の2冊をまとめた文庫。

    江國香織さん、ものすごく面白い!わりと短めの短編ばかりなのだけど、素敵なオチ、奇妙なオチが沢山で、どれも魅力的。

    有名な「デューク」も「草之丞のはなし」も奇妙なファンタジーですごく惹かれた。
    一番好きなのは「桃子」哀しく、清楚で、ちょっと怖いような恋のお話しは、これから朗読で中学生たちに読んでみたいなと激しく思った。

    まさかこんなに好きな雰囲気を書く方だったとは…こるからじゃんじゃん作品を読み漁ろうと思う。

  • おすすめされて読んでみたが、残念ながらどの話もつまらなく感じた。
    自分には良さが分からなかった。作家との相性が良くないのかもしれない。

  • 女性に人気の作家さん、評価の高い作品、という事で読んでみたが・・・
    私は、もしかしたら女性でないのかも?!と凹んでしまった(笑)。
    短編が苦手なこともあるのだろうが、心に引っかかる物がなかった。

  • 「つめていよるに」の初めの話「デューク」。気づいたら、全部を読み切っている。短編であっという間に読めてしまいますがそれだけではない、あのデュークの世界に引き込まれる感じがとてつもなくたまりません!! Y

  • 高校の時に教科書で読んだデュークが心に残ってる

  • 2017/1/23
    センター試験で出題されたデュークをはじめとする20の短編集からなる話を集めたもの。それぞれに起承転結があるが、最後の書評でも書かれている通り、全ての話を総括してまとめていくとテーマがあることに気がつく。幽霊や転生などというような現象を柔らかい言葉で決して大げさに語ることなく表現していく。
    特にデュークは死んでしまった犬が飼い主にお礼として1日だけ人間となって恩返しをしにくる話であるが、幽霊が現れた!みたいな驚きのある展開ではなく、話の流れの中でごく自然に組み込まれている感じがする。また、デューク以外の話にも共通するのだが、必ず話の中で主人公の好きなものがいろいろと登場する。食べ物だったりすることが多いが、それも作者の気持ちや心情を表現しているものであると捉えることができる。人の死や転生などの話も出てくるが物語の展開が自然すぎて何回か読まないとオチに気がつかなくなりそうである。

  • 不思議な感性を持ち、独特の視点から日常と隣り合わせにあるものを描いている。突飛な話もあるが、人の心を丁寧に扱っていると感じる。ただ、擬音語が目立つのが残念。

    2017.01.05

  • 江國香織の短編集は何冊も持ってるけど、定期的に読みたくなるのはやっぱりこれ。
    はじめて読んだときは、大人になって都会で暮らせば、彼女の小説に出てくるような、きらきらした暮らしができるのかなあと憧れたりしました。
    そんなことはなかったけど、大人になったらなったで、読み返すたびに共感できる部分が増えているのが楽しい。
    年の瀬に1年を振り返りながら、一緒に年を重ねたい本。

    ◎デューク
    ◎子供たちの晩餐
    ◎南ヶ原団地A号棟
    ◎ねぎを刻む
    ◎とくべつな早朝

  • なんぼでも ドロドロできそうな話を さら~~~と10ページに まとめてあるのには 感心。 これってよく考えたら怖いよね?と思うのが多かった

  • とにかく『デューク』が特に素敵な話であるっていうことに尽きる。冬になると思い出す。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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