つめたいよるに (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.62
  • (1061)
  • (1159)
  • (2549)
  • (159)
  • (31)
本棚登録 : 14076
感想 : 1164
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339139

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2021/12/12

  • 1.0

  • 愛犬が亡くなった時に、「デューク」を勧められて手にした本。
    号泣しながら読みました。

    本を読んで涙が出たのは初めてです。
    江國さんのことばづかいに引き込まれました。

    いまだに何度も読み返し、その度に涙します。
    出会えてよかった一冊

  • 江國さんの不思議な物語たちがじわじわしみわたりました

    「私の孤独は私だけのものだ、と思った。」
    私は私のままでいい、と安心させてくれる言葉です

  • 数駅の電車内や授業間の休み時間などにひとつずつ、ちょっとずつ読むのにとーーーっても適してます!こんな短いのに世界を楽しませてくれるなんて本当に天才、

  • 江國香織さんの小説では1番好き。長編もいいけれど、江國さんは短編がたまらないな、と勝手に思っている。たくさんお話が入っているから、読み手によって好みが分かれやすく、おしゃべりするとおもしろいかもしれない。私は「デューク」から入ったのでそれが1番好きだけれど、「桃子」や「草之丞の話」も捨てがたいな。何度でも読み返したい1冊。

  • 短編集、どれも結構短く読みやすかった
    不思議?不気味?な感じが漂うお話が多く、江國さんらしさを感じた
    王道の「デューク」と「ねぎを刻む」が好き
    恋人と家族がいたとしても唐突に孤独に苛まれる夜がわたしにもあるな、と

  • 近親者から収録作の「デューク」を薦めてもらい、読んでみました。静かに優しい短篇はどれも読んでいて心地よく、特に
    「スイート・ラバーズ」「南ヶ原団地A号棟」「ねぎを刻む」「冬の日、防衛庁にて」
    の4つが好きでした。

    どうしようもなく孤独だけど、友達も、すぐに会える恋人も家族もいるのに、一人でいたい。孤独だ。
    一人暮らしをしていた頃の私がまさしくこれで、自分だけじゃなかったのか、みんな、経験していることなのかもなあと思いました。
    当時を思い出してきゅっと切なくなりましたが、懐かしさもあって、収録作で一番心に残ったお話です。

  • 20240127

  • ごく短い短編ばかりの短編集。ひとつひとつが短いので読書のリハビリとかに向いてる。
    子ども、老人、男、とかがわりと記号的にしか描かれてないなと思った。若い女はある程度いろんなタイプの人が出てきたけど。
    まあ1回読んだらそれでいいかな、古本屋に持って行こう

全1164件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江國香織の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
あさの あつこ
江國 香織
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×