ホリー・ガーデン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.50
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本棚登録 : 6318
レビュー : 617
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339146

感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容】
    果歩と静枝は高校までずっと同じ女子校だった。

    ふと気づくといつも一緒だった。

    お互いを知りすぎてもいた。

    30歳目前のいまでも、二人の友情に変わりはない。

    傷が癒えない果歩の失恋に静枝は心を痛め、静枝の不倫に果歩はどこか釈然としない。

    まるで自分のことのように。

    果歩を無邪気に慕う中野くんも輪に加わり、二人の関係にも緩やかな変化が兆しはじめる…。

    心洗われる長編小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    不倫の傷が癒えない果歩と、現在不倫中の静枝。

    気心の知れた幼なじみが恋愛に苦しんでいる時や、のめり込みすぎている時、どう接したらいいかは悩むところだけど…。

    本書の二人の場合は、踏み込んだ言い争いもするが、その距離感の取り方は参考になりそう。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 140806*読了

  • 中野クンがすごくいい。

  • 再読。
    この本に出てくる誰にも共感出来ない、でもわかるような気もする不思議な感じのする本。
    私には幼い頃から大人になった今まで仲良くしている女友達もいないので、その関係性も共感出来ないのだけど、これもまたわからないでもないような。

    中野くんと果歩の、鍵のやり取りが良かった。
    中野くんが一番良かった。女性側が考える、保健室系男子って感じで。

  • 10年ぶりくらいに読んだ江國さんの作品。
    女流作家さんの中では断トツで人気の江國さんですが、わたしはこの女女した文章がどうにも苦手でもう読むことはないだろうなーと思っていました。
    同僚さんがたまたま貸してくださって読んだんですが、やっぱりあまり好きではないかなー・・・。
    無駄なことが多いっていうのは嫌いじゃないです。
    でも無駄なことが多くて、ここは掘り下げてくれないの?と思ってしまったり。
    そんな雰囲気を楽しむ内容だったとは思うんですが、うーん・・・さらっとしすぎというか。
    あと静江があまり好きじゃなく・・・。
    中野も女が書く男の子って感じがするのが逆に好感度が下がってしまって。
    やっぱりあまり合わないのかなーと思いました。
    でも、一つの章が短く区切ってあったのは読みやすかったです。

  • 2013年3月3日読了。
    「江國香織は、圧倒的に、ホリー・ガーデン(がいい)」とおススメされたことはきっとずっと忘れなかろう。

  • 何回も何回も読み続けている本。通しではなく途中からでも読めます。

  • 誰に感情移入するでもなく、誰の味方もできない、そんな作品でした。
    登場人物のそれぞれに何度も「それってどうなの?」と思ってしまう、けれど彼らは当たり前のようにそれが幸せであり日常であるわけで。
    読んでいて妙に悲しくなります。

  • 2回目、読了。
    実は1回目はあまり好きではなくて何の印象も残ってなかったのだけれど、もう1度読み返したら前よりは好きになりました。
    静枝と果歩の関係がリアルすぎて、読んでて痛々しかったのです。 いつまで昔の恋をひきずってるの、っていう。
    私も今の恋がなんらかの形で終わってしまったら果歩のように何年も引きずるんじゃないかと思うと怖いと同時にありなんだな、と少し安心した……ようなしないような。
    とにかく1回目より読んでいて違和感とか疎外感とか感じませんでした。
    最後の中野が鍵を返すところの、二人のやりとりが好きです。

  • 女を傷つけられるのは女だという記述には思わずどきり。
    確かに、どんなに酷い男でも、本当に女を「傷つける」ことは出来ないのかもしれない。しかし、女は女をいとも簡単に傷つけることができる。深いところを簡単に抉ってしまう。そんなものかも。
    江國さんは男と女の関係を書くよりも女同士を描くほうが絶対向いている、と確信できた作品。

  • ふーんってかんじだった。期待しすぎたかな、、

  • 少女漫画の絵柄が凄い頭に浮かぶ。果歩と静枝の二項対立が抜群。全体を通して、水が底までじっくり浸透するように、キャラがわかってくる書き方は凄いと思った。

  • 再読。読めば読むほど感想がいい方向に変わっていく本。1冊の本を通して劇的に変化したものはこれと言ってないし、確信的なものには結局触れずふわふわと煙に巻かれているのに、読後感がモヤモヤしないのは江國さんだからだとおもった。
    過去を異常なまでに引きずり不規則に生きる果歩と、どこまでも規則的なのに恋愛はイレギュラーな静枝。対象的のようでどちらも同じように感じた。
    個人的には中野のひたむきな愛が好きでした。最初は常識人なのかなぁと思っていたけれど、果歩が誰と寝ても気にしないのに津久井との写真には異常に固執したり、彼もまたイレギュラーな人間だなぁと物語が進むに連れ一番印象が変わった人物でした。

  • うーん、あるある、な女友達ならではのたわいも無いやりとり。
    その繰り返し、そこからたまに生まれるちょっとした進展みたいなものをうまくストーリーにしたものだなあって思った。

    男と女は分かり合えない、とかそういうステレオタイプあまり好きではないけれど、これきっと男の人には分からないだろうなあ、と思わされる場面のオンパレードでした。


    でもわたしにも分からない場面、結構あったけど

  • 中学生のときに誕生日プレゼントにもらった1冊で、数年ぶりの再読。覚えてたのは果歩のカップのことと中野の歯磨きのことだけだった。

    犬みたいに忠実な中野が愛しかった。果歩が早く気持ちに応えてくれたらいいのにと思ってた。でも果歩みたいな女性もけっこう好き。

    果歩の独り言の引用元も気になる。

  • 2013/11/12

  • 教育福祉学科 1年 ちかげさん

    誰もが経験してるであろう、
    日常に感じるどうしようもない孤独感、
    もやもやとした感情、
    そういった自分だけだと思っていた感情を
    なんの変哲もない日常にのせて描いている。

    遠いがどこか親近感のわく一冊です。


    資料ID: C0020358
    配架場所: 本館2F文庫書架

  • 余分なものほど美しい時間はない。

  • 秋にぴったり。。

    ゆるゆると感じ入る。

    無駄なものに思い巡らせ、心震わせるからいいんだな、小説は。

  • 時間を置いてもう一度読みたい。

  • 高校生までずっと一緒だった女の子、果歩と静枝の2人のお話。ずっと一緒だけど見た目や考えは全然違う。果歩が「いい」と思うことは静枝は「だめ」だし、静枝が「いい」と思うことは果歩は「だめ」だし。2人が心の中で思うことが絶妙にズレているからおかしくって面白い。だけどお互いがお互いをそれぞれの思いや考え方で心配し合う。私にはそんな幼なじみが一人もいないから2人が羨ましい。

  • 江國は若干読みにくい。

  • 学生時代に読んで今も好きな本。フィクションだけれど人の徒然なは日々を読むことの楽しさ。ゆっくりと読み返したい。

  • すごく単調で淡々としていて、いつもさらっと読めてしまう江国さんなのに、今回はなんだか少し忍耐と格闘する感じになってしまった。

    それでいてなんだけど、不倫という恋愛と割り切りの形だったり、誰かを自分の人生にやがて再度受け入れることだったり、昔の恋人とのかかわりあい方だったり、女性のいろんなステージをちゃんと描いていると思う。

    あまりにも日常に近づいているがゆえに、逆に物語性がなく感じられたのかもしれない。

  • 最初に読んだときはあまり・・・と思っていたこの不思議な世界観が、再読で好きだと思うようになった。なんだかフワフワしている。

  • 江國さんの作品にしては、好きになれない
    登場人物の誰にも魅力を感じないからか?
    他の女性恋愛小説家が書くような設定がダメなのか?
    日常の描写に好感の持てる奇妙さがないからか?

    これといった山場がないのは毎度のことだけど、だからこそ日常の雰囲気を味わいたい
    なのに、そこに良さがあまり感じられないので残念

    視点がころころ変わるのもかえって逆効果になっている気がする

  •  再読。

  • 女の子の友達あるある

  • 悪くはないんですけれども、よくもないというか…あんまし印象に残らない話でしたね。著者自身がそのような物語を書きたかったみたいだから、まあ、いいんですけれども…丸々一冊、特に意味のないエピソードが散りばめられていました! って感じですかね…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、元々江國氏の作品ってあんまし筋がない話が多かったんですけれども、今作は長編なのでして、長編で筋のない話を延々とやられると少々退屈するな、とは思いました。

    なんか健気なまでに主人公の女子を追いかけるメンズがご登場されましたけれども、なんというか、読み手の僕までもが健気すぎ! ってか馬鹿?? と思うほど、主人公の女子にまとわりついてて少々哀れ…相手にされてないのに…と思いましたけれども、当人が幸せそうなのでまあ、いいかな、と思いました。 ってこれどんな感想じゃ?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 綺麗な話。読んだあとすごく心が洗われた感じがする。非常識を非常識に感じさせない果歩の人物像がすごいなぁと思った。そしてこの本を読んだ女性なら誰しも中野を好きになってしまうんじゃないかなぁ。裏切らない美しい小説。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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